今夜は、ドキュメント018「偉い人」です。
はじまりは、白片タケシさんのライブ前に、遡ります。
この日は「足立の花火大会」が開催される為に
午後を過ぎたくらいから、駅前は混雑しはじめた。
良子ママも早めに入店。
誘導員の拡声器と交通規制と人込みをかき分けて
ポールさんがご来店。ハワイのお土産に話が弾む。
その後、遅れてSanaeさんがご来店されたのですが、
感謝しかないよ。
だってさ。入り口に辿り着いた時のその表情が、
家からワイハまでの残酷極まりない行程を物語っていた。
ドキュメントのようです。
荒川河川敷付近の国道及び千住新橋の鉄壁な交通規制の
真っ只中を自転車（電動なので重いのよ～。）を押して
歩いている姿…。頭上には、時々雷鳴。蒸し暑い川の上。
千住地域に辿り着けば、店の前まで自転車で来られる。
しかし、この日は「足立の花火」大会。
歩行者の安全を守るためなのか？北千住駅へ迂回させられ
その自転車を駅ビル丸井に駐輪して、駅から店までまるで
牛歩のように歩いて来たという訳だ。
あまつさえ！Sanaeさん！
疲れ果てた表情で店内の椅子に腰を掛けるやイナヤや。
「ミホちゃ～ん。これ～。」と、
真っ先に、差し入れをテーブルの上に投げ出した。
もう！泣き虫ちゃんなんて言わせないぞ！偉い！偉すぎる！
そして、何事もなくハワイアンを楽しみ。時は過ぎてゆく。
今宵の演奏も終わり、雨が弱くなったタイミングで、
タケシ師匠とポールさんは、一緒に仲良く店を出た。
その時は、Sanaeさんは、まだワイハの店内にいる。
轟く雷鳴！無慈悲な豪雨！災害級の湿度！のトリプルで、
「どうしよう～。自転車。駅ビルに止めてある。」
何かに気がつくSanaeさん。
「あっ！そうだ！ビニール袋を持っ来てある。」
ウクレレを背負い、その上からビニールを羽織る。
「大切なウクレレ。これなら濡れないよね。」
とSanaeさんに言われたが、僕は、それじゃだめだと思った。
未使用のレインコートがあるので、美穂さんに手渡す。
手際よくSanaeさんを包み込む白いレインコート。
フードを被って、完全武装で、覚悟を決めて、
アーケードまでGO！
今夜のドキュメント018「偉い人」は、Sanaeさんに決定！
本日のお話しに登場された方々は、皆さんご本人様です。
因みに2024年の「足立の花火」は、開始の20分前に
雷雨のため中止になりました。
