貨幣商組合鑑定員さまへ | 和同開珎ー皇朝銭専科のブログ

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コイン商、オークション、、様々なところより35種、61点の 「 本物 」 といわれていたもの、、、、または見た目は全く問題のなさそうな古銀を仕入れ検証をしてみました


結果は・・・・・


61点のうち 本物?(時代、製法一致品)はわずかに16点    26.2%だけが矛盾点の無いものであることがわかりました


またその16点のうち4点については銭文形状や仕上げに若干の違和感が残るもので仮にコイツがNGであったとすると 本物に当たる確立は 20%にも満たないことに・・・・

10点中8点は贋作ということになります


贋作の中には 3点 貴組合の立派な鑑定書がついたものが、組合の鑑定と重複するものもあるものの21点にはそれぞれの加盟店が独自に発行した保証書や鑑定書がついているものも含まれますので市場にあります古銀類がいかにひどい状況であるかは想像がつくかと思います


次回発表いたしますが古金類はさらに酷い結果でした


贋作の多くの場合は電解精錬材が使用されています

電解精錬法の発明は 1869年のこと・・・

つまりどんなに上等な見た目であってもわずかにでもこの電解精錬材が混入していた場合そのコインが製作されたのは 1869年以降であることは間違いが無いのです


電解精錬材も当方では明治初期の第一期精錬材、、 明治中期~昭和初期の第二期、、、  昭和も戦後以降の第二期以降、、、 の3つのグループとして判別が可能ですので仮に 明治期の銀貨でありましても第二期以降の精錬材が使用されていた場合100%贋作であるということがわかります



多くの古金銀類で打刻や鑢目というものがございます

写真は一分銀の側面刻印です

本来打刻によるものですが、写真のものは鋳造によるものであることがわかります

金属顕微鏡で見てみますとさらに明瞭に鋳造鍛造による差がはっきりとします

こちらも同じく打刻印部

やはり完全な鋳造特徴が出ています

当然打刻による金属構造の潰れ構造は全く存在しませんでした



精製年代と製造年代の間に矛盾は無いか?

基本製法(鋳造、鍛造など)矛盾は無いか

加工手順は正しいか

手打ち品か機械打ち品か?またその打圧は?

酸化皮膜の結晶構造は

薬剤加熱処理などのタイミングや方法は?

etc...etc....


当方では X線分析マシンをはじめ各種特殊顕微鏡類 最新デジタル機器、果ては X線によります透過観察装置や電子顕微鏡まで駆使してどんなに些細なことでも疑問が無いものだけを取り扱っているんですよ



全体の雰囲気や形状、重量サイズ、全体品位なども確かに大切なことはわかりますが、現代の技術をもってすればその程度のことはアルバイトのマシンオペレーターでも再現は可能でしょう

鑑定って、こういうことだと思うのですが・・・

貨幣商組合の皆さん

反論、ご意見などございましたらいつでも承りますよ

コソコソと卑劣なことをしていないで堂々と勝負しませんか?

裁判?おおいに結構!!望むところです

脅しているつもりなのでしょうがこちらは痛くもかゆくもございません

むしろ良い宣伝になりますのでぜひぜひお願いしたいと常々思っていたことですので是非ぜひ鑑定の信憑性について訴えを起こしてください

完膚なきまでに返り討ちにしてあげますよ


どれだけわめき散らそうが、何年コイン商を営まれていようが、お宅の販売品 がニセモノであることには変わりありません


もし当方の鑑定書記載の内容につき一部でも反論できるのならしてみてくださいな

駄目な物はダメ?

 はぁ? 

幼稚園児か?って反論で怒りもなくただただ呆れてしまいました

   

具体的にどのようにダメかも説明できないくせによくも恥ずかしくも無くコイン商などを営んでいられますね(笑)

お宅の扱ってます品物・・・・本当にひどいですよ~



まだまだこのご時勢においても組合の鑑定が絶対と信じている方が大多数なんですよ・・・

そうしたお客様たちをお宅等組合は欺いているんですよ・・・

騙されているお客さん、、、可愛そうでなりません

そういったお客様たちのためにもぜひともどちらの判断が正しいのかはっきりさせましょうよ!