私は、知りませんでした。
この名前を知ったのは4-5年前くらいでしょうか。
「和光堂」は保育事業の経営者研修に行った時に
チラシと、会場に商品見本が並んでいて初めて知ったし
ベビービョルンは友人の出産祝いなどでベビー用品を色々見ていて
知った名前でした。
子育て支援ボランティアを立ち上げ、いろいろと情報収集するようになって
世の中にはいろんなこども向けブランドやサービスがあることも分かってきました。
子育て世帯の方には「当たり前じゃん!」な情報でも、
近くにこどものいない人にしてみれば「なにそれ?」です。
何の会社か分かりますか??
(2016年1月からアサヒグループ食品株式会社に集約されましたが)
和光堂は元々薬局からスタートした老舗の会社で、
離乳食・粉ミルクの分野でベビー用品を扱う大手です。
こちらの2つはおもにベビー用品を扱う会社やブランド名です。
ベビービョルンはバウンサーや抱っこひも、エルゴも抱っこひもが有名です。
あ、抱っこひもはともかく、「バウンサー」という名前を知ったのも最近です(笑)
TVCMなどで見たワケでもないし、こどもが近くにいなければ、自らネット検索で
この言葉にたどり着くこともないのです。
介護現場でも教育現場でも、どんな世界にもその【業界専門】の商品を扱う会社があり
○○の世界では知らない人はいないけれど、他の人にはさっぱり、というものは存在します。
でも子育てや介護というのは生活であり、こどもが生まれればベビーベッドやベビーカー
こども服はもちろん、おむつ・ミルク・離乳食まで様々な商品のお世話になっていくわけで・・・
それが「こどものいない家庭」にはゼロ。
触れることもありませんから、進化も知りません。
ベビーシッターや保育所で働くまで、パンツタイプのオムツの端が
簡単に指で破れるようになっていたことも知らなかったし
最近のミルクには固形タイプのものがあることも知りませんでした。
ドラッグストアに行っても、ベビーコーナーの前を通ることすらなかったですしね。
近くに情報があっても、それを取りに行く意識がなければ、ただの石ころと同じ。
【子育て世帯じゃない人、或いは近くにこどもがいない人・子どもに興味ない人たち】と
【子どもを育てている人たち】には、「情報」という面ですら大きな壁があるのです。
私自身は子育て支援に興味を持つようになって、生活が「子育て中のお母さん目線」に変わりました。
世の中の子育て世帯のお母さんは、何に困っていて、どんな情報やサービスを欲しているのか?
今はどんな子育てサービスが世の中にあるのか?
その中でどういったものが支持されているのか?
事業所内託児所しかり、病児保育しかり、ベビーシッターしかり。
子育て支援基地アリエルでは、私が色々調べて知った、勉強した、或いは実際に体験した
「今(2016年)の」子育て支援サービスやビジネスモデル」も少しづつ紹介していきます。