共感してもらいたい！？仲間を増やしたいなら伝える分母を増やせ。ある愛好家の話。

※5/22～25は関東行脚をしてました

5/23は

さいたま市大宮盆栽美術館に

遊びに行ってきました。

今回の関東行脚のメインイベントと

いってもいい

「盆美ツアー」

ワカマツ、盆栽好きなんか？？

という質問にお答えすると

盆栽に限らず、私は

「美しいものを愛でる」

のが好きでして。

「一度は盆栽をじっくり見てみたい」

という気持ちがあったわけです。

そして盆美を見たいというきっかけを作ったのは

真ん中でピースサインする

色白女史、「広告漫画家の百万さん」です。

両脇の私たちが持っているトートバッグは

百万さん公式キャラ「ぶたこ」グッズ。

リスペクトのつもりで持っていったら

同じツアー客と完全にかぶりました（笑）

この百万さんが

何をかくそう（隠してない）

【プロ盆栽愛（め）でリスト】で

盆栽漫画家の百万さん。

盆栽の魅力についての発信を

ブログで時折触れているので

大宮に「盆栽町」という町があることや

「盆美」の存在、

盆栽アカデミーなるものがあるなど、

彼女の発信で知りました。

そして

「お近くにいらしたら

いつでも（盆美を）案内します」

という投稿に食いついたわけです。

百万さんとは2年半くらい前からの

お知り合いで

過去に2回お会いしたくらいですが

どちらかというと「仲良くなりたい」

というよりも

単純に彼女の仕事ぶりと

「芯の通った生き方」（にみえる）に

共感している1ファン、という関係。

憧れの存在、かな。

基本、敬語だし（笑）

2人きりで会うのでもよかったけれど

めっちゃ緊張しそうだったので

他のメンバーも誘って、4人で

盆栽美術館ツアーをしてきました。

というわけで

盆栽漫画家・百万さんの

贅沢なガイド付きで盆栽美術館へGO。

※ロビーと中庭の一部の盆栽は

写真撮影可能です。

撮影不可ですが

館内にある「座敷飾り」のコーナーは

盆栽の美しさを際立出せる

「空間を切り取る和の心」

「雅な室礼」

を感じることが出来ました。

うん。奥深い。

いっぱい美しいものをみせてもらって

私自身の感想は

やっぱり「観る」のが好き～♡

ということ。

盆栽美術館は企画展示も変わるので

また見てみたいなぁと思いました。

盆栽美術館見学後は

美術館向かいの「盆栽レストラン」で

食事したあと、雨の「盆栽町」散歩。

いくつか百万さんおすすめ

盆栽園をまわり、

ここでも盆栽を愛で、

大宮公園＆どうぶつえん＆氷川神社まで歩く

「大人の遠足」を楽しみました。

百万さんとの盆美ツアーで、

彼女の「盆栽愛でっぷり」は

ヒシヒシと伝わったのですが

じゃあ私が盆栽を育てるかというと・・・

やっぱ違うんだよな。

私にとって「盆栽」は

「美しく手入れされたものを見る」事が

盆栽への興味の対象であって

「自分で育てる興味」ではない。

そんな中、百万さんの話で

興味深かったのが

「分母を増やす」話。

盆栽が好きで、育てるのが好き。

盆栽を趣味にしている。

同じ仲間を増やしたいと思って

普及活動をしたとしても

「盆栽っていいよね」

「ちょっと興味ある」

と思ってくれた人の中で

「一度くらいなら見たいけど・・・」を

超える人がどのくらいいるんだろう？

興味の対象として「深く刺さる」かは

人それぞれ。

（ある程度決まってる）

もし「盆栽」に興味を持って、

そこから「愛好家」になる確率が1％なら

魅力を発信する対象を

100人より1000人、

1000人より1万人と

そもそもの分母を増やすしかない。

というような内容だったと思います。

一緒に話をしていたのが

中米グアラテマラ親善大使で

フリースタイルフットボーラーという

なかなかニッチな活動をされてる

masatoくんで

私は2人の会話を後ろから聞いている

というような感じだったので

もう少し整然とお話されていたとは

思うんですが、

「分母を増やす」ってワードには

めちゃ反応して

「分かる～！」と思った次第です。

私が生業にしている

「モータースポーツ（普及）活動」も

そういう側面が大きいので。

そして、百万さんがしている

「広告漫画」というお仕事は

興味の対象（分母）を増やすのに

うってうけのお仕事。

難しい事柄を

「漫画」というツールを使うことで

飛躍的に範囲を広めることが出来る。

だって活字本は読むのが苦手でも

マンガなら読めるって人多いですよね？

本屋さんにいくと

【マンガでやさしくわかるシリーズ】

って本がたくさん並んでいるの

ご存知ですか？？

日本能率協会マネジメントセンターが

いっぱい出しているシリーズです

（私も結構目を通してます）

百万さん自身は

そちらの手引書の漫画なども

手掛けていらっしゃるそうで

広告漫画家としての活躍も素晴らしい

「仕事出来る人」であります。

仕事でも趣味（盆栽ももはや仕事？）でも

分母を増やすことが出来る能力を

名実ともに持っている方なのです。

この大人の遠足、凄く楽しかったです。

ちょっとあこがれもありつつ

なんだかミステリアスな百万さんと

ゆっくり過ごせたこともよかった。

（周りにすごく気を遣って下さる方でした）

これからも変わらずリスペクトは持ちつつ

また一緒にお散歩したり

ごはん食べるくらいの距離感を保った

仲良しでいられたらなぁって思いました。

そして

盆栽は「小宇宙」

空間を切り取る。

決して自然美でない。

そこはかとなく美しい。

盆栽の魅力にハマる人がいるのも分かる。

私はまた「観たい」

大宮盆栽美術館ぜひ行ってみて下さい。