≪縁≫-ある日本人残留孤児の運命-(28)「中国人の養子に…」
≪縁≫-ある日本人残留孤児の運命-(28)「中国人の養子に…」
文:飯塚正子
【大紀元日本4月19日】
養母の苛めに遭う
私と弟はこのようにして中国人に連れていかれました。私たちはかなり長時間歩いて、夕方前にやっと沙蘭鎮に到着しました。
沙蘭鎮に入ってから、大通りに沿って東へ歩き、東側の端の大きな長屋に着きました。裏口は塞がれていて開かず、西側の小さい路地を通って南門から入りました。長屋の中に入ると、おばあさんは弟を連れて東棟の南の間にあるオンドルに入り、私は、若い女の人に連れられて東棟の北の間にあるオンドルに入りました。弟とは隣りあわせで、ただ板壁一枚で隔てられているだけでした。南の間と北の間とは互いに見ることはできず、ただ向こうの話声が微かに耳にできる程度でした。私は中国語を話せなかったので、その女性に手まねをして、南の間へ弟を見に行きたいと伝えると、彼女は同意しました。
弟の家は「趙」と言い、老夫婦二人だけで暮らしていました。おじいさんは、長い綿入れの上着を着た細身の背の高い優しそうな人で、おばあさんより随分年をとっていました。その日の晩、その優しそうな老人は、弟に揚げ菓子のスープを作って、身体を温めてくれました。弟は、何日も温かいスープなど飲んでいなかったので、おいしそうにたくさん食べました。
私のほうは、家に他に誰もおらず、女の人と二人だけの晩ご飯は、粟とお米のご飯に白菜スープだけでした。
この大きな長屋には、四世帯が住んでいました。西棟にも南の間と北の間があり、南の間には、「王」という三人家族が住んでいました。その家には、私より少し年上の娘がおり、彼女のお父さんは、日本語を話すことができました。
私たちが中国人家庭にやってきてから三日目、西棟の南の間に住む王おじさんが戻って来ました。おじさんが戻って来ると、皆は大通訳家が戻ってきたと言って、とても喜びました。おじさんは「王新民」といい、親しみやすく情の深い人で、行商で生計を立てていました。
おじさんが日本語ができるというので、弟のところのおばあさんが弟を連れておじさんの家に行き、通訳を頼みました。私のところの女性も、私を連れて女の子の家に行きました。
王おじさんは、私たち二人に名前を聞きました。私は、「私は飯塚正子で、弟は飯塚一と言います」と答えました。彼はまた、私たちが何歳か、両親の名前は何か、実家はどこにあるか等々を聞きました。
王おじさんは私と弟に、彼女らは私たち二人を引き取って養子にしたので、これからは、彼女らの家の人たちを「お父さん」「お母さん」と呼ばなければいけない、と言いました。さらに、弟に、弟の「父」は「趙源」という名前だということを教え、「お父さん」「お母さん」を中国語でどういうかも教えてくれました。
おばあさんには名前はなく、皆は彼女のことを「趙さんの奥さん」と呼んでいました。弟の「父」は、弟に「趙全有」という中国名を付けました。
王おじさんは私にいろいろと教えてくれました。私の養父は「劉東海」と言い、山林警察官で、皆は「劉お役人」と呼んでいる。普段はあまり家に帰らない。私の養母は「劉桂珍」という。
おじさんは小声で日本語で、養母を「お母さん」と呼んでごらんというので、私はぎこちなく小声で「お母さん」と呼びました。
「母」は私に、「劉淑琴」という名前を付けました。
王おじさんはまた、自分の家の女の子を私に紹介してくれました。彼女は「王潔如」といい、私より三歳年上でした。この長屋の四家族で、子供は彼女だけだったので、私たち二人が来て、王潔如はとても喜びました。彼女は、この長屋で最初に私を日本語で「正子(マサコ)」と呼んでくれた人でした。半世紀経った1995年、私がハルビンで彼女と会った時、彼女は第一声「あなた、マサコね!」と言いました。私は彼女がまだ私の日本名を覚えていてくれたことに驚き、感謝しました。
