帝國ノ犬達-菊池寛

云わずと知れた有名な小説家。
この人の作品集は子供の頃から繰り返し読んでいます。
しかし、伝えられている成金じみた振る舞いが嫌で嫌で、人物像については一切知る気なし。
彼は愛犬家でもあり、日高善一に続いて「フランダースの犬」を邦訳した人物でもあります。でも、このブログで取上げる豫定はありませんでした。

で、手元の犬関係資料を読んでいたときの事。
あるページで「菊池寛」の名が目に留まりました。陸軍歩兵学校軍用犬班出身の藤村特務曹長宛に贈った一文。
犬の本に菊池寛?何で?

注意深く探して行くと、あちらこちらに菊池先生が登場しているのに気付きました。
愛犬家の好で畜犬団体にも協力していたんですね。


帝國ノ犬達-菊池寛

有名な軍歌に「軍用犬行進歌 」というのがありますけれど(詳細はクリックして下さい)、帝國軍用犬協会の依頼でこの歌の歌詞選考にあたったのも菊池寛です。
上がその時のもの。