今日は
幸田サーキットで毎月第２土曜に開催される
『サーキットアタック』実況に行ってきました。
今回は沖縄からのエントリーもありましたし、
開幕戦が雪で中止になり今季初開催だったので、
クラス区分も変わったりして
ちょっと様子見でアナウンスをしてました。
このイベントは地震の影響で
中止にはなりませんでしたが、
この週末、鈴鹿サーキットで開催される
「モータースポーツファン感謝デー」は
一部の展示を除き、中止が決まりました。
実質的な被害を受けた訳ではない地域でも
『状況を鑑みて自粛』という流れが
この先も高まっていくと思われます。
確かに関東・東北の皆さんが大変な思いをされているのに、
お祭り的なイベントの開催は心情的に苦しいモノがあります。
私自身、このモータースポーツ業界や、
サービス・アミューズメントという娯楽産業に
身を置いて生計を立てている一人であって、
仕事の多くは皆さんの日常の中の
『“趣味の世界”のお手伝い』です。
被災されて何もかも失い避難所へ駆け込んだ方々、
なんとか住むところは残ったけれど、
ライフラインの整わない環境・・・
そんな方々に対して、
自分が出来ることなんて全然ないなぁ～という無力さも感じています。
今まで当たり前に仕事をしてきたけれど、
皆さんが趣味の世界に没頭出来る事、
それによって自分の生活が成り立っていたことも、
平和でありがたいコトだったんだと思い知らされました。
さて、これから書くことはあくまでも私の個人的な意見です。
誤解をされるかもしれませんが、あえて発信します。
娯楽の産業で生計を立てている人は
私だけじゃなく何万人・何十万人もいます。
公営ギャンブル・パチンコ産業・風俗営業…
急を要さない、そもそもいらないんだから自粛せぃ、って
コメントもいろんなところで見ました。
（私もきらびやかなネオンや電気は控えれば、って思う）
でもその産業からも膨大な税金が国に支払われているし、
そこで働く従業員さんもいっぱいいる・・・
今回の地震ですべての現場や仕事が自粛されてしまうと、
今度はそういった人々の生活も成り立たなくなり、
経済がさらに疲弊して被災地の復興どころじゃなくなってしまう。
だから今、仕事がある人・働ける人は一生懸命働いて、
お金を稼ぎ、募金をし、税金を払い、
この先長く続くであろう復興のために
エネルギーをどんどん蓄えておくしかないんじゃないかと。
私も被災地から離れて元気に働けるチャンスをもらった、と
受け止めて一生懸命働きます。
そして稼いだお金を頑張って募金します。
微々たる金額だけれど、それが集まれば出来ることも増えるハズ。
震災２日目。
まだ大津波警報も消えない。
被災地入り出来なくて救助もままならずだし、
津波に飲まれて流された遺体も
いっぱい見つかっているのに
どうにも出来ない地域がまだまだあるみたいです。
しかも福島の原発の問題も浮上してきました・・・・
これからさらに状況は悪化していきそうですが、
テレビを眺めていても始まらない。
明日も頑張って働きます！