某組合では真正とされていましたもの。。
当方でNG判定をさせていただきました
所見書と共に鑑定ご依頼のお客様に返送、、その後お客様が購入店に返品に行ったようです
早速販売の加盟店から問い合わせが
納得がゆかないのもわかりますがニセモノは贋物
当方の判断には根拠があります
まず地金には海外材が多く使われており皇朝銭期の銅銭の特徴ではありません
次に銅や鉛などの溶出が全く無く埋蔵期間が無かったということがわかります
自然に発錆したものではなく緑青を膠などで練ったものを塗り込みおまけに酸化促進剤のようなものを使って人為的に着錆加工されたものでした
銭文詳細サイズは皇朝銭の場合個体差によりかなりの幅はございますが詳細精査の結果もともとの種銭が著しい劣化をしていたものが使用されておることがわかりましたことから本物などから型をとられた写し銭であることもわかりました
他にも鋳型の差、鋳造法が遠心分離式鋳造である点などあらゆる部分で贋作を示す材料が発見されました
いずれも貨幣商組合あたりのレベルでは判別は出来るはずも無く鑑定間違いは仕方ないことなのかもしれないが、鑑定!という以上、もう少し責任が持てる証明書を発行するべきだと思う
↓180倍という非常に低倍率であっても錆や金属構造に不自然な点がくっきりと観察が出来ます
↓ さらに拡大してみると各所に人為的な加工の痕跡がくっきりと残っています