私は40年中国にいて、多くの人が私の「正子」という日本名を知っていましたが、ついぞ彼女以外誰もそう呼んではくれませんでした。子供のころ、養母は私を差別して、「小さい馬鹿」というあだなを付けました。それ以来、近所の人はみな、私の本当の名前を知ることはなく、皆同じように私のことを「小さい馬鹿」と呼びました。しかし不思議なことに、王潔如だけは、私を「マサコ」と呼んでくれました。
私が中国に40年いて、唯一彼女だけが私を日本名で呼び、そしていまだにその名前を覚えていてくれた中国人であり、私が孤児になったあの日に出会った、同じような年の仲良くしてくれた人でした。
(続く)
地域別「自殺の基礎資料」公表=内閣府(時事通信)
地域別「自殺の基礎資料」公表=内閣府(時事通信)
投稿者: クマのプーさん
http://news.livedoor.com/article/detail/4343830/
◎地域別「自殺の基礎資料」公表=内閣府
2009年09月11日17時54分 / 提供:時事通信社
内閣府の自殺対策推進室は11日、都道府県・地域別や原因・動機別の自殺者
数などを盛り込んだ「地域における自殺の基礎資料」を公表した。自殺防止策を
推進する地方自治体や民間団体に活用してもらうのが目的で、国がこうした資料
を公表するのは初めて。資料は警察庁が集計した2007~08年の2年分のデ
ータを基に作成した。
資料は内閣府のホームページ(http://www8.cao.go.jp
/jisatsutaisaku/basic_data/index.htm
l)で閲覧できる。
●関連情報―内閣府のホームページ
地域における自殺の基礎資料
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/basic_data/index.html
テーラー教授:米利上げ、2010年初めに必要にも-インフレ加速なら(ブルーム
テーラー教授:米利上げ、2010年初めに必要にも-インフレ加速なら(ブルームバーグ)
投稿者: そのまんま西
テーラー教授:米利上げ、2010年初めに必要にも-インフレ加速なら 9月11
日
(ブルームバーグ):
米スタンフォード大学のジョン・テーラー教授は11日、米金融当局は物価上
昇圧力を抑えるために2010年初めにも利上げ開始が必要になる可能性があるとの
見方を示した。
同教授はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、景気回復に伴い
「インフレが加速し始めれば、当局は早ければ来年初めにも利上げをしなければ
ならなくなるだろう」と語った。
ガイトナー米財務長官は10日、政府が金融市場支援策の一部引き揚げに向か
って動き始めていると発言した。
テーラー教授は、出口戦略を「考えるべき時期だと指摘した長官は正しい」
と述べた。さらに、「米連邦準備制度理事会(FRB)のバランスシートは急速
に拡大した。縮小する方策を見いださなければならない」と話した。
景気対策
同教授はこの日のブルームバーグラジオとのインタビューでは、7870億ドル
の景気対策が財政赤字を増大させると指摘。「インフレ要因となり得る」と述べ
た。
景気対策の効果については「まだあまり出ていない」との認識を示し、カリ
フォルニア州では計画されている35億ドル規模のインフラ整備資金のうち今まで
に支払われたのは1000万ドルのみだと指摘した。
オバマ政権が議会に提出した景気対策の効果に関する初回の四半期報告によ
ると、4―6月(第2四半期)の成長率は対策により2.3ポイント押し上げられた
。7―9月(第3四半期)については3ポイントの押し上げ効果が見込まれてい
る。
テーラー教授は、インフレと経済成長の見通しを基に政策金利を決定する計
算式「テーラールール」の考案者。2001-05年にはブッシュ政権下で財務次官を
務めた。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003017&sid=a6o_OEXV_coM&refer=jp_news_index
