おはようございます。コーチの石崎舞子です。
ご存知の方が多いと思いますが、”質問”には、オープン・クエスチョンとクローズド・クエスチョンがあります。
オープン・クエスチョンは、相手が自由に答えられる質問で、相手に考えさせたいときに使うと有効です。
クローズド・クエスチョンは相手が「はい、いいえ」の二者択一や「AorBorC」の三者択一などで答えられるような、回答範囲を狭く限定した質問の仕方で、事実を明確にするときや、答えを早く要求するときに有効です。
オープン・クエスチョンを使うと相手から返ってくる回答の幅が広く、クローズド・クエスチョンを使うと、相手から返ってくる回答が限定的です。
ある目的を持ってオープン・クエスチョンで質問したのはいいけど『話がかみ合わなかった』『期待していたような回答を得られなかった』という話(失敗談?)を聞くことがあります。
オープンすぎる投げ方をすると、思ってもみなかった方向から回答が返ってきて戸惑ったり脱力することが多い、という人に使ってほしいのが限定的オープン・クエスチョンです。
『この本どうだった?感想を教えて』はオープン・クエスチョン。
『この本、面白かった?つまらなかった?』はクローズド・クエスチョン。
だとしたら、
『この本の、この場面についてどう思った?』『この本の読後感はどうだった?』『この本の主人公の考え方についてどう思った?』が限定的オープン・クエスチョン。
この例だと、『そんな簡単なこと。みんなできるでしょ』と鼻で笑われるかも知れませんが、現実社会で込み入った話をするときに頭からすっぽり抜けてしまうことがあります。
『話がかみ合わなかった』『期待していたような回答を得られなかった』ということが多いかも、と思う方はお試しください。
なお、『自分は何を知りたい(聴きたい)のか?』が明確でないと限定的オープン・クエスチョンを頭の中で組み立てられません。
質問したけど思ったような回答が返ってこないときに『質問の仕方が悪かったようだ』と反省しますが、言葉選び云々より前に、『自分は何を知りたい(聴きたい)のか?』がハッキリしていなかったのかも、と思います。
(仕事ではあまりないけど、私生活ではよくあります)
◆ステップメール【ワーキングマザーに贈る10通の手紙】のご案内
仕事・人間関係・子育て・夫・自分自身のことについて、知っておくと便利なお話を1日1通合計10通のお手紙としてお届けします。
配信終了後は、メルマガ『ワーママ的らくらくコミュニケーション通信』が配信されるよう自動で切り替わります。(配信停止ご希望の方は即解除可能です)
ステップメール【ワーキングマザーに贈る10通の手紙】の読者登録はこちらからお願いします
◆メルマガ【ワーママ的らくらくコミュニケーション通信】のご案内
ワーキングマザーがラクになるためのコミュニケーションのコツをメルマガで紹介しています。(平日の月~金、毎日配信。土日祝はお休み)
テーマは、キャリアのこと、職場の人間関係のこと、夫とのこと、育児のこと・・・ワーキングマザー360度全方向、日替わりです。
ワーママとしての実体験とコーチとしての見識を織り交ぜた数々の事例をご紹介しています。
理論を知り(誰でも理解できます)普段のコミュニ ケーションで試してみるだけで、実際にコーチングを受けなくても一定の効果が得られます。