2015、13冊目「屍蘭」 | それ行け・わっくん。

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屍蘭

著 大沢在昌

屍蘭 長編刑事小説 新装版

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屍蘭 新装版: 新宿鮫3 (光文社文庫)/光文社

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新宿鮫シリーズの3作目。

これは読むの3回目かな?

シリーズⅡ毒猿とⅣの無間人形と言う超大作に挟まれて

派手な格闘シーン等少ないので若干地味な印象があるⅢの屍蘭ですが、

ぼくは大好きです。

派手なシーンがない分、ぞーっとする様な恐さがありますが。

そこを際立たせる為に和えて派手なシーンを控えているであろう所はさすが。



警察官としての在り方、看護婦としての在り方、

人それぞれにある心の光と闇。

ただのハードボイルドに留まらない大作ですね。

シリーズとしては初の女性を主にした作品で、

女性ならではの心の闇、

どん底に向かってじりじり転げ落ちていく展開などが

読んでいて松本清張作品を感じましたね。


文庫で500ページ近くありますが全く飽きずに読めちゃいます。

文句無しです。

☆☆☆☆☆