ドル円相場、下げ幅拡大 節目を狙った仕掛け的な売り入る=東京外為
ドル円相場、下げ幅拡大 節目を狙った仕掛け的な売り入る=東京外為
投稿者: gikou89
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090911-00000086-scn-brf
東京午後のドル・円相場は下げ幅拡大。序盤は東京午前の流れを引き継ぎ、対欧
州・オセアニア通貨でのドル売りが強まると91.20円台へ下落した。その後は、91
円の節目を狙った仕掛け的な売りが入ったことで、ドル・円は91円台を割り込ん
だが、すぐにショートカバーが散見されたため91.20円台まで回復した。しかし
現在は、再び下げに転じており、一時本日安値となる90.70円台をつけ、現在も
上値の重い展開となっている。
また、クロス円も軟調。ドル・円の下落に連れて、ユーロ・円は3営業日ぶりと
なる133円台割れを示現し、南アランド・円は9月3日以来となる12円台割れ目前ま
で弱含みとなった。(執筆:投資情報部・外為どっとコム 編集担当:サーチナ
・メディア事業部)
漢方医学の視点からストレスを解説
漢方医学の視点からストレスを解説
【大紀元日本9月11日】
今日の社会では、人々がストレスに直面しなければなりません。適量のストレスは生理的に必要なものであるが、過度な心身的なストレスは健康上の問題をもたらす。 人間には7種類の感情の変化がある。つまり漢方医学で言う七情の喜、怒、悲、恐、憂、思、驚である。この7種類の感情の変化は生理的に必要なものであるが、過剰になると、病気の原因にもなる。
喜びすぎると、心臓の気が緩くなり、動悸、不眠などの症状が現れやすくなる。つまり過度の喜びは気の緩みをもたらし、心臓を傷つける。
強い驚きにより、気が乱れやすく、動悸、不眠、不安が生じやすい。
度を越えた怒りにより、気の異常な上昇が生じ、頭痛、のぼせ、脳出血など病状が生じやすい。さらに消化器に影響を与えて、嘔吐や食欲不振など症状を引き起こす。つまり、怒りは気を上昇させて、肝を傷つける。
過度の悲しみは、肺の気を消耗して、声が出にくくなり、胸が締め付けられるようになり、息切れなどの症状が生じやすい。つまり、悲しみは気の消耗をもたらし、肺を傷つける。
過度の恐れにより、顔面蒼白、めまい、失神、尿失禁などの症状が生じやすい。つまり、恐れは気を下がらせて腎臓を傷つける。
病気のような症状が出ると、適切な治療が必要だが、感情的な変化を適切に制御する必要もある。健康を維持するために、心を修めて感情のバランスを制御することは、最も重要な要素かもしれない。
2009年9月9日、縁起担いで入籍ラッシュ=中国
2009年9月9日、縁起担いで入籍ラッシュ=中国
2009年9月9日、マレーシアのクアラルンプール市で行われた共同結婚式(GETTY IMAGES)
【大紀元日本9月11日】2009年9月9日、中国では縁起を担いで入籍するカップルが殺到した。中国語では、「9」と永久を意味する「久」の発音が同じだからだ。
2009年9月9日は、「999」と9が三つそろい、大吉とみなされている。北京市でこの日入籍したカップルは18,979組に達し、史上最高となった。前日の夜8時半から結婚登記所の前にカップルたちが列を作リ始めた。上海では8,852組、広州は6,106組となり、共に49年来の最高記録を更新した。

中国西南部の貴州省貴陽市で、結婚証書を手に幸せいっぱいのカップル(GETTY IMAGES)
中国河南省許昌市の登記所の風景(GETTY IMAGES)
この前例のない入籍ラッシュに備えて、各地の結婚登記所は事前予約や、略式登記などの対策を打ち出した。10分余りかかる従来の手続きを3分間に短縮したが、杭州市のある登記所では夜12時まで業務時間を延長した。
当日朝、縁起担ぎに便乗するために急遽入籍を決めたカップルも少なくない。その一方、この日に入籍するために婚期を伸ばしたカップルもいる。
