変わらない日本 | ワーキングマザーのための時短勤務でも目標達成できるようになるコーチング

ワーキングマザーのための時短勤務でも目標達成できるようになるコーチング

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おはようございます。ワーキングマザーコーチの石崎舞子です。

久々にパクスックチャさんが書いた東洋経済オンラインの記事を読み返してみました。

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■ 政府は「2020年までに指導的立場の女性を30%に」と言うが、それは男性の働き方を変えムダな長時間労働を是正することで、男性が家庭責任を果たせるようにしないかぎり、達成できないだろう。
 
今まで何度も「企業パフォーマンス向上のために女性活用を進める」と言ってきたが、それが達成できない最大の要因は、男性の働き方を変えず、女性だけに「仕事・家事・育児」を負担させる制度を手厚く整えたからだ。

■このままでは妻が自分のキャリアと引き換えに、夫の家庭責任を肩代わりしながら働く今の状況が続くだけで、今後の女性の活躍は期待できない。

アジアでは手頃な価格で家事育児のすべてを担ってくれる住み込みの家政婦を雇うことができる。妻は洗濯も掃除も料理もしなくていい。子供が急に熱を出しても家政婦が看てくれるから休まなくていい。仕事が終わって家に帰れば、出来上がった夕食を食べて子供と遊ぶだけ。

■アジアの妻たちはこのようにして、出産後でも夫と同じように責任とやりがいがあり、給与の高い仕事を担うことができるのだ。主要アジア諸国の女性たちが、欧米並みに管理職比率が高いことにも納得がいく。

一方、家政婦の人件費の高い欧米ではアジアのように住み込みの家政婦を雇うぜいたくができないため、日本同様、仕事と家庭の両立は決してラクではない。しかし、日本との最大の違いは、夫婦で家事・育児の家庭責任をシェアしながら、両立している。
 
欧米男性の家事育児時間の長さは日本でも広く知られているところだが、そのおかげで女性たちが職場で活躍できている。男性の家事時間が長い国では、総じて女性管理職比率が高いのである。
 
欧州、米国やアジアの主要国の現状を見ると、共働きにもかかわらず、妻だけに「仕事」「育児」「家事」の3重苦がのしかかるのは、日本と韓国ぐらいだ。これが日本(と韓国)で女性が職場で活躍するうえでの最大の障害になっていることは明らかだ。
 
このように、仕事と家庭の両立と女性活用の成功のカギは、女性の家事負担を減らす「夫」か「メイド」の活用だ。決して、妻が家事・育児をいっさい引き受けながらバリバリ仕事をするスーパーウーマンになることではないのである。
現代社会において、ママがキャリアでの成功を目指すために、スーパーウーマンになる必要性はまったくないのだ。

海外事情を知れば知るほど、欧米と同様にメイドの人件費が高い日本で、女性活用を前進させるために必要な両立支援策は、これ以上の女性だけへのサポートではなく、男性の仕事と家庭の両立支援の充実にほかならないことを強く感じる。
 
つまり、女性活用を前進させるための両立支援は、男性が家庭責任を担いながらも仕事の支障が最低限に抑えられ、能力を発揮できる支援策だ。そのような男性の両立支援が充実すれば、女性は夫と共に家庭責任を担いながら期待されるパフォーマンスを出すことができるようになるはずだ。

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妻だけに「仕事」「育児」「家事」の3重苦がのしかかるのは日本と韓国ぐらい、だって

今の日本の両立支援制度は、『女性たちよ、この3重苦を頑張って乗り越えてね♪』という施策に過ぎず、夫の家事育児参加を促すための施策ではない・・・その通りだ


もう10年前の話になりますが、育休明け仕事に復帰した頃、毎日がいっぱいいっぱいで辛くて、夫に『もっと早く帰ってきて家事育児を手伝って欲しい』と何度もお願い(ケンカ?)したけれど、夫は『育児を理由に早く帰りたいなんて言う男は会社に存在しない』『そんなこと申し出たら左遷されるかも』『昇進昇格が遅れる』という理由で却下が続きました。


男性が育児のために早く(といっても定時だよ、定時)帰宅するなんて、10年経った今でも”非常識”みたいですね。変わらんなー日本



子育てをアウトソースするのはイヤ。
かといって夫に育児を手伝ってもらえない。
せっかく大学まで出してもらったのに専業主婦になるのはもったいない。
それなら起業しちゃおうか、というママが最近増えているのも頷けます。

家事育児と無理なく両立できる働き方として、自宅でお教室やサロンを主催するママ、設計や翻訳など専門的な知識・スキルを活かした事業をしているママさんなど意外に多いです。

会社員時代は、そういう人たちと出会わなかったのですが、辞めたら、こんなにたくさんいるんだー!とビックリ。

しかも、みなさん好きなこと・得意なことを仕事にしているので、穏やかな雰囲気で気持ちに余裕があり、いつも笑顔

日本は女性の起業率が高いらしいですが、自然な流れですかね。
会社や世間に強く文句を言うほど自己主張が強くない代わりに、柔軟性が高いと思います。