「PERFECT DAYS」 | 森の時計

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深緑の森からちいさなできごとを。。。

先週、映画「PERFECT DAYS」を観ました。

 

判で押したような一日の始まり。

判で押したような一日の終わり。

行く先々で起こる出来事に揺らされたココロを

その判で押したような

「いつも通り」

でリセットする。

主人公の平山は、自分の整え方を知っている人。

 

「お人よし」とは違う、他人との関わり方。

自分も含め、馬鹿で愚かでみっともない

人間とういきものを

諦めの匂いも漂わせつつ

まるっと認めてるんだろうなぁ。

 

「人生」かぁ。。。

地球で人間がやるべきことは

こんな風に「自分の人生」を生きることなんだろう。

平山のように生きるには

何をどうすれば良いだろう、と

考えていたり。

 

もう一回観ても良いかも。

今度は映画の中に没入したい。

 

こっからネタバレです。

 

 

 

よろしいですか~?

 

 

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「家出するならおじさんとこって決めてた。」

と、姪のニコがやって来ます。

そのニコを、運転手付きの高級車で

迎えに来た平山の妹。

 

「お父さん、もう色々わからなくなっちゃったけど

 ホームに会いに行ってあげて。

 もう昔みたいなことは無いから。」

と言う妹に

いったいどれほどのトラウマがあるのかと

思うような苦渋の表情で

俯いて強い意志を持って首を横に振る平山。

 

そして別れ際、妹を抱きしめます。

およそ普段の暮らしぶりからは

そんなことする人には見えないけど

小さい頃から、そんな風に

大切な妹を抱きしめて来たんだろうかと

思わせる空気感。

 

「人生」か。。。。。。。。