やんちゃ期まっさかり | 環の会 -Motherly Network-      育ての親と養子として育った子どもたちからの声

環の会 -Motherly Network-      育ての親と養子として育った子どもたちからの声

環の会で子どもを迎えた家族からの声をご紹介します。
※子どもの名前はすべて仮名です。

二人の子どもを託された日に初めてお会いした二人の産みのお母さんの目を、今でもよく覚えています。

時々あの日を思い出し、恥ずかしくないような子育てができているか振り返ります。日常はどうしても怒ってばかりになってしまうけれど、託されたあの日を思い出す度に確かな愛情と責任を感じるので、素敵な家族を築いていこうと気持ちを新たにしています。

 

うちの二人の子どもたちは、奇しくも同じ病院で託されました。産みのお母さんはそれぞれ違いますが、きっとこれも何かの縁ですね。

羽美(うみ)は生後20日、健斗(けんと)は生後5日で会いました。

この腕に収まる小さな小さな赤ちゃんでしたが、今では小学1年生と幼稚園の年中になり、生意気だったり言うことを聞かなかったりと順調に成長しています。

 

羽美は赤ちゃんの時からとても社交的で、人見知りもほとんどなく新しい環境にも一切物おじはしません。初めて幼稚園に預ける時もすんなり順応して楽しみ、送迎の度に友達と元気に笑顔で挨拶しているのを見ると、安心したものです。

小学校も入学してすぐに友達を作り、留守家庭児童会でも学年は関係なく元気に遊んでいるようです。

産みのお母さんのことをとても大切な存在に思っていて、産みのお母さんにプレゼントしてもらったぬいぐるみと毎晩必ず一緒に寝ていますし、「会いたい」とよく話しています。

 

健斗も負けず劣らず社交的で、友達を見つけるとすぐに駆け寄って楽しそうに笑っています。

愛嬌と天性の写真写りの良さ、好きな女の子にせっせと貢ぎ物やお手紙を作るマメさ、という特技も持っています。

虫や動物が好きなくせに、近寄られるとピギャー! と逃げる怖がりなところもご愛嬌です。

そして起きている時は常に喋っているくらいお話好きです。

最近では「けんとはママのお腹に入っとったん?」「違うよ、〇〇ママのお腹にいたんだよ」「どうやって出てきたん?」と赤ちゃんはお腹から産まれてくるということにも興味が出てきており、テリングもこれから具体的に理解が進んでいきそうな感じです。

 

本当にいつ終わるかわからないコロナ禍で大したところに行けず、不自由な生活が続きますが、いつか思いっきりお出かけして、子どもたちと楽しい思い出をもっとたくさん作りたいと思います。