2015 Senegal-(1) | WADA-AFRICA in NEW YORK!!!

WADA-AFRICA in NEW YORK!!!

NEW YORK生活の中で心に浮かんだひとりごと。。。
気付いたらアフリカにも足を伸ばしてた!
PEACE and LOVE.

たくさんのセネガル人から「Casamanceはいいよ~!!」と聞いていたので、いつかは行ってみたいと思ってた。それが今回実現するとは全く予測していなかった。当初予定していたDakar近郊のToubab Dialawでの長期滞在がある事情から行けなくなり、同時に携帯&タブレットを失うという出来事が幸に転じた。
Casamanceへ向かうまでの間は2004年に滞在したことのあるMarche Kermel近くのHotel Oceanic。こじんまりしたお気に入りホテル。値段は上がっていたが結果6泊くらいすることになるので値切ったら通った。笑
朝はホテル近くに出る露店でサンドイッチとカフェトウーバ。ランチも別の露店でチェブ(ゴハン)メニューを食べた。セネガル滞在中ランチ時に食べる米飯メニューの量がたっぷりで夜もお腹が空かない為ディナーはなし。ただひとつみんなで食べるゴハンが恋しい。。。
朝お腹が空いてるのでちょっとぜいたくなサンドイッチはバゲット半分にオムレツと玉ねぎソースで約100円。おばちゃんが売ってるカフェトウーバはエスプレッソカフェのサイズで30円を2杯。ランチはチェブジェン、チェブヤップ、マフェなどの代表的米メニューがお皿いっぱいで200円。どちらも美味しくてよく行ったので顏も覚えてくれ、片言の地元の言葉ウオロフ語にフランス語もできない私にとても親切にしてくれた。ランチのおばちゃんは1回おつりがまだないからとお金を受け取らずにチェブジェンをくれた。もちろんお皿を返しに行った時ちょうどの金額を払ったよ。おばちゃんはすっかり忘れてて私もちゃんと伝えられずにいたら隣に英語のわかる人がいて伝えてくれた。おばちゃんはそうなんだ~って感じで「ジェレジェフ(ありがとう)」と言ってくれた。こちらこそジェレジェフだ。

DakarからCasamanceへ行く方法は飛行機、車、そしてフェリー。飛行機は予算面から削除、車は乗り継ぎが多いのと最低11時間かかるということで削除、残すはフェリーでGoree島に行くポートから出ている。Serigne FallouファミリーのMy Brother Omar Diaがチケットをとりに行ってくれたが、翌日のチケットは売り切れで早くて5日後だと言う。チケット売り場は朝8時でも人が一杯でやっと買えたチケットもチケット売り場近くにいた人にチョットしたお金を渡してやっと買えたらしい。フェリーは夜8時出発で目的地のZiguinchorへは翌日12時着。チケットは3段階に分かれている。1等は完全個室、Oumar Diaが買って来てくれた2等は2段ベッドが4つ向かい合わせになったコンパートメント、3等はリクライニングできない飛行機の椅子みたいな感じで正面にはテレビが放映されている。フェリーの中にはレストラン、カフェ&バー、トイレ、シャワー、そしてイスラム国らしくお祈りコーナーが設けられている。11月のセネガルの夜は結構冷え込んでいて特に船上デッキは風が強いので寒い。しかし早々には眠れないので船上デッキで過ごす。この夜は満月だったので船上で月光をたっぷり浴びた。ポートを離れて完全に海上に出た頃からデッキで飛び交う黒いもの。。。えっ?!まさかと思うけどゴキブリ?いえいえゴキブリではなくなんとコオロギ!
ホテルでも毎晩部屋の中にコオロギを発見。。。ベッドに上がってくるわけでもなく部屋を横切るのでドアを開けて出て行っていただいた。

フェリーにキャパシティ以上の人や荷物を載せすぎて、2年前には事故があったそうだが、昼12時頃無事Ziguinchorに到着。ターミナルで預けた荷物が出て来るのを待つ。乗船には手荷物1個しか認められず、それ以外の荷物は預ける。荷物は地べたに並べられ自分で見つけて荷物につけられた手書きの名前とチケットの名前を確認してもらい完了。
Ziguinchorから目的地Cap Skiringへの行き方と値段は、Serigne FallouファミリーのFallou Diopが事前に教えてくれていた。ポートを出るとタクシードライバーが声をかけてくるが無視して並んでるタクシーに乗る。Cap Skiringに向かうセップラスに乗るためガラージに向かうためのタクシー。もうひとりセネガル人とふたりだったけど値段は聞いてたよりも100CFA安かったのでヨシとする。ここでもドライバーは英語が話せたのでちょっと緊張感が緩んだ。ガラージはたくさんの人と車と食べ物やモノを売る人でいっぱい。すぐにおっちゃんが声をかけて来るのでCap Skiringと伝えたらチケットを売ってるところに連れて行ってくれた。セップラスは7人集まると出発なので、それまでの時間にセネガルのハイビスカスジュースBissapを探してると、おばちゃんが持って来たると言う。その代わり自分が売ってるカステラも買ってと控えめに言う。おばちゃんの行動力に負けた。笑 カステラ美味しかったー。

