< プロローグ >

7月のレースはビッグバンGP..

などと手前勝手乍ら標記したが、60sなビンテージスロットカー、

ここ、神奈川は大和のビッグバンにマニアが 集まり昨年末から開催中。

 

当初は南町田のレーシングパラダイスで続いたCOX&明治屋GPからの移行だった。

その明治屋エスハチは1/24でも小柄ゆえ、このビッグバンに良しとされたのは、

名称が”ビッグ”ながら本来1/32クラス用のサーキットゆえ。

確かにサイズ的にはピッタリだがフル電圧で走ると、いきなりグリップを忘れたり、

どこに転がってくか知れないリスキーなレース、我が老体は疲労困憊の有様だった。

 

そんな明治屋エスハチに代え、今回は ”USRRC<FT16クラス>”がスタート。

USRRCとは Can-Amの前身、グループ7がモンスター化する前のクルマ。

実車がコンパクトなので1/24スケールモデルでも収まり良く、

ルールも、オープンカーはトレッド60㎜、クローズドボディは65㎜。

エスハチより2割増しの車格となることもあって、コントローラブル。

 

今回の指定タイヤは32クラス共通サイズのガレージハウス鵠沼扱い=オルトマン19e/19h、

合わせる小径ホイルもビンテージクリア等のストックから選択した。

 

左端は、大径バンプロホイルに扁平ブラックマジックタイヤを履いたレーパラ仕様、

右のように1/24プラモのホイルキャップを小径ホイルにシュミレートはムリムリ。

 

左)フロントはそのままだが、ボディ内側を良く見るとタイヤの擦過痕がイン側にあったので磨き落とした。

中)長谷川製作所製ディーノのスタータイプのキャップをトライ。

右)単独で見る限り悪くないデザインだが、前後パターンが揃わないのは違和感。

そこで...

YS氏にご寄付頂いた32クラス用に付替えてパターンを揃えられた。

ありがとうございました!

 

今回のアップデーションはRタイヤとギヤ比。

ブラックマジック履きブッ飛ばしたレーパラとは一味違う楽しみもありそうで、

”Chitty Chitty Bang Bang”的愉楽をアーリーアメリカンUSRRCに期待してしまう。

そう云えば、主題歌歌っていたのは ビッグバンならぬ ディック・ヴァン=ダイク。

ネイティブ達が区別できても、自分には同じ韻に聞こえてしまう。

.. おあとが宜しいようで (^^;)

 

< USRRC in Big Bang  >

↑  アーリーアメリカンのスポーツカーレースは、いかにもレース専用車といったスパルタン出で立ち、

   現在の実車F1やGTカーの窮屈さなど微塵もない自由で長閑な雰囲気が今でも夢を見させてくれる。

 

↑  (左) 今回からビッグバンシリーズにフル参戦のIM氏コレクション。

          未だシャパラルはガイドシューなどセッティング途上、ロータス23は

          艶消しで本塗装前とのこと

        (右) Y氏はガレージハウスくげぬまで計画中のF1を持込まれていた。

          指定の細身シリコンタイヤが丁度当時のロータス25を素晴らしく再現。

 

↑  (左) 私がマーシャル担当したヒート5、トップはTOM氏、次いでIM氏、KD氏。

        (右) 同ヒート電光掲示板、1位YS氏チータ、2位TOM氏ロータス、3位KD氏スカラブ

 

リザルト ;

1位: 114ラップ / SCARAB/KMY 

2位: 112ラップ / LOTUS   /US氏 

3位: 106ラップ /LOTUS23   /TOM氏 

ファステストラップ : 8.44 sec /KMY

2nd ファステスト : 8.73/TOM氏

 

< COX 1/24GT  >

 

COX車に限った話ではないが、ビッグバンのコースは特に路面の攻略が難しい。

白い路面はツルりとスリッキー、黒っぽく見える所はラバーコーティングでシットリ。

路面へ喰いつくシリコンタイヤのグリップも一様ではない。

変型して踏んばるソフトなスポンジタイヤのようにスムースなドリフトアングルでタイムを詰める訳にはいかないから

如何にロスなく前に進めるかを注力して走った。

車幅もUSRRCより遥かにワイドだから隣レーンとの接触も注意すべき。

つまりストレートでオーバーテイクするのが理想だが、逆に離されないようにするので精一杯なシーンも度々。

実際、加速ポイントを早めたとしても並びかけるのが精一杯。

それに競り合うのも信頼関係がないとできないが、ひとつ気付いたのは..

