ユダヤ教と神道 | 主は私の羊飼い

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アブラハム、イサク、ヤコブの神、神の子キリストを信じる信仰とは。
無農薬、無化学肥料、
ほとんど不耕起、
自然栽培で作った野菜、果物で
健康を維持する。
統合失調症と診断された娘との暮らし。

シャローム! 安息日をありがとうございます。

 

今朝はお日様いっぱい浴びられて嬉しいです。

 

礼拝では、Ⅰ歴代誌28章を朗読しました。

 

ダビデがイスラエルのすべての勇士をエルサレムに召集して語った場面です。

 

「今、主の集会、全イスラエルの前で、私たちの神が聞いてくださるこの所で、あなたがたは、あなたがたの神、主の命令をことごとく守り、求めなさい。それは、あなたがたがこの良い地を所有し、あなたがたの後、とこしえまでもあなたがたの子たちにゆずりとして与えるためである。」8節

 

ダビデはトラーに基づいて神との契約を改めて有志たちに伝えています。

 

さて、依然として今に至るまで、神様が約束してくださった地はイスラエル(という国)のものにはなっていません。

 

私が、ある方のブログから知った情報では、「イスラエルのスモトリッチ財務相は22日夜、イスラエルが占領するヨルダン川西岸でユダヤ人入植地に3344軒の住宅を新たに建設すると発表した。西岸の入植地付近で22日に起きた銃撃事件でイスラエル人12人が死傷したことを受けての措置だという。」とありました。

 

22日に事件が起きて、もうその日に3344軒の住宅を建設する、と決められるものなんでしょうか?もうとっくに決めてたよね?と思いますし、だいたい銃撃されたから建てちゃうよっていうのもおかしいです。

 

今のイスラエルという国では、神を敬っているふりをして、まったく神の教えに従っていないのです。それは、イスラエルだけではないですけど。

 

さて、タイトルの内容に入ります。

 

以前紹介した本『ユダヤと日本 謎の古代史』から少し引用して考察したいと思います。

 

クリスチャンの中には、日ユ同祖人説が陰謀論だと批難する方もいます。でも、なんで陰謀と決めつけられるのでしょうか?この本で紹介している内容もすべてが真実かどうかはだれもわからないことです。ただ、過去に数名の証人がこう言ってたよ、ということで、頭の隅に置いておけばいいかと思います。

 

以下【 】内、はしょりながら引用

 

【神道研究者 藤沢博士は、古代ユダヤ人が迫害にあったとき、ユダヤ人たちは自分たちの民族の正当性と清浄さと独立性を保つために、その土地を離れてはるばる日本を訪れ、そこに定着したと信じた。また、日本の三種の神器は。すべて古代ユダヤの宗教と関係があると信じた。草薙の剣は、アーロンの持っていた杖であり、まが玉は、ユダヤ民族が砂漠で神からもらったマナを入れる容器に相当するもの、八咫鏡は、神の十戒を書いた石の板がそれに相当すると考えた。また、鏡のうしろに3個のヘブライ語の文字が書かれていて、それは旧約聖書の「わたしはあってあるもの」または「わたしは永遠なるもの」という神自身の名前が書きつけられていると信じた。】

 

ここで少し三笠宮崇仁(たかひと)親王のことについて『ミルトス』2023 8月号からも引用して書きます。

 

【1945年8月、日本陸軍参謀として終戦を迎えられた宮様は、大陸における体験から、旧約聖書とヘブライ史の研究を学ぶ必要性を痛感され、2年後の47年、意を決し、大学の研究生となって本格的にヘブライ語と旧約聖書の研究を開始された。】

 

宮様は、どういう体験からそのように痛感されたのか興味深いです。大陸で数人のユダヤ人に会ったと考えられます。そして、日本人として絶対に知っておきたいことが、旧約聖書にはある、と確信されたのではないでしょうか。

 

