3月20日(水)。そう、昨日のことです。
橋の下で、彼女と妹と待ち合わせをして、
川の向こうのお寺さんに行ってきました。
江北橋を歩いて、荒川放水路を渡っている。
「3人で、この橋を歩いて渡る」のは、
はじめてなのかと、不思議な気持ちになる。
こういう散歩のようなお墓参りも悪くない。
必ず雨が降ることは、分かっているのに
誰も傘を持っていないなんて、おかしいよね。
雨が降る前には、なんとかお寺に着きました。
お墓を洗って、お花を供えて、湯吞を洗って、
お線香に火を点けている時、石畳に、ぽつぽつと
天空から雨のしずくが、音もなく降ってきました。
本降りになる前に、境内の東屋に逃げ込みました。
雨に霞む春分の日の午後の景色を見つめている。
予報では、後数十分で、雨は通り過ぎるとのこと。
雨が止んだようなので、お寺を出ました。
雨上がりの帰り道。荒川の土手の階段をのぼっている。
緑の土手の上から、河川敷と川面を眺めていると、
対岸の向こうの方に、給水塔を見つけました。
午後を過ぎた空は、どんより雲と青空が広がっている。
「天使の梯子」だよと。妹がゆびをさして教えてくれた。
橋を渡れば、自分の陣地に戻れるような安心感からなのか
また、雨が降ることを分かっているのに、ちょっと遠回り。
気がつくと、知らない間に、こんなにも、たくさんの
桜の木が植樹されていた。まだ咲いていない桜の木が
帯のように並んでいる。その下を散策している。
桜を愛する方々の寄付金は、ありがたいものだ。
桜の木の下には、オーナーのプレートがあった。
名残り惜しいけれど。ここに、ずっと居たいけれど
空模様が、あやしくなってきたから帰りましょう。
在りし日の『荒川堤の五色桜』に思いを馳せて、
江北橋を歩いて渡る。風が強くなってきた橋の上。
次に来る時は、五色の雲がたなびくような桜並木を
眺めてみたいな。きっと、美しいんだろうなぁ。
桜が咲い頃に、また三人でこの橋を歩いて渡ろう
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