環の会 -Motherly Network-      育ての親と養子として育った子どもたちからの声

環の会 -Motherly Network-      育ての親と養子として育った子どもたちからの声

環の会で子どもを迎えた家族からの声をご紹介します。
※子どもの名前はすべて仮名です。

 

早いもので、長女の彩葉(いろは)が、この春で中学2年生、次女の琴葉(ことは)が小学6年生になります。

 

彩葉は、中学入学とともに入部したバレーボールにすっかりはまり、昔から朝はものすごく苦手なはずなのに、遠征のときなどは5時起きして、おにぎりを握って、出かけていきます。バレーボールがない日は、相変わらず何度呼びかけてもなかなか起きられないのだから、本当に不思議ですよね。

1年生なので、遠征といっても試合に出られるとは限らず、荷物持ち当番などのお手伝いであったり、2年生の活躍を応援する、というためなのに、よくがんばっているなぁと驚いております。

思い返せば、初めて乳児院で出会ったとき、彼女のおばあさまが、産みのお母さんがバレーボール部だったと言っていたので、長い手足も、楽しく通えているのも、産みのお母さんからの贈り物のようで微笑ましく思っています。

背もぐんぐん伸びて、ついに我が家、4人の中で一番高くなり、その寝顔は赤ちゃんのときのままなのに、にょきっと布団を占領している様はアンバランスで、おかしく、時が経つのは早すぎる、もっとゆっくり成長して~と願わずにはいられません。

 

琴葉は、やりたいことが多いようで、毎日忙しそうです。サッカー部、ドラム、ガールスカウトと習い事のスケジュール管理だけでも大変。

たくさんの心配があったのですが、小学3年、4年のころの成長はめざましく、友だちとの交流も増え、家でも以前に比べるとたくさんお話してくれるようになりました。

サッカー部は学年で紅一点、周囲は男子だけという環境で試合や合宿にも参加し、心も体もたくましく育っています。さらに釣りとキャンプが大好きなアウトドア派。単身でキャンプに参加することも厭いません。

 

慎重でおっとりとした性格の彩葉と、初めてのことでも臆しない琴葉は、互いに補い合う相性の良い姉妹だと感じています。

喧嘩することも多いですが、これからもお互いの得意なことで助け合って、信頼しあって、大人になっていってほしいです。いろいろな経験をしていく姿は、とてもたくましく、時に心配でたまらないこともありますが、これからもかたわらで見守る幸せを味わわせてもらいたいと思います。

みなさんにも、お世話になることもあるかと思いますが、どうか今後ともよろしくお願いいたします。

 

柚乃(ゆの)は、新学期になれば小学5年生。母の感覚では、この間入学したばかりのような…まさに光陰矢の如し。

娘は幼児の頃より、母の背後から世の中の安全を確かめ、石橋を叩きまくって渡らないタイプでしたが、昨年夏頃から、自分の世界を広げるようになってきました。

 

初めてご近所のお友だちを家に連れてきた

田舎あるあるで、基本的に家がお互い遠すぎて、放課後に遊びに往き来できないという悪条件。奇跡的に自転車で行ける距離のお友だちができました。

4年生になるまでは、学校で友だちと遊んでいるような気配があまりせず、何年も勝手に心配していました。「休み時間って何してるの?」の問いに「廊下をただうろうろしてた」「絵を描いてた」などソロプレイが多めでしたが、近頃は放課後そのご近所友だちと台所でとても楽しそうにポップコーンを作ったり、運動会のダンスを練習したり。良かった。

 

 

母が見せたチラシに興味を覚え、夏の体験教室に参加したスイミングスクール

新しい場所への不安を越え、楽しみを見つけて今でも毎週頑張っています。

 

山の冒険学校に参加

寝袋を担いでテント泊、ボートで川下りや、雪山ハイク、20キロメートル歩くようなハードなキャンプイベントへ。

初回~2回目までは親友と一緒でしたが、その子が来られない時に「独りでも行く」と参加。バスに颯爽と乗り込んでいく姿。

ちょっと前まで祖母の家でさえ「かあか(お母さん)が居ないとお泊まり無理」とか言っていたのが…革命が起きました。不安が強めの彼女に、タイミングを見計らって新しいアクティビティを紹介する私のスキルも成長しております。

また、沖縄旅行に行ってから「飛行機のパイロットになりたい」と、憧れを持っているようです。

「今授業でやってる方位、角度。あと英語は必須だよ」と伝えてはおりますが、なかなかお勉強には身が入らない様子。まぁ、何事も自分で必要性を見出だせないと、人間はそれをやらないよね、と、今はなるべく色々な体験の機会を提供すべく夫婦で支えています。5月は親子で、与那国島で裸馬と海で泳いできます!