【過越しの祭の晩餐が広尾にある日本ユダヤ文化センターで行われ、三笠宮様とトケイヤー氏が交流した。宮様は、古代ユダヤの歴史について非常に深い造詣を持ち、その時も非常に簡単に旧約聖書の詩編をヘブライ語ですらすらと流ちょうに読み始められた。正確な発音であった。ヘブライ語での会話もできていた。トケイヤー氏とは常にヘブライ語で話された。トケイヤー氏は、八咫鏡の裏を見たことがあるか聞いてみたが、見たことはないし、見ることも許されてないし、兄である天皇陛下も実際に見たことはないということであった。八咫鏡は、遷宮式のとき、運ぶ人は後ろ向きになってその箱を持つ。箱は船の形をしていて〈御船代〉と呼ばれる。神器は船によって遠くから運ばれてきたという意味かもしれない。】

 

鏡の裏さえ見られたらすべてはっきりするでしょうに。

 

【アシュケナージ系ユダヤ人サミュエル・アブラハム・グリンバーグは、失われた十部族は、シルクロードを経てアジアに至り、日本人の祖先になったと信じている。彼は、神道という言葉自身ヘブライ語の起源から由来するという。「神道」とは古代ヘブライ語の「種族」という意味だと説明する。そのヘブライ語は「シフト」であるという。彼も十部族のうちのガド族が日本にたどり着いたと考える。佐伯好郎教授(景教の研究者)は「ミカド」は「ミ・ガド」であり、「ミ」は「~から」という意味で英語で言えばfromである。つまり、ガド族の子孫ということになる。】

 

確かに「しんとう」と発音することが不思議でした。

 

【ヘブライ語や古代アラブ語において「あなた」ということばは「アンタ」と発音する。これは日本語においては「あなた」というし、ある方言では「あんた」とも発音する。】

 

私の母は4人の子どもたちに向かってときどき名前ではなく、「あんた」と呼びました。子どもながらに、「あんた」ではぶっきらぼうだから「あなた」にしてほしいと思ったものでした。

 

【現代ヘブライ語の「ハ」ということばはドイツ語のCHの発音に似ている。(ハとフの間)しかし、古代ユダヤのことばにおいては、三種類の異なった「ハ」の発音が存在していた。】

 

申命記をヘブライ語で音読していても、よく「ハ」がことばの前についたり、後ろについたりします。

私が茨城に来て、ずっと不思議に思っていたのが、この「ハ」です。お父さんたちの会話の中に良く「ハ」が出てくるのです。和田あきこの歌のように。

 

【日本の神社は、釘を使わないで造られる。これと同様に、ユダヤの移動可能な神殿タベルナクル(天幕)もまた、一本の釘も使われていない。伊勢の大神宮が20年ごとに解体され、新しく造り直されるという昔からのしきたりは、砂漠の中を移動した神殿が解体され、また組み立てられる関係を暗示しているようだ。】

 

以前、テレビで、釘を用いない技法は中国から伝わったと言っていました。漢字も着物も野菜なども多くが中国から伝わったものです。だから、多くのユダヤ人団体がいきなり日本に渡って来たわけじゃなくて、シルクロードを渡りながら、コミュニティができ、大陸のあちこちにユダヤ人の町ができ、またそこから出て、日本にたどり着いたユダヤ人集団がいたのではないかと考えられます。だいたい、大陸を一気に日本に向かって渡ってこれるわけがないのですから。

実際、日本だけでなく、中国、インド、東南アジアでもユダヤの文化に似た風習があったり、ヘブライ語に似たことばは使われているそうです。

だから、三笠宮様も戦時中に、なんらかのユダヤ的な文化、ことばを使う人と出会って、それが日本の文化、ことばと似ていると気づかれたのではないでしょうか。それを調べるにはまず聖書からだ、と。

 

「あなたの神、主に立ち返り、きょう、私があなたがたに命じるとおりに、あなたも、あなたの子どもたちも、心を尽くし、精神を尽くして御声に聞き従うなら、あなたの神、主は、あなたを捕らわれの身から帰らせ、あなたをあわれみ、あなたの神、主がそこへ散らしたすべての国々の中から、あなたを再び、集める。」申命記30章2,3節

 

今朝の礼拝でヨハネの黙示録21章も朗読しました。

 

「見よ。神の幕屋が人とともにある。神は彼らとともに住み、彼らはその民となる。また、神御自身が彼らとともにおられて、彼らの目の涙をすっかりぬぐい取ってくださる。もはや死もなく、哀しみ、叫び、苦しみもない。なぜなら、以前のものが、もはや過ぎ去ったからである。」3,4節

 

もうじき、じゃがいもを植えます。2階で芽出し中。