昨年末、当時モノCOX製チータのボディキットを入手した。

さすがに今日、コンプリートキットは入手困難、ミント品は勿論、

パーツさえ滅多にないゆえ、ボディだけでも少々値が張った。

ボディさえあれば何とかなる、とブリスターを開けたのは

単なるタンスコレクションでなく ”チータ” を自分の手で組む、

そして走らせるのが目的なのだ。

 

そう、昔日、未だ都内のサーキットが活気あった1966年、

東京タワーサーキットでもチータが流行った時期があった。

Back to The Future!  夢よ、もう一度..

 

 東京タワーサーキット<スロットカーがモデルカーレーシングだった頃> 

 

COX社製品は、後期クカラチャやブラスパイプシャーシも素晴らしい出来栄え。

が、当時を知る者には、マグネシウム製SW(サイドワインダー)式シャーシこそCOXのシンボル。

そのSWシリーズの中でもチータは後期製品、附属モーターはマブチ赤線巻。

実際、チータが東京タワーで流行り出した頃 ”36Dは赤線巻に限る”なんて言われてた。

(詳細は2024年記事ご参照されたし)

 ⇒ 60sスロットカー<COX-GT/SW>と36D赤線 

 

さて、ミント品のボディを入手できたものの、浮れてはいられない。

スタンダードキットのシャーシではチータに合わない部分がある。

先ずはガイドシューの突出し。

右のガイド3個は、上からrm-Craft製キールガイド(別称トレーリングガイド)、
 中はCOX製ジェットガイド(別称ワンタッチガイド)、下はCOX初期型ガイドシュー
 

COXは実車の雰囲気をコワさないよう、フロントのオーバーハングを短く造型している。

そしてボディスタイルに合わせ、専用スウィングアームを造ったのもCOXらしい。

タミヤがシャーシ共通化のため、ドライバー人形の肩を削り落としたのとは対照的だ。

 

いずれにしてもスタンダードシャーシではガイド先端がとび出してしまう。

上のフォトの通り支柱からの先端が短い rm-Craft製キールガイド採用も考えた。

が、スピンした時一回転してしまう懸念があると思っていたら、

思いがけないプレゼント;

 

(左)3つのアームは、左からフォードGT用(刻印無し)、中は共通シャーシキット付属(No.3339)

     右端はYS様からの賜り物、チータ用ショートアーム(No.16039) 

   m(_ _)m   ありがとうございました‼

(中) チータ用アームのハイトがスタンダードと異なるのはガイドも違うゆえ

 ∵ 先輩方のチータを見せて頂いたら、みなワンタッチのジェットガイドだった

(右)ボディキットのパーツNo.は16040、COXでは16xxxが1/24チータ専用品

 

またスウィングアームにはガイドシューの廻り止めをつけることにした。

以前、TOM氏やTK氏のチータを拝見したらそれぞれ工夫されていたし、

チータはショートホイルベースゆえスピンしやすいイメージもあるからだ。

 

ボディマウントのネジ、インサートナットは新造することにした。

本来はインチサイズ(#4-40径)約2.7ミリなので、JIS近似径はM2.6。

そこで ;

(左)ブラスパイプ(IN2.4OUT3.2)の穴にP=0.45ミリのタップを刻み、外側は廻り止めセレーションカット。

      (中) 少々キツめの穴にスッポリ押込む前にすべきは..

      (右)スチロール樹脂(プラモの切れ端を溶かしたもの)を、凹部に塗り固めてから挿入すれば、

              内部でボディのプラと溶着するから外れないハズ..という算段。

 

コンプリートキットはNO.16000、RTRはNo.16020、差額$4、即ち組立代は当時レートで¥1,440。

 

言わずもがなCOX-SWシャーシはテールヘビー。誰しも前方にバラストを付ける。

洋白と鉛の組合せで作るつもりだが、今日(円安のせいで)目玉の飛び出るプライス。

その高価な洋白板(昔は洋銀とも言われた)を切る前に、ボール紙でデザイン試作。

PCや図面上だけなく、やはり現物合わせはいいモンだ。

 

COXのフロントアクスルには、プラスティックを傷めないというシリコン系潤滑剤。

60年前に父から(なぜか)貰ったデンソー製のシリコンオイルが手持ストック。

(左)  テーパードリルM2/3がシャフト穴をさらうのに丁度いい。

       (中)  ガイドストッパーはハンドメイド、リン青銅板なら多少のショック吸収も期待。

       (右) シリコンタイヤばかりかシリコンオイルも60年間劣化ないようだ。

 

リヤタイヤはシリコン製をカットして表面を軽く慣らす、後先になってしまったが

マグホイルをレモン汁+水割りで30分漬けてから、リム部を磨いたらピカピカに。

(左)(中)ガレージハウス鵠沼(くげぬま)のシリコンタイヤを組むと外径29㎜近いが、

     芯出しを兼ね、チョット研磨(28㎜程度)すると接地面も若干ワイドになった。

 

完成したシャーシ、追加バラストで重量配分は理想的な 4:6に近い。

     リヤタイヤのグリップだけならノーウェートでもあまり変わらないのだが、

     コントロールしやすさと安定感を考えると必要だろう。

モーターリード線を見てると、自身の脊椎間狭窄症も神経経路をこうして整然と再レイアウトできたらな..

と身につまされてしまうが、この際COXスケールモデルに夢を託そう。

  続きは ⇒ COXチータ(ボディ塗装編)