テリングの原稿依頼を受けた時、私たち親も年を重ね、過去のことは忘れていることが多くなり、最初はお断りしようと思いました。しかし、子どもたちが手を離れようとしているこの時期に振り返る良い機会だと考え、原稿依頼を引き受けることにしました。

 

上の子は現在28歳、下の子は25歳です。約29年前、上の子を迎える前に、環の会前代表故人横田さんと星野先生の説明会に参加し、その際にテリングが必須であると聞いて驚きました。

しかし、「迎えた日からテリングを始める方が子どもにとっても迎える側にとっても良い」と説明され、「子どもが自分の出生のことを探し求め続けることにかけるエネルギーと、親が隠すために使うエネルギーを子育ての楽しい思い出作りに使ってください」と言われたことも心に響き、納得してその方針通りにテリングを行いました。

我が家のテリングのメインは、赤ちゃんの時から幼児期、小学校低学年にかけて、父と一緒にお風呂に入る際に子どもたちの出生や産みのお母さんのことを、その時々に適した言葉で伝え続けたことでした。

そのおかげで、子どもの成長に合わせて自然と理解できたのではと思っています。もし後になって真実を話すことになっていたら…。やはり早期にテリングを行う方が良かったと今でも感じています。

 

『上の子からのコメント』

僕が養子と知ったのは幼稚園生の頃だと記憶しています。当時の僕は幼いという事もあり「本当の親は別にいるのか!」くらいの安直な考えで日々を過ごしていました。

しかし、思春期になると自分の顔と親の顔が似ていない事に疑問を抱き、周りの親子関係を羨ましく思う時期がありました。正直、「なんで僕だけが…」など自暴自棄な時期もありました。

そんな僕も社会人になり企業に勤め、彼女と同棲しています。今では実家に帰ると父・母・弟・僕で飲み食いしながら、僕たちを迎え入れた経緯やその時の心情などを事細かく話してくれます。

その時にいつも「こんなに愛してくれてありがとう」と強く思っています。

両親が二人ずついると考えると、2倍、いやそれ以上の愛情で育ててくれた事に感謝しかありません。

環の会で縁組をした養子当事者の「 Youthの会」のみなさんへ、子どもの頃の家族との思い出について聞きました。

■Yさん 30代
子どもの頃の思い出と言われてすぐ思いついたのは、両親に連れられて環の会のシンポジウムで色々なところに行けたということです。
他県に環の会で出会った知り合いがいたので、周りの友だちより色々旅行にいくことができてすごく嬉しかった記憶があります。
現在私は旅行業界で働いています。その時の楽しい思い出が、この業界で働きたいと思った理由の一つでもあります。

■Mさん 20代
小さい頃、1度好きだと言ったお菓子は両親や祖父母がストックしてくれていて、ほぼ毎日食べることが出来ていました。
当時はあまりにもたくさん食べすぎてすぐに飽きてしまい、同じお菓子ばかり買わないで欲しいと思っていましたが、今では私が好きなものを大切にしてくれていたのだなと思うことが出来るようになりました。
成長してからも、何かと熱をあげやすい私の好きなものを尊重し、時にはストッパーとして働いて推し活に付き合ってくれる家族に感謝しています。

■Bさん 20代
中学校の時に思春期がきて自分に素直になれず家族を困らせてしまったことがよくありました。学校の友だちともトラブルを起こし怒られたことも多々ありました。特に兄弟とのコミュニケーションの意思の疎通がしづらく、今となってはありえない態度だったなと思っています。

■Aさん 20代
色々なところに連れて行ってもらったことです。
季節ごとのイベントのぶどう狩りやいちご狩り、潮干狩りなど、たくさんの経験をさせてもらいました。家でもハロウィンやクリスマスには、たくさんの飾りを買って盛大に楽しんでいた気がします。
今思えば、季節ごとにイベントを楽しめるのはすごいことだと思います。さらに週末は、動物園や温泉、必ずどこかに出かけることが出来ていたのも思い出の一つです。


