何が出来るのか? | MCワカのしれっと徒然。

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2022年4月から1年間の海外移住なう

昨日から広島の災害によるニュースを見ながら心を痛めています

各地で起きている豪雨による土砂災害や冠水、竜巻・突風などの

自然災害で亡くなられた方、被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。


今年は大幅に仕事を減らしているのですが

空いた時間を使い「防災・減災」を勉強しています。

勉強して思うのは、自然の猛威を前に出来ることは限られるということ。
それでも避難にしても何にしても命を守る行動というのは

事前に勉強しておいて損はないと思いました。
知っているかいないか、とっさの判断で命拾いすることもあるからです。
(もちろん寝ている間に被災し、知識も経験も役にたたない場合もあるでしょう)

人工増加に伴い、山を切り崩して宅地造成が行われたまちづくりが

結果的に今回の被害を生んでしまっている現実。
広島だけでなく山を切り崩し宅地開発をしてきた地域は同じような危険をはらんでいます。
裏に山がせまっている地域だけでなく、都市部でも高低差があるところなら

ガケ崩れなどの不安はあります。


まさにこういったまちづくりのしくみも含めて色々勉強していましたが、
実際問題、建物が建ってしまった今。

もし、今回のような災害が起きてしまったら
私たちに出来ることは何なのか。


防げなかったのか?という声も一部であるものの

現実問題難しいでしょう。



『避難勧告』についても。


夜中の2時-3時に局地的豪雨が降った場合、

避難勧告が出されたとして

防災無線が寝ている住民にどれほど届くか?

激しい雨音にかき消されずに聞こえるか?

テレビをつけて見ていた人はいたか?

メールの緊急速報に気づけるか?

勧告を知ったとして、真夜中の2-3時に豪雨の中

停電もしていたとして避難所へ逃げようと外に出る人がどのくらいいるか?


そもそも土石流が家の中に入ってきた時、どうやって逃げるのか、

どのように身を守るのか?


実際被害にあわれた方々のインタビューや映像を見ても

今の自分が置かれている状況とかけ離れすぎていて

想像がつかないことだらけです。


消防局や行政の方々は悔やむこともいっぱいでしょうが

一刻も早くまだ見つかっていない方々の救助・発見の作業をしなきゃいけないし

被災された方のケアだってしなきゃいけない。


今からでもやることは山積みなのです。


私はこの夏、行政防災のノウハウを学びましたが

(避難所の運営シミュレーションやまちづくりなど)

分かったことは、備えておいてもそれを超える災害は起きるということ。


その災害が起きた時、どうするのか?


こうすればよい、なんて正解の方程式はなく。


その時その時によって、判断も変わるのでしょう。


でもね。

その選択肢や知識が多ければ、自分や家族の身を守る確率が上がるのも確か。

(どっちに向かって逃げたらいいのか一つとっても違うので)


少なくとも、自分が住んでいる地域にどんな被災リスクがあるのか

(津波で浸水する地域なのか、土砂災害が起きやすいのか・・・など)

お住まいの地域のハザードマップを見ておくことだけでもお勧めします。



まだ見つかっていない方々の発見と

被災地の皆様の生活が少しでもはやく平穏に戻るよう願っております。