また、この日を狙っての復縁や再婚も多く、一部の結婚登記所は、対応しきれないため離婚登記の窓口を開放して入籍業務を行ったとの情報もある。
海外の華人も負けていない。マレーシアのクアラルンプールでは、556組の華僑のカップルがこの日を選んで、共同結婚式を挙げた。
マレーシアのクアラルンプール市の天後宮で開かれた共同結婚式(GETTY IMAGES)
米国文化でも、9は幸運を意味する縁起のいい数字だと考えられているようだ。9月9日、多くの米国人がラスベガスを訪れ入籍した。AP通信は、登記所の職員がマラソンのように次々と入籍業務をこなした様子を伝えた。一方、ニューヨークでは9日午前中までに200組のカップルが入籍、平日の4倍になったという。
中印国境タワン地区、緊張の焦点に
中印国境タワン地区、緊張の焦点に
中印国境のタワン地区では緊張が高まっている。写真は、タワン地区で雪の中武器を運ぶインド兵(2003/10/31、STR/AFP/Getty Images)
【大紀元日本9月12日】「ニューヨークタイムズ」は4日、インドが今後数年にわたり、2師団の軍を中印の国境沿いの地区に送り込むという、アルナーチャル・プラデーシュ州シン(Singh)知事の発言を報道している。軍人総数は5万から6万人におよぶ見通しだ。昨年のチベット紛争以来、ダライ・ラマに敏感になっている中国側の国境侵犯や国境巡回などが多発しており、両国の高まる緊張を反映する動きだ。
焦点となっているのは、チベット仏教寺院のたたずむヒマラヤ山脈東部のタワン地区で、17世紀にはダライ・ラマ6世が生誕しており、現在のダライ・ラマ14世も1959年にこの谷を通って亡命したゆかりの地だ。タワン地区があるアルナーチャル・プラデーシュ州は、南はインドアッサム州、北は中国、西はブータン、東はミャンマーと接している。アッサムのアホム王朝、英国、インド政府は一貫して、山岳部族には干渉しないという政策を取ってきており、1914年には、チベット政府とイギリス領インド帝国の間でマクマホンラインと呼ばれる国境線が取り決められた。しかし、この国境線を中国は認めておらず、1959年には中印国境紛争が勃発。中国側は、このインド北東部の土地が、歴史的にチベットの一部とされるならば、中国の統治下にあるはずだと主張している。
中印両国はタワン地区を巡って、国際経済の舞台でも衝突している。アジア開発銀行による29億ドルのインドへの貸付を、今年6月に中国側が阻止した。6千万ドルがアルナーチャル・プラデーシュ州の洪水抑制プロジェクトに使われることに対する不服がその理由だった。中国側は「インドは貸付プロジェクトを利用して、国際社会の注目のもとで、アルナーチャル・プラデーシュ州を自分の領土に入れることを企んでいる」と分析した。結局、中国側の猛反対にもかかわらず、インドへの貸付けは承認された。
高まる緊張の中、インド軍のある指導者は「インドの最大の脅威国は、パキスタンから中国に代わった」と身を引き締めていた。
【動 画】 結婚式が一時中断 「ワッフル」が原因?
結婚式が一時中断 「ワッフル」が原因?
新朗の間違いに笑いが止まらなくなった新婦、式は一時中断
【大紀元日本9月11日】
神父の前で新郎新婦が、二人の愛を誓う神聖な場面で、緊張した新郎が神父の言葉を復唱した時のちょっとした間違いで新婦の笑いが止まらなくなり、結婚式は一時中断した。
米国のある結婚式で、新郎は新婦に対し「僕の生涯のワイフとして」という愛の誓いを「僕のワッフルとして」と言い間違えてしまった。ずっと笑いを堪えていた新婦は、どうしても我慢しきれなくなり、「ワハハハ」と思い切り大笑い。さらに、笑いながらワッフルを口の中に入れて食べる動作までやってしまうお茶目な姿に、会場全体も誘われていつしか大笑いとなった。
自分の笑いがコントロール出来なくなった新婦は、何度も足踏みをしてどうにか笑いを止めようとしたができなかった。
笑い声に包まれた神父は「私はこのようなことは以前にも経験したことがある」と落ち着いて話した。結婚式は少し延びたが無事に終了した。
いいんじゃない、こういうのも ^o^