子どもの頃の思い出、かなり広く答えることのできる質問なので答える内容もそれぞれですね。いろんなご家庭の様子が浮かびました。大人になって子連れお出かけの大変さをヒシヒシと感じます。改めて親の偉大さに気付かされますね。
私の子どもの頃の思い出はよくきょうだい喧嘩をしていたなと思います。今では、お互いへの興味も良い意味で減り、ぶつかり合うまでの熱意がなく、良い距離感で関われているなと思います。今、子育て真っ盛り、きょうだい喧嘩大勃発のご家庭もいつか笑い話に、そして思い出になると思います。

もうすぐ夏休みというある日、海斗(かいと)が「夏休みに読書感想文1800字と、税金に関する作文1000字があるんだよ」と、絶望まじりに言ってきました。私は、はっと思い出し、「お母さんも1000字書かなきゃ」と言って、今この文章を書いています。

海斗は中学校に入学し、技術家庭部という部活動に入りました。

ものづくりが大好きな海斗にぴったりの部活だなぁと思います。ある日、「今日、授業中にこんなの描いた」と言って、数学の答案用紙に素晴らしいデッサン画を描いてきました。「(いろんな意味で)すごーい!」と叫んでしまいました。
放課後は友だちとマイクラ(Minecraft)の建築に熱中しています。今は友だちとそのゲームの中で、自分たちの学校を作り、鬼ごっこをしているらしく、とても盛り上がっていて楽しそうです。
海斗はとても頑張り屋だから、学校でも無意識に頑張ってきていると思うので、家では思いっきりリラックスしてほしいなと思っています。

結衣(ゆい)は小学5年生になりました。
友だちが大好きで、毎日誰かと遊んでいます。誰とでもすぐに仲良くなれて、人の良いところを見つけるのがとても上手です。ダンスや絵画、工作が好きで、頭の中のイメージを形にするのが得意です。
今年から町の和太鼓も習い始めました。コツコツと続ける力のある結衣は、驚くほど早く上達していて感心しています。

今回、結衣の産みの親さんから、初めてプレゼントが届きました。包みを開けたときの結衣の喜びようといったら、本当に目を輝かせて喜んでいました。「産んでくれたお母さんの顔を見てみたい」という結衣の思いを、事務局の方が産みの親さんにつないでくださり、プレゼントという形でその思いが実現したのです。
一方の海斗はというと、毎年産みの親さんから、たくさんのプレゼントをいただいていて、中学生になった今でも、友だちに自慢するくらい喜んでいます。
そんな2人は今、並んでYouTubeを見ながら大爆笑しています。ケンカもたくさんしますが、海斗が結衣を笑わせて、結衣が大爆笑する―そんな光景は、赤ちゃんの頃からずっと変わっていません。
この場をお借りして、二人に出会えたことへの感謝を、あらためてお伝えしたいと思います。本当にありがとうございます。 

我が家の子どもたち、長男・理人(りひと)は小学一年生、次男・理玖(りく)は幼稚園の年中になりました。


理人の入学式では、生後5日で迎えてから今までの出来事を思い出し、大きくなったなぁと感動してしまいました。
そんな理人の今年の目標は「給食をがんばって食べる」です。好きなものは唐揚げ、フライドポテト、嫌いなものは野菜と言い続けていたので、本人が一番心配していたことは給食の時間でした。
帰宅してから「今日の給食はどうだった?」と聞くのが、わが家の日課です。
最初の頃は「最悪!ご飯と牛乳だけ食べた。おかずは一口だけ挑戦したけど無理!」と言っていたのが、「今日は完食したよ!」と笑顔で教えてくれた日は家族皆で大喜びしました。
最近では、少しずつ食べられるメニューも増えて「キャベツ嫌いだけど頑張って食べた。給食なら美味しい」と言ってくれるようになりました。
ご飯作り担当の母としては少し複雑な気持ちですが、苦手なものに一口でも必ず挑戦する姿や、好きな料理が少しずつ増えているところにホッとしています。

