3月20日、春分の日はレーシングパラダイスRPMBで(月例のサンデーレース外)緊急特別企画。 

"Extra REDLINE7000 "

 

直近の出来事で、何より残念なのは ”ガレージハウスくげぬま” 鳥居氏の死去、

シリコン”オルトマン” タイヤだけでなく、あたかもタイムスリップしたかのようなビンテージパーツを供給してくれていた。

そして RPMB一画のマンション化計画は、首都圏近郊スロットカーファンに危機感を与えるが、こうしてスロットカーサーキットがある限り同好の士が集まって楽しめるのはありがたき事。

今回のエントラント、左端は黄色のニューカマー、SZ氏のビュイックワイルドキャット、

右から2番め青メタ屋根/白/赤のトリコロールカラーはYSM氏の新作 マーキュリーマローダー。

そう言えば、叔父が’66年頃からビュイックに勤めてたので何だか親近感がある。

また、マローダーとは襲撃船や略奪者の意で、後年スズキも800㏄のアメリカンバクに名付けた。

スズキは(特に輸出車は)バンディットとかイントルーダーとか物騒なマスコットネームが多い。

 

< 1/24  60s NASCA STOCKCAR

トルクフルな電関モーター、フルサイズアメリカンモデル、250gもの重量級スロットカー。

サイドbyサイドでドリフトしてコンコンぶつかりながら一団となって競うさまは、

もはやオモチャなどとは云えない大迫力。

本番レース、自分はヒート2までマーシャル担当。

(左) オープニングスタート直後バックストレート、トップはイエローのYMZ氏ワイルドキャット。

     (右) 追いすがるKD氏ギャラクシーがインフィールドに入って差を詰める。

(左) ワイルドキャットは最終ヘアピンでスピンアウト、ギャラクシーがホールショット、追うはプリムス。

     (右) 第1ヒート終了、電光掲示板表示に悲喜こもごも、左から2位US氏プリムス、1位KD氏ギャラクシー、3位TOM氏ギャラクシー。

 (下) PUをニコイチ組合せ復調、オープニングヒートを制したKD氏のギャラクシー

 

(左) 第2ヒート、新作マーキュリーが先頭、続くはギャラクシー。

     (右) 第2ヒート結果、1位はYSM氏マーキュリー、ヒートファステストもマーク。

           以下 - US氏プリムス - KD氏ギャラクシー。

(左) 第5ヒート、これまで2位続きだったUS氏プリムスがべストラップ14周をマークして1位。

     2位はTOM氏ギャラクシー、3位は私のシボレーインパラ。

     (右) 続く第6ヒートも同様にプリムスとギャラクシーが1、2位でゴール。

(左) 第7ヒート、US氏プリムスがややリードするもYSM氏マローダーが追いついてデッドヒート。

     (右) プリムスがレーンアウト、マローダーがトップに立つが、ギャラクシーが猛チャージ。

(左) コントロールBOX前、YSM氏マローダー気合入った走り。

     (右) 第7ヒートリザルト 1位マーキュリー、2位ギャラクシー、3位プリムス。

最終ヒートファステストをマーク、トップゴール果したYMZ氏ワイルドキャット。

 (左) SZ氏のワイルドキャット2台、奥は長谷川製作所オリジナル。ゼッケンも手描き。

      (右) ボディ・シャーシ共に当時モノのまま動態保存されているSZ氏コレクション。

 

リザルト ;

 1位 :プリムス フューリー     TTL67Laps(US氏)

 同着: シボレー インパラ       TTL67Laps(KMY)

 3位 :フォードギャラクシー   TTL65Laps(TOM氏)

 

Ref. ファステスト;  プリムス    :12.13sec.(US氏)

        2ndベスト  ;    インパラ    :12.18sec.(KMY)

 

     

< 1/32 60s GT >

さて、本日の第2レースはバリエーション豊富な32分の1クラス。

私が持込んだのは モノグラム製クーパーフォード、レベル製シャパラル2A、アトラス製ポルシェ904GTS。

アトラスのモデルは長谷川製作所SWフェラーリ同様、SB先輩からの頂きもの。

ボディ裏に MADE IN USAの刻印があるが、シャーシはどうみても懐かしのマルサン商店製。

アトラスは、タミヤの1/24ロータス30やエルバのボディを元に(コックピット廻りをモディファイして)自社モーター/シャーシの組合せも販売していたハズだ。

マルサンのキットは、60年代後半に三田は桜田通り慶応大側の玩具屋さんで見つけた。

その頃クリヤボディは当たり前で数十件あったサーキットも白金やスガモ、等々力、小山、村山..など十数件となり、デパートや街のおもちゃ屋さんにレーシングキットは見られなくなっていた。