セップラスはドライバーの横にひとり、真ん中3人、後3人と乗った順に後から埋めて行く。ZiguinchorのガラージからCap Skiringのガラージまで1時間半のはずが、途中何度もセキュリティーチェックがあったのはパリでのテロ事件の影響か?元々Casamanceはセネガルから独立を望んでいて内戦が起きた事もあるので道中アーミーを乗せたジープにも数台すれ違った。遅いからとFallou Diopから電話が入る。DakarではOumar Diaが私のブラザー、Cap SkiringではFallou Diopが私の伯父さん。
2時間半後に無事Cap Skiringに到着。Fallou Diopに電話すると笑顔で出迎えてくれた。Fallou Diopに会うのは去年のファーザーのお葬式以来。

まずはFallou Diopの家へ向かう。家族は奥さんのCodou、息子の嫁Khadi Diatou、そして孫のMame Ndoumbeの3人。息子は2人居るがひとりはKaolackで学校の先生をしていて、もうひとりはイタリアに住んでいる。Kaolackにいる息子の家族がDiatouとMame Ndoumbeだ。1ルームまたは2ルームの部屋が10件ほどが同じ一角に集まっていて、トイレとシャワーをする場所は共同。Fallou Diopは8畳ほどの部屋に奥さんとふたり、DiatouとMame Ndoumbeは向かいに住んでいる。Fallou Diop以外は英語を全く話さない。
Fallou Diopが「ところでココCap Skiringではどこにステイするんだい?」と聞いて来た。Oumar DiaはFallou Diopが全て段取りしてくれるから何も心配ないと言っていたので、てっきりFallou Diopの家にステイできると勝手に思っていたがどう見てもそのスペースは無い。。。かといってホテルに長期泊るほどの予算は無い。
思わず「予算が無いのでここの床でもいいんですけど。。。」と言うと、「この敷地内に一部屋空いているが私たちの生活は貴女達白人とは全く違うから。。」と何度も言う。「Fallouが知ってる様に私はMagalの時Toubaでテントで寝泊まりを何度もしています。」と言うとCodouに「そうだ!彼女はYaye Fallだ!Toubaで経験しているから大丈夫だ。今から部屋をそうじするんだ。ここに居ればちあきの事も見れるし。」と言って部屋を貸してくれることが決まった。よかったーーー!!!

部屋は8畳と4畳半くらいあり床はコンクリートで屋根はトタンなので扇風機を買わないと暑くて眠れないと言う。部屋にあったマットレスを使っていい。シーツはCodouが貸してくれ、入り口と窓にカーテンをつけてくれた。ココが40日間私の部屋で食事付き。シャワーはFallou Diopファミリーが使っているFallou Diopの敷地内のスペースで浴び、トイレは共同トイレを使う。ランチを食べてからFallou Diopと扇風機を買いに行く。生活雑貨店を2-3件回って1台購入。部屋は日中トタンが焼けて夜でもかなり暑い。扇風機は24時間回しっぱなし。NYのアパートがトップフロアで夜でも30℃近くあった日を思い出し、なんだか懐かしかった。

部屋の段取りが整った後はFallou Diopがショップを持っているArtisana Villageに行く。Artisana Villageはクラフトマーケットみたいな場所でFallou Diopはここでアフリカンマスクを売っている。他にはシルバージュエリーを作って売っている人、テーラー、木彫りの彫刻、キーホルダー、布など全部で100件ほどが集まっている。Fallou Diopはここへ向かう道すがら、そしてArtisana Villageで色んな人に私の事を「彼女はSerigne Fallouの弟子でYaye Fallだ。」と紹介して回った。白人の彼女が?と思う人の方が多いだろうが、Fallou Diopの人徳もありみんなが快く迎えてくれた。本当に有り難い。

今回の旅ではWADA-AFRICAをここセネガルで販売してみたいという気持ちから商品を持って来ていたのでFallou Diopにそのことを伝えると、慌てず様子を見ながら実現していこうと言ってくれた。ここではfallou Diopに従うのがいいと思ったので様子を見ることにした。

今日も最後まで読んで下さってありがとうございました。引き続き思い付くままにCap Skiringでの出来事を書いていこうと思います。よかったら読んでねー!

PEACE and LOVE


FULL MOON ON A FERRY



SKY IN DAKAR