理玖は、気になったことは出来るまで頑張る職人気質です。怒ったり泣き叫んだりしながらも、決して諦めずにやり続けるところに驚かされ、親も見習わなければ…と思ってしまいます。
今は紙飛行機ブームが到来し、よく飛ぶ紙飛行機を作るために毎日折り紙を折っています。「ママ、早くスマホで作り方調べて!」「上手に折れない!手伝って!」と手伝いに呼ばれ、傍を離れられません。多い時には二十枚以上、色々な種類の紙飛行機を作ることになり、グッタリしてしまった日もありました。
先日は一時間かけて3段のトランプタワーを積み上げました。他にも自転車、紐で回すコマ、うんていなど、出来る事がたくさん増えているので、同じクラスのお友だちに尊敬されるほどの人気者になっています。
偶然にも同じ8月生まれ、名前に「理」が入っていることを知った時は、特別な縁で結ばれているように感じました。
 苦手なことも逃げずに頑張る理人、諦めずにやり続ける理玖。今は喧嘩が絶えない兄弟ですが、お互いの良いところを見つけて、協力し合ってくれたらいいなと願いつつ、毎日楽しく成長を見守っています。 

息子の空(そら)は4月から小学1年生、娘の絵麻(えま)は保育園の年中になりました。最近、私たち夫婦をハッとさせた出来事があったのでご紹介します。
娘は乳児院から生後10ヵ月で迎えました。寒い時期でクリスマスを数日後に控えていたので、園長先生が「初めてのクリスマスはお家で迎えられるね」と優しく声を掛けてくださったのが印象的です。暮らしはじめは、見知らぬ環境に不安を抱き、夜泣きや後追いが続く日々。1ヵ月が経つ頃には平穏を取り戻し、笑顔が増えてきました。
昨年、乳児院からフォトアルバムが届きました。可愛くデコレーションされたページには1ヵ月~10ヵ月までの娘の姿が一人きりで写っています。3歳の時に見た反応は「誰の赤ちゃん?かわいいね」とページをめくって眺めていましたが、4歳になると、写真の子が自分だとわかり「なんでいっつも独りなのさ!」「ここどこなのさ!」と怒った口調で言います。
施設行事の集合写真は数枚ありますが、成長記録はどれも娘一人。
確かに、家庭とは違う、言葉では表現しにくい独特の雰囲気が娘に伝わり、こんなに繊細な反応をする事を予想していませんでした。
すぐに、アルバムの残りのページに家族写真をたくさん載せました。息子が「えっちゃん(絵麻)見て!家族の写真だよ」と言うと「本当だ!えっちゃん独りじゃない。そらもパパもママもいる」と嬉しそうに話します。
今では、1ヵ月ごとの見出しをカウントダウンして「1、2、3…ジャジャーン!(家族写真)」と安心してアルバムを開けるようになりました。

また、娘にはお気に入りの写真があります。出産直後の産みの母、胸に抱っこされた生まれたばかりの娘、立ち会った産みの父とのスリーショット写真です。
それを見ると「ふたりとも笑ってる。えっちゃん生まれて嬉しかったって笑ってる」「よく生まれてきたねって思った?」と聞くので「そうだよ!えまが生まれてきてよかったよ。世界一かわいいよ」とパパが返します。
アルバムを開いて、そのやり取りを繰り返すことで、娘が抱えている不安が和らいでいるように見えます。生まれて4年しか経っていませんが、自分が愛されて生まれてきた、という確信を少しずつ育てています。
4歳の誕生日の時、産みの両親からの手紙に返事を書いて送りました。
産みの母へ『うんでくれてありがとう』産みの父へ『おせわありがとう』と一人で文を考えて書いていました。
自分を産んでくれた両親に感謝できる娘が誇らしいです。これから成長する過程で悩んだり迷ったりすると思います。そんな時いつも私たちが傍にいて「大丈夫だよ。ひとりじゃないよ」って言ってあげたいです。

 

 

「うちは背が高くなる?」先日10歳になった娘の帆乃花(ほのか)は、現在、小学2年生から始めたバスケットボールに夢中です。


正直、娘は背が高い方ではありません。チームメイトのママさんから、「帆乃花はパパもママもまあまあ背が高いから、これからだよ!遺伝!遺伝!」と言われました。
運動神経も身長も遺伝すると調べた娘(参考文献YouTube)。遺伝について興味津々です。早速、事務局を通して産みのお母さんに聞いてもらいました。
【お母さんは155センチメートルで球技は苦手、お父さんは170センチメートルで野球が得意】
これは…そんなに背が高くなる遺伝子ではなさそう…と肩を落としていると、産みのお母さんから「アメリカで160センチの選手がプロリーグで戦っていたので、気にしないで頑張って!」と。これで俄然やる気が出ました。もちろん、背が伸びるように食事に気を付けたり、ストレッチをしたりと頑張っています。
遺伝と共に気になるのが血液型。女子ですね、星座占いや血液型占いが気になるわけです。でも残念ながら、近くの病院では調べることができません。それでも予想だけでも知りたい娘は、また産みのお母さんに質問をしました。

