幻の本籍地 | 一合野郎の覚書

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   ー うめすけ ブログ ー

 昨日のニュースに、どこかで見たようなロゴが映っていた。やがて、千葉県山武市の……と説明が入る。ある蔵元で消毒に使える77%のアルコールを販売するという案内だった。

 ロゴとは↑。お客様に頂いた、特製ラベル中の「舞桜」である。蓮沼という、平成の大合併まで村だった所の造り酒屋さん製だ。以前、大学教授と蔵元経営者の間に挟まれて講演をする云々の記事をアップしたが、その「梅一輪」も同じ通り沿いにある蔵元銀座なのだ。

 その二軒を結び、同じ距離を取って正三角形を作ると、我がお祖父ちゃんの生家界隈にあたる。つまり、世が世なら私の本籍地だ。

 お祖父ちゃんは次男だったので婿に行き、私の本籍地は山武市から横芝光町に、苗字は土屋から梅田になった。ちなみにお祖母ちゃんも養女で、苗字は伊藤だった。

 めぐりめぐって、ご近所さんになったかも知れない蔵元さんの社長と講演をし、もう一軒が醸造したワンカップのラベルになるとは想像すらしなかった、というよりできなかったな。

 あまりにもマヌケな顔で写っているからモザイクをかけようとするも、方法が分からない。つくづく情けなく思いジッと眺める。いつの写真なのだろう?髪の毛が長い……フト気付く。緊急事態宣言延長で自粛が続き、いつのまにか同じ髪型になっている。