手術からちょうど2年後の受診日。レントゲンをご覧になった主治医から「問題なし。卒業です!」とお墨付きをいただく。
日常生活で腰部脊柱管狭窄症特有の症状を意識することはない。自分で名付けた術後の「寝起き痛」も、今となってはどのような痛みだったのか、実感を伴って思い出すことができない。立ったり座ったりすること、長時間立ちっぱなしでいることにも支障は感じない。
人に「2年前に脊柱管の手術したからさあ」などと話しても、「そうなんですか?全然そんな風には」などと言われ相手にしてもらえない。まあ、人の記憶なんて曖昧なもので、当時確かにこの話をした相手だって、既に忘れてしまっているようだ(あ、そうだっけ?ってな感じ)。実は自分でもそうで、手術前のつらい痛みや痺れも、術後の症状や不安も、ブログを読み返せば記憶が蘇ってくるものの、日々の生活あるいは人生の中で、過去の出来事として矮小化していった感じがする。
では身体は完全に元通りになったのか?「残念ながら」そうではない。1年前に「左脚の筋力は9割方戻ったというところだろうか」と書いた。その後も筋トレを頑張った結果、走る姿もさまになってきたし、両足爪先立ちも難なく出来るようになりはしたが、やはり元通りではない。手術を検討している方々がこの記事を目にされるかもしれないことを考えると、未だ「9割方」の状態にあると言うのが誠実だろう。左足のみでの爪先立ちは、どう頑張ってもできない。飽くまでも、右に比べ、左ふくらはぎの筋肉が痩せているためだ。
しかし、人間の体は良くできている。左ふくらはぎの筋肉がなかなか戻らない中、何筋というのか知らないが、左脛の筋肉が太くなってきた。左太もも前部の筋肉も力こぶの様に盛り上がってきた。体は、これでバランスをとって動作や歩行に非対称性が生じないようにしているのだろう。心も同じだ。
今年も気候が良くなってきた。引き続き筋トレを頑張ってゆく。