そしたらなんと!産みのお母さん、お父さんと、私たち夫婦の血液型の組み合わせが一緒でした。
「奇跡だ!奇跡の家族だね!」と大喜び。「〇〇さん(産みのお母さん)もおっとう(父)もおっかぁ(私)もみんなで奇跡の家族だね!」と。
 

結局、血液型はいまだに判明していませんが、予想をしては占いを楽しんでいます。
こんな風に、我が家のテリングは産みのお母さんあってこそで、日常の会話がテリングになっています。
それでも、娘が3歳の頃は、産みのお母さんの話をすると耳を塞ぐことがありました。

今思えば、周りのお友だちは違うと認識した時期だったのかもしれません。

事務局に相談したら、今は無理にテリングしなくてもいいと言われて静観していたところ、ある日突然「〇〇さんはどんな人?」と聞かれ、今では日常になりました。娘なりに消化し、納得する時間が必要だったのでしょうね。


せっかくなので、娘にもインタビューしてみました。
Q「あなたにとってテリングとは?」
A「んー、自分を知れることかな」
まだまだ奇跡の家族のテリングは続きます。 

 

 

お子さんを迎えたばかりの育て親さんにインタビュー!

 

■ひまりちゃんの育て親さん

Q.お子様と一緒にやってみたいことは?

A.本人たちの意思次第ですが、兄と一緒にバレエの発表会に出演する姿を見るのが楽しみです。

 

■さなちゃんの育て親さん

Q.至福の時は?

A.好きなものを食べているときです。好きなものをスプーンですくってあげた瞬間からニコニコし、手足をパタパタさせ、大きな口を開けてパックンします。とても分かりやすい反応にパパ・ママも癒されます。最近だとお節料理の黒豆が気に入ったようです。

 

※お子さんの名前は仮名です。

 

「東京は桜が満開だよ。北海道はもう少し先かな」
我が家には長男(7歳)と次男(4歳)がいます。

長男は東京生まれで、次男は北海道生まれです。

2人とも生まれて間もなく迎えて、私たちは家族になりました。
 

現在、2人は毎日のように兄弟喧嘩をしながらもすくすくと育ち、賑やかな毎日を送っています。
テリングという言葉を初めて聞いたのは、長男を迎える5ヶ月ほど前に参加した環の会の説明会でした。

最初はうまくイメージできず、何をどうすればよいのかわかりませんでした。まだ寝返りをすることもできない長男に、産みのお母さんの写真を見せることからのスタートでした。
 

それから数年が経ちますが、我が家のテリングは日常会話の中に自然に取り入れています。

テレビで東京や北海道の景色が映れば、生まれた病院の近くかもとか、パパとママが迎えに行った時に通った道かもといった感じです。

桜の時期になると、冒頭のような会話が恒例となっています。


長男は自分から産みの親の話をすることもあり、産みの親と育ての親がいることをなんとなくではありますが認識しています。

先日、長男に産みの親と育ての親がいることをどう思っているのか聞くと、「嬉しい」と返事がありました。どんなところが嬉しいのか聞くと、「そんなに難しく考えたことない。それよりこの前、レアなポケモン捕まえた」と話題は大好きなポケモンのことに変わりました。

今はまだ「何よりもポケモンが大切!!」という感じですが、この先、産みの親と育ての親がいるということで、いろいろ悩むこともあると思います。解決できることばかりではないかもしれません。育ての親として何もできないかもしれません。それでも、長男と次男に出会えたことにとても感謝していることや、出会わせてくれた産みの親にも感謝していることを何度も何度も伝えていきたいです。


以前、長男を叱ったときに「そんなこと言うならパパやママのこと嫌いになるよ」と言われたことがありました。

咄嗟に出た言葉は「いいよ。どんなにパパやママのこと嫌いになっても、パパとママは大好きだから」でした。

これが私たち育ての親の素直な気持ちです。

これから先、何があってもこの気持ちを大切にしながら子どもたちとの時間を共有していこうと思います。