偶然目に留まった本『児童相談所の怖い話』。
新聞などで読む児童相談所のイメージは、『虐待されている子供の命を守るために、虐待親から保護する正義の組織』と疑っていませんでしたが、この本には全く別のことが書いてあります。
この本に書いてあるのは、
■学校や病院、その他近所の人などから虐待の”疑い”があると通報されると、通報者の言い分を鵜呑みにして子供を強制隔離(一時保護と言うらしい)する権限がある(親の同意も承諾もなしに連れ去ってしまう・・・・って誘拐ですか?)
■階段から落ちた、誤って火傷をさせてしまった・・など、偶発的な事故で病院で治療をしてもらった時、病院側が”虐待の疑いアリ”と言えば、十分な検証もなしに子供を連れ去ってしまう
■ワンパクな男子などは怪我も日常茶飯事だと思うが、虐待を疑う学校関係者が通報したが最後、虐待認定されてしまう。学校や保育園にいるところを令状(?)もなしに連れ去ってしまうのだそうで

■いえいえ、これは虐待なんかじゃありませんよ!と訴えようにも、法律とシステムに守られていて一切の不服申し立てができない(児童相談所の権限は警察よりも絶大)
■(これが一番怖いのですが)児童相談所を管理・監視する組織が存在しない。児童相談所が例え出鱈目なことをやっても、法律を盾にされて誰も何も言えない
■”保護”された子どもは、児童保護施設(乳児なら乳児院)に入れられて、しばらく(半年から数年。最長18歳になるまで)は家庭に戻れない。その間、面会や連絡の手段も一切断たれる
そんな、まるで北朝鮮の日本人拉致みたいなことが、この現代の日本の中で本当に起こっているの??と思ってネットで調べたら、けっこうな数の”被害者”がいるようです。年間100人くらい

これが事実だとしたら、児童相談所というところは国家的拉致組織?
恐ろしすぎます・・・

それにしても・・・病院が児童相談所と結託していると思うと、火傷をしたり、骨折したりしても、子供を連れ去られる恐怖で病院にも連れて行けないじゃないですか

本書の内容を詳しく知りたい方は、著者内海聡さんのサイト①②③をご覧下さい・・・
子どもを5年以上も返してもらえなくて(連絡もできないし、所在もわからず)、国を相手取り裁判を起こしている方もいらっしゃるようです。でも全面敗訴ですって・・・
