あれから5年・・・ | MCワカのしれっと徒然。

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2022年4月から1年間の海外移住なう

本来なら昨日、全日本ロードレースの開幕戦が

筑波サーキットで開催され、
レース翌日にあたる今日

加藤直樹くんを偲ぶ「記念会」があるハズでした。
(命日は4月2日)



しかし震災の影響で早々に筑波大会の中止が

アナウンスされ、記念会も日程が来週に変更になりました。

※10日になったので、残念ながら参加出来ませんが…


あれからもう5年。


まさか今日の日本がこんな状態になるなんて

思ってもみなかったです。


命の重さ、日々の暮らし、

当たり前になんでも出来ていたことのありがたさ、

そういったものや状況に対する感謝…


防災はもちろんですが、

電力供給の仕組みや原発に対して自分がどれほど
無知で無関心だったか等々…

思い知らされました。



知人がブログで

「今思うと、『地球にやさしく』というフレーズの

なんと陳腐なことか。

私たち人間が地球にしてあげることがあるなんて…(中略)


人は自然に『生かされている』

~本当に地球にやさしくするというのは
地球に対して謙虚であること」


というような内容を書いていて、

すごくハッとさせられたし、その通りだな、とも思いました。


他にも色んな人の色んな意見を見る機会がいっぱいあります。


阪神大震災の時にはここまで携帯も

マルチメディアも普及してなかったし、
(まだ当時はポケットベルだった気が…)

テレビやラジオ以外の情報を
こんなに簡単に入手できる状況にはありませんでしたが、

今や1人1メディアというか…、誰しも情報発信出来る時代。



実際に被災された方の生々しい言葉から、

ボランティアで現地入りした方のブログまで

確認出来るようになり、情報過多なのも事実…。



どの情報が正しいのか

全て確かめるすべがあるわけではないうえに、
どれだけ現地の様子をネットで目にしても、

実際に被災したわけではなく
知識も特殊技術もなく、

被災地の方々のお役にたてるわけでもない私。



地震で多くを失った被災者の方、

復興どころか現在進行形の原発の脅威に
直面している周辺住民の皆様、

そして何より現場で作業に当たっている多くの
作業員の皆様、技術者やプロフェッショナルな方々、

さらにはボランティアの方々など、

復興へ向けて長きに渡るであろう活動には

尊敬の念と感謝の気持ちは持っていますが


思い知らされるのは

私はどこまでいっても「傍観者」である、という事。


当事者ではない私が色々慮っても、

被災者の皆様に出来ることなんて
本当にあるんだろうか?と自問自答しています。


少なくとも。


被災者の皆様の心を

さらに痛めることだけはしないでおこう、とは思いたい。


私は名古屋で出来ることをし、経済をまわし、

仕事も休まず、お金も使い、
そして東日本に色んなエネルギーがまわるように心を配っていきたいです