春の休日 | 和太鼓奏者!篠笛奏者!邦楽器アーティスト”友永綾美”ブログ

和太鼓奏者!篠笛奏者!邦楽器アーティスト”友永綾美”ブログ

女性篠笛奏者、女性和太鼓奏者として全国で活動を続け、作曲・作詞・プロデュース・舞台構成や演出も手掛ける、名古屋出身のアーティストです。

先日、朝から親子で豊橋へ向かった。

ご飯を食べるため…。

…と言うと優雅な様な贅沢な様な響きだが…。




実はこの1~2年で貯まった航空会社のマイルを交換したクーポンが、

そろそろ期限切れだったのだ。

クーポンが使える系列のホテルが豊橋なのである。
なぜ名古屋に無いんだろう…( -_-)
名古屋に在れば、母にでもプレゼントできたのに。


ということで、そのホテルで昼と夜に分け、クーポンを使い切ることにした。





昼食後、時間潰しにMINAの希望により、伊良湖へ。

何でもネットで下調べした『願いのかなう鍵』を見たかったそうだ。

道の駅(フェリー乗り場)に車を停め、目についた海岸の歩道を歩く。
延々歩くと、突如灯台が見える。
無機質で真っ白で、頑丈な鉄の扉にたくさんの鍵。
水嫌いの上、その灯台の威圧感に『気持ち悪い~!恐いぃぃ!』
とMINAは大はしゃぎ?しながら、

いつもながら賑やかな二人が辿り着いたのは浜辺『恋路が浜』。

ここに例の鍵があるそうで、その鍵はフェンスに掛かってるそうで…。
しかし、浜辺の隅々を見渡してもフェンスらしき物はなく、
とりあえず浜辺から歩道へ戻ろうと砂場と格闘しながら道へ這い上がる。

(灯台の傍に、山を上る階段があり、そもそもそこを上れば砂場に填まる事無く

歩道を歩き続けることができ、
ついでに万葉歌碑も拝見できたらしいが、
虫嫌いな二人が、木や葉っぱの間を歩いて行こうと思うはずが無く、

階段ルートを速攻で却下したのが足場を無くした原因)


ようやく歩道へ戻るとそこは駐車場とお店等があり、

恋路が浜や灯台ルートの案内がご丁寧に書いてある。
どうやら、こっちが出発点だったらしい…。

しかも!MINAが見つけてしまったフェンスと鍵…。
それは、まるでどこかの公園で花や植木を囲むように、

小さな花壇?を囲んである。
浜辺のどこかに連なるフェンス…

なかなか辿り着けなさそうな神秘的風景?を想像していたであろうMINAは、
さぞかしショックだったらしい。

とはいえ、願いの叶う鍵の案内を読んでみると、


この浜を歌った有名な島崎藤村の『椰子の実』の再現を、と
昭和63年から、椰子の実にメッセージを刻んだプレートを入れて投流、
14年目にして椰子の実が恋路が浜に戻ってきたという事から、

この浜に願いが叶う鍵を掛ける場所を設置したそうだ。
(興味のある方は画像をクリックすると案内板の文字が見えます)

何だか私たちも願いを残してみたくなった。

そこでこのキーホルダー!



これは一昨年のコンサートを観にきたkuniさんに公演後いただいた、

手作り桶胴キーホルダー。
(kuniさんのサイトで手に入ります)

いつも持ち歩いていた為、桶の締め緒が擦り切れ、バチと革のみになり、
そろそろ外さなければと諦めていたのだ。

まるでこの桶キーホルダーの最高の行き場に導かれたかと思うくらい…
きっとキーホルダーがまだ新しければここへ置いていかないだろうし、
使えなくなったけど捨てたくはない太鼓のキーホルダーでなければ

願いを書こうとは思わなかっただろう。

それぞれの面に一人づつ願いを書き、フェンスにとりつける。





手を合わせ願掛けしながら、案内板の最後の文が頭をよぎる。






『フェンス及び鍵が腐食した場合は

管理者によって

撤去する場合がありますので、

御了承ください』・・・・・・