何度でも、何度だって、恋できる。
私たちは、決して失うことはない。
それは、心の中にあるから。
大好きな気持ち、それは、決して失うことはない。
目の前の相手と、上手くいかなくても。
たとえ、目の前の相手を失うことになっても。
わたしたちは、決して失うことはない。
時を変え、場所を変え、相手を変え、
何度でも、恋する。
もう、嫌われてもいいやって思った。
自分がひどいことしてるのも、分かってる。
相手に追いかけてきてほしい。
だから全力で逃げる。
後ろを気にしながら。
相手は、眺めてるだけだということも、
そのうち嫌気が指すことも、
わかってる。
こんなの、愛じゃないことも、わかってる。
心の中で謝った。
それでも、私は好き。
嫌われてもいい。
私は好きだから。
それは、相手に嫌われても、揺らぐものでもないから。
9年前の今頃、この人しかいないと、本当に本当に思っていた相手を失った。
私はパニックを起こした。
彼の友達に片っ端から連絡したり、
とにかく、苦しかった。
私が引き寄せと出会ったのも、この時。
その頃のある日、死にそうな思いで友達とランチしたアフタヌーンティーを上から眺めた。
あの日の私に、こんなふうにまた誰かを好きになれる日が来ると思えただろうか。
あの日の彼の代わりなわけでもなく、
意図せず恋に落ちる日が来ると思えただろうか。
あの日の、あの日の打ちひしがれてた私に言いたい。
また、恋したよ。
だいじょうぶだよ。
そう、抱きしめたい。
私にとって、好きという、この気持ちがたからもの。
だから、私たちは、決して失うことはないのだ。
それは、ずっと私と共にあるから。