延喜通寳 分類不能(中字 潤縁?) 鉛銭 | 和同開珎ー皇朝銭専科のブログ

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★延喜通宝 鉛銭 分割払下取OK希少出土皇朝銭 真正品 E0607h


今回は延喜通宝の中から恐らく中字と思しきタイプをご案内させていただきます。
延喜通宝標準銭となる種なのですが、本銭はその中で磨輪の少ない潤縁銭となります。
直径も大きく、それなりに希少種となりますが、はっきりと種の特定に至るだけの材料が見つかりませんでしたので分類不能とさせていただいております。

本銭は鉛分が圧倒的に多い個体でよく鉛銭などと呼ばれるものとなります。

皇朝十二銭の中でも最も質の悪い銭貨の代表格である延喜通寳は発行当時から1文字でも文字の読めるものは通用貨幣として使用する。。。もしこれを選んで使用した者は罰する、、、とされたほどです。
成分的にもかなりのばらつきがあり鉛が70%を超えるもの。。。中には75%以上のものもみられ鉛銭などと呼ばれております。
本銭も銅分はおおむね20%~25%程度しか含まれておらず圧倒的に鉛の割合が多いもので同時出品の銅銭と比較すると色合いも白っぽいです。
本銭は磨輪度合いが少なく、中字としては大径で潤縁となります。
ただ、残念なことにご覧のとおり文字もはっきりせず完全に枯れ切った銭は細かな亀裂に覆われ今にも崩れ落ちそう?な状態です。
かろうじて延の字が確認できる程度でしょうか。。
その分格安にてご案内させていただきますので皇朝銭というものがどのようなものなのか、、ということを知りたい入門者や、逆に組成の検査検体として上級者にもご使用いただける個体ではないでしょうか。
割れのない皇朝銭としては極限価格に挑戦させていただきます。



詳細データ
  
細分類 延喜通寳 分類不能(中字 潤縁?) 鉛銭

外縁外径 19.40-19.25 mm
外縁内径  15.0     mm
縁幅比    0.078
縁厚   1.52-1.58   mm
内厚   1.13-1.15   mm
量目      2.71   g

(素人による簡易計測のため多少の誤差はご了承ください)