 

当時の定価¥1,300はタミヤや長谷川のキットカーの価格を考えると高いかも知れないが、

店のおばちゃんが値引してくれモーター付で面白そうだと複数台買ってしまった。

実際、ニチモのホームコースではちゃんと動いて弟とドリフトを楽しめたので、

後で、もっと作ろうかと桜田通りに行ったら、玩具屋さんは無くなっていた。

今、手元に無いので定かではないが、マルサン商店は輸出メインで考えてパーツをインチサイズ対応にしたのか?.. と思うのはシャフトのスペックゆえ。

(左) 左からφ3.0㎜P0.5(現JIS/ISO)、φ3.0㎜P0.6(旧JIS)、中央2本がこのキットと同径のセンターがインチサイズ(1/8=φ3.175)でネジ切部だけφ3.0のもの、右の2本はセンター・ネジ部共1/8インチ(米国サイズ)

  (右)モーター兼シャーシの左右はCOXのセンターロックシャフト用と同じ”2-56”サイズのネジで止められていた。

だが、ピッチリ止めるには少々無理にねじ込む感じだったので寸法を測るとφ2.15㎜。

試しに国産のM2ネジでリプレースしてみたら、スムースに取り付けられた。 間違いなくメネジ側はM2.0なのだ。

(左) 使われていたベベルギヤにはJAPANの刻印(見えるだろうか?)あるが、このギヤは内径φ3.2ミリで作られている。

    交換しようとストックを引っぱり出したが、手持は全部φ3のギヤでキツくて入らない。

     また、手持のギヤと合う3ミリ径シャフトでは、今度は軸受メタルの所がガタガタに。

     ⇒ ミリサイズギヤの穴を3.05→3.18~3.20程度にリーマーで拡げればいい?

     ...ギヤのボス取付ネジ穴は縦に開けられているので、そのタテヨコ干渉により正確な加工は無理なのだ。

    (右)そこで、元々付いていたギヤを研磨し、また軽め穴を開けてみた。

   また軽量化と矛盾するようだが緩み防止にカシメ部分を共晶ハンダで固定、トータルでは 1g軽くなった。

  それにしてもインチサイズシャフトなのにミリサイズネジ部とか、ミリサイズネジにインチ規格ネジ山など、

  カオスの60年代製品のレストアは大変.. 運よく組合せができれば本当にハッピーだ。

コレクターガイドはオリジナルを尊重し、そのまま使った。

   編線の穴がガタガタなのでブラシは交換したが、ダブル接点の形式はそのまま変えなかった。

   こういうモノこそが楽しい60sテイスト、なのだ。

 フロントはアサヒ玩具のスピードリング、リヤタイヤは鵠沼シリコン製にしてシャーシ完成。

ボディをレストアする暇がなかったので、恥ずかしながらとりあえずそのまま持ち込んだ。

このアトラスのポルシェはそこそこ走るのでレースにも使ってみたが、14秒前半がやっと。

他から見たらクルージングレベルかも知れないが、もしこんなクラスのワンメイクあったら楽しいだろうな、なんて思ってしまった。

何しろ、USRRCのピットマンモーターも同様、モーターは剥き出し。

メンテし易いだけでなくユニットがシャーシを兼ねているので、合理的な正にワンメイクパターン。

ボディもポルシェに加えフォードGTもあるし、マルサンオリジナルのクラウンやセドリック、それにアトラスだけでなくファーレル等にも1/32キットシャーシをOEM供給していた。

つまりバリエーションも多いハズだが、入手困難ゆえワンメイクレースは夢の話かもしれない。

 

一方、モノグラムのクーパーはギヤ比がショートすぎ、レスポンスだけはいいが殆ど開けっ放しでも15~16秒台。

オリジナルのクラウンギヤはインボスタイプなので交換するにも、スペース的にサイドボスギヤでは入らない。

その上、シャフトはインチサイズ.. もしミリサイズシャフトをメタルごと押し込んでも、現行(旧バンプロ)ギヤはアウトボスタイプだから狭いスペースに入らない。

今後、何とか改善したい点だ。

またレベルのシャパラルは、一度もファステストを獲れなかったもののコンスタントに走れた。

リヤタイヤが外れるトラブル(横ネジ式)があったが、すぐその場でYSM氏がピックアップしてくれ大事に至らず助かった。マーシャルに感謝!