シリコンは、加速方向へもスポンジタイヤと違い踏ん張ったグリップで立ち直れないという事。

つまり横方向であれ縦方向であれ失ったグリップが復活するまでタイムラグからコーナー立上りやバンクでミスるとストレートが伸びなくなるので、前車のミス待ちがオーバーテイクポイントとなる。

 

あるヒートで隣り合わせたクルマが速く、コーナーで私がイン側になっても並びかけるに至らずに暫らく抜けずにいた。

が、私がアウト側のコーナー立上りでイン側のライバルのテールがオーバードリフトした直後、そのテールがハイサイド的に内側、即ち私と反対側に振れそうだったので全開チャレンジ。

ほぼ互角だったハズのストレートでオーバーテイク成功し、ブレーキングも上手くでき前に出られた。

.. 60年前のCOXでも 奥が深い。

 

今回、スロットマスターUS氏のロータスとの直接対決は2勝2敗とガップリ四つ。

お互いラッキー/アンラッキーのインシデントあるも前回に続きポディウムセンターに。

嬉しかったのは、アップデートしたチータが最終ヒートにトップゴールできたこと。

(凸シューをカットダウンしたのが功を奏したが、まだレーンによっては引っ掛かりを感じるから改善要)

一方シャパラルは、あろうことか中間ヒートでスタートできずピットスタート、

更に走行中の不可解なスピードダウンも経験したが、その原因は見当が付いている。

というのも、小振り細身なガイドシューのスカラブでは全く問題なかったからだ。

 

リザルト ;

1位: 123ラップ / Chaparral 2A +Cheetah /KMY 

2位: 120ラップ / Lotus 30 +Cheetah   /US氏 

3位: 110ラップ /Chaparral 2A  /TOM氏 

ファステストラップ : 7.96 sec /KMY 

2nd ファステスト : 8.01/US氏

 

      (左)  我がCOX製チータ、今回のべストは8.11とUPタイム

        (右) YS氏がUSRRCクラス用に用意されたストロンベッカー製チータ

 

< Team Endurance  Race >

 

ビッグバン恒例、2名1組のチーム耐久レース、

私はIM氏とのコンビだったが、氏もガイドシューの不具合で苦労されていた。

今回コースのスリットコンディションは残念なことではあるのだが、

サーキットによるセッティング変更もスロットカーの妙なのかも知れない。

 

リザルト ;

1位: 120ラップ / YS氏/TOM氏

2位: 114ラップ / FJ氏 /US氏 

3位: 110ラップ / SZ氏 /KD氏

 

 

< ガイドシュー VS スリット問題 >

 

昨年当初、ビッグバンでの走行にあたってはガイドシューも小振なものに付替えた。

  ⇒ BigBang 1st

巾2㎜長さ20㎜以下(ヨコ:前後方向)5㎜以下(タテ:方向突出し)が推奨されていたのは

元々1/32スケール用のサーキットゆえのことだが、スリット(=スロット)自体は他と同様、

60年代からのモデルカーレーシング連盟規格とさして変わりなかった。

唯、ひとつ大きく違うのは”マグネットプレート”*の存在。

* 磁気受け鉄板は製図版に使う紙押えでなく、32スケール車のトラクションを高めるためのもの

 

例えば、マグプレートがコーナーのR径にピッタリ沿っていないと、本来3㎜あるはずの穴巾を狭めてしまい、

そこでスピードダウンや、つっかえて前に進まなくなってしまう事も起きている。

実際、2コースが下左フォトの通り詰まっていたので、今回は3~8コースが使われた。

 

勿論、レーンチェンジするので私だけ不都合な訳ではないが、マグプレート対策は必要。

また、その弊害はガイドシューに対するモノだけでなくもうひとつある。

路面より突き出していると、タイヤが接触した際に変なシリの振り方をする。

..だけでなく時としてパワーオフ症状を呈する。

 

上右図のように給電用平編線の左右外側にマグプレートが存在する。

だが、マグプレートがわずかに路面より突き出ているトコロが多い。

そこにガイドシューのブラシが乗り上げた場合は平編銅線との接触が悪くなる。

プレートはスチール製だが、給電線と密着していない(トコロにより接触)ので、

ガイドシューのブラシの接触が離れ空走状態となってしまう。

勿論、車体のイナーシャで走行中に停止してしまうことは無いが、ロスト状態。

中にはガクガクと走っておられた方も。

 

ベテラン諸氏のインプレ&アドバイスは;

TOM氏は、ブラシをなるべくガイドの内側に押し込むとイイ、

 またYS氏は、ブラシは拡げず細くした方が良い.. 

 

.. 忘れずに次回は小まめにチェックを心掛けようと肝に銘じた次第。