人が思考する時、考る時のクセとでも言いましょうか、それが無意識にが出ます。
このクセは、おそらく相当幼い頃から身についている性格のようなもので、本人はそのクセを無意識に使っています。
第三者に指摘されるまで、自分以外の人もみな自分と同じような思考をするものだと思っている場合もあります。
『思考が感情を作る』
物事の正否を判定したい(正しくは、判定せずにはいられない)クセの持ち主は、何事に関しても「これは正しいのか、正しくないのか」という言葉を自分の頭の中で繰り返します。←これが思考のクセです
判定したい一心で、様々な証拠を積極的に集め、最終的にこれは正しい(もしくは正しくない)という結論に達することでやっと思考から解放されます。
ところが証拠不十分により結論に達することができないと、思考回路から抜け出せずに、非常に強い欲求不満が溜まります。
その後どうなるかというと、もやもやする、気分が落ち込む、イライラする・・・・←これが感情です
『感情が行動を作る』
まだまだ証拠が足りない。もっと探さないと!!!!
イライラ、もやもやを解消するために、時に血眼になって証拠集めに奔走します。←これが感情に基づく行動です
本人は、早く思考回路から解放されたくて、さらなる証拠集めに励むのですが、時には証拠が見つからない場合もあります。
判定がつかない物事が例え小さなことでも、蓄積されるとストレスが徐々に増えていきます。
これが、エネルギーを奪ってしまう大きな要因となります。
コーチングでここまで現状が判明したら、次は『どうやったらこのクセを自分でコントロールできるようになるか』を考えます。
自分の思考のクセをうまくコントロールできるようになることは大きな進歩なので、コーチとしてもここには力を入れます^^
ちなみに・・・
こういう思考のクセを持つ方は、複雑な問題の解析や研究などの分野で大活躍しそうです。
複雑で難解であっても、結論に達するまでは簡単に諦めませんので。
普段から判定する習慣があるので、判定の速さもピカイチです。
問題解決を任せるには、適任と言えますね。