最近は値上げのニュースばかりです。スーパーマーケットに行っても今まで78円だった物も98円になるなど家計に厳しいですね。肉は安く買える輸入のものが無くなっているのには正直驚きました。円安の影響でしょうか?
さて、最近の経済について学んでみました。
スタグフレーション 加谷圭一著 祥伝社 2022/10/10刊

スタグフレーションなんて言葉は中高生の頃に社会科で習って以来に聞く言葉。私が生きて来た月日に起こらなかったので忘れ去られていた社会現象です。
おさらいをすると
「不況下のインフレ。賃金が上がらず物価だけが上昇する状況。」
今はまだ危惧されている状況ではありますが、
要因は出来つつあるのではないか?
もしそうなら対処を考えたいところですね。
2023年1月18日の日銀会合では金利は据え置きで量的緩和は継続とされ、2円の円安と600円の日経平均上昇となりました。インフレ目標も示されたことから継続的なインフレは確定のようです。
まずは物価高のインフレについて要約したいと思います。
著書によると要因は
①地球規模の人口増加による需要の拡大
②原油、小麦などの原材料費の高騰(ウクライナ侵攻による)
③政府日銀による量的緩和策(金利の抑制)による適度なインフレを誘導
このような要因を見るとインフレは当面続くので
バイクは安いうちに買っておこうという考えも成り立ちます。
しかしながら
インフレが続くと防衛策として
①安いものを探す
②代替品を探す
③我慢する
となりますが、とりわけ自動車については②の代替品を探すのが良いと書かれています。ですので大型バイクは見送り維持費の安い250が選択肢となりそうです。
更にインフレが進むとバイクは贅沢品の部類に入り③我慢するになってしまうかもしれません。
何よりも大切なことは賃金の上昇でしょう。
著書の中では、仕入れ価格の上昇分を価格転嫁できれば企業の収益も上がりそれに伴って賃上が可能になる。ただし業績拡大が確定してからになるのでそれまでは生活が苦しく感じる人が多くなる。
価格転嫁でき、業績が拡大でき賃上げできるのは、その企業がは市場で競争力があることだという。
したがってご自身が勤める会社が価格転嫁でき競争力があり収益を上げ、物価上昇以上に賃上げできればインフレを乗り越えられるということですね。
賃上げできる会社にお勤めならバイクの購入も安心のようですね。
おまけにローンを組んでも借金そのものはインフレにより目減りしますから負担が少なくなっていくことにもなります。
岸田総理が言うように賃上げが必要ですね。