
ドレスデザイナー KUMI OHARAです

(和couture~ワクチュール)
昨日の続きです。
離婚を決断した時に、その時働いていた会社の社長に、「営業に出てみないか?」
と声をかけていただけました。
「事務だと、時給以上は払えないけど、営業なら成績次第でもう少し払ってあげられる」
と言ってくれました。離婚した私を気遣って声をかけてくれたのです。
営業は経験がありません。
ほんとにできるのかな?
不安がなかったと言ったら、嘘になります。
ただ、自分を変えたかった。
違うことにチャレンジをしてみたかった。
「やってみます!」
営業に初チャレンジしてみることにしました。
事務をしていると、自宅→保育園→会社→保育園→自宅 のほぼ繰り返しで、(間にスーパーとか入ったりしますが(笑))毎日同じ人にしか会いません。
新しい出会いもなければ、刺激も少ないのが事実です。
営業に出始めて、まず楽しかったのが、たくさんの新しい人に出会えること。
刺激を多くいただきました。
飛び込みで行った先で、良くしていただいたり、気にかけていただいたり、色んなお話を聞けたり、ホントに毎日が刺激的でした。
やはり、営業に回っていると、社長様や自分で起業された方に会う機会が増えます。
みなさん大変だと思うのですが、どこかキラキラ輝いてみえました。
忘れかけていた夢の「洋服の仕事がしたい!」ってことがまたフツフツと思い出して、「私もいつかやりたいなぁ。」そんな風に考えるようになりました。
仲良くなった先でちょっとボソッと「私、本当は洋服の仕事したかったんですよね…」と言ってしまいました。
「やればいいじゃない!」
え?やればいいじゃないって…
とっさに出来ない理由がいっぱい出てきました。
「子供もまだ小さいし…」
「技術がまだ伴わないし…」
「今の会社にもお世話になってるし、辞める訳にも…」
そんな私に対して、
「じゃあいつやるの?」
言葉が出ませんでした。
全然、いつって考えてなかったのです。
とっさに出た言葉は
「…10年後くらい…ですかね…」
かぶせ気味に
「出来ん出来ん!」って。
「10年後 あんたいくつだん?」
その時、35歳。
10年後は45歳。
そんな出来ない理由を探してた私に、こんな風に言ってくれました。
続きはまた明日…
