腰部脊柱管狭窄症・内視鏡手術・退院へ | 腰部脊柱管狭窄症・内視鏡手術体験記

腰部脊柱管狭窄症・内視鏡手術体験記

腰部脊柱管狭窄症。内視鏡手術が奏功。自身、決断前にネット検索しまくったが、ズバリの体験記は見つからず。基本的にファクトのみ、備忘も兼ねて記録。よって、コメント等はいただかないこととした。

 水曜、手術の翌日。ベッドから降り立つ際、腰から両大腿の付け根あたりがコチコチに固まったようになり、重苦しい痛みでウーッとなる。膝を真っ直ぐに伸ばせず、ガニ股歩き。症状がぶり返したかと焦るが、歩いているうちに膝も背筋も伸びてきて、サクサクと歩ける(これを勝手に「寝起き痛」と名付ける)。
 朝食前から歩き回り、食事もそこそこにまた歩き回ったが、術前のような痺れは出ない。ときどき、正座後に血行が戻るときのような軽いチリチリ感が下腿部にあるが、神経が蘇る過程のようにも感じられ、むしろ心地が良い。気が早いかもしれないが、間欠性跛行とはお別れできたようだ。
 ドレーンの排出は減り、透明になってきた。この日はレントゲン検査のほか、夕方から抗生剤の点滴があったが、それ以外は極力歩き回って過ごした。
 リハビリの担当さんから、歩きがとてもスムーズになったと言っていただく。素直にうれしい。
 
 木曜、手術の翌々日。この日も朝食前から歩き回った。やはり寝起き痛はあったが、歩いているうちにおさまり、間欠性跛行は顔を出さない。ただし、これまで左脚を庇い右脚に頼っていたのが、急に両脚を使うようになったためか、体重のかけ方と筋肉の働きにミスマッチ感がある。両脚の、今までとは違う部位に筋肉痛が現れる。寝起き痛ともしばらく付き合うことになりそうな予感。
 ドレーンと点滴用の留置針が抜かれ身軽に。傷の痛みはなく、発熱もない。今後CT検査をして問題がなさそうであれば、明後日の土曜には退院の運びとなった。しめて5泊6日。
 脊柱管狭窄症の「日帰り手術」を謳っている病院等もあるが、体力のある自身にしてもこの経過だ。術式や麻酔方式の違いもあり、一概に言えるものではないのだろうが、ドレーンの処理や感染等のリスクを考えると、自分の場合、この程度の入院は必要と感じた。