 

 (左) 1/32GT初レース第1ヒート、スタート前の一瞬  

     (右) 1周廻ってホールショットはUS氏フェラーリがキメる。

 (左) 第5ヒート、フェラーリ2台が争う。

      (右) トップゴールはUS氏フェラーリ、続いてTOM氏フェラーリ、KD氏ポルシェ

 今回持込んだ ゴーセン製コントローラ改。

     二つのブレーキ釦うち1/32レースでは、専らソフト(抵抗を介した短絡より弱いブレーキ)を使用した

 

リザルト ;

 1位 :フェラーリ250GTO TTL78Laps(US氏)

 2位 :シャパラル2A         TTL75Laps(KMY)

 3位 :ポルシェ904GTS    TTL72Laps  (KD氏)

 

Ref. ファステスト; ポルシェカレラ10  :12.49(TKG氏)

        2nd.ベスト ;  フェラーリ250GTO :12.99(US氏)

 

< 1/24 60s GT >

ファイナルはフルサイズGTクラス、但し既存クラス(タミヤA型やレベルSP600等)以外のビンテージカーー。

自分はカンガルーシャーシと呼ばれたK&Bヘルキャットのカレラ6に加え、長谷川フェラーリ250。

 

USRRCの制限あるトレッドから本来のボディ枠に拡大してのステップUP参戦。

だが、65年当時ベストセラーのミヤ製ダイキャストインラインと一緒のサーキットテストで同等のポテンシャルを示しておりピッタリのライバルだ。

 第2ヒート、既にブリッジ下を通過するトップはTOM氏のタミヤ/36Dロータス30

     続くYSM氏ロータス40、KD氏とUS氏フェラーリ勢が徐々に追い詰める。

 TOM氏のロータス後退後、トップを競うYSM氏ロータスとUS氏フェラーリが延々ドッグファイト。

 最終ヘアピンの突込みでロータスがグッと差を詰めるが、フェラーリも一歩も引かない。

 コーナーで並びかけても、姿勢を乱さずに立上るフェラーリがコントロールBOXストレートで前に出る..

 そんなパターンが幾度か続き、このまま2台が同周でヒート終えるかとも思われたが、

 (左) この後インフィールドでロータスがスピンアウト、残念ながらラップダウンを喫してしまう。

     唯、コーナー毎にチャレンジされた熱い走りゆえか、ヒートファステストはロータスがマーク。

     無理な一線を越えずにガマンとも思えるシュアーなラップを重ねるUS氏のドライビングには尊敬の念しかないが、

     限界を超えるまで少しずつマージンを削ってチャレンジするYSM氏のアプローチには正直、感動さえ憶えた。

  (右) US氏フェラーリがトップゴール、2位は返り咲いたTOM氏ロータス、3位KD氏フェラーリ。 

 

このクラス用にステップアップチューン(トレッド拡大)した長谷川製のフェラーリ250、

プラクティスではさえなかったが、良くなる感触はあった。

と云うのもオープニングはシリコンタイヤのストックカーレース”REDLINE”、グリップオイル禁止の状態ではスポンジタイヤはギクシャクしたグリップしかしないからだ。

実際、タイヤにオイルを塗りたくった本番でフェラーリ250は快調、マーシャル明けのヒート3、4共にべストラップで廻ってトップゴール。

第5ヒートもホールショットを取れたが、中盤 徐々にUS氏に間を詰められたのでペースUP。

少し引き離せた、と思った時レーンアウトしてUS氏フェラーリに抜かれてしまう。

だが、マーシャルのおかげで直ぐ復帰できUS氏に続いて15周のべストラップをキープ。

この時は変なヌケ方をしたので、よくみるとスウィングピポッドのガタが出始めていた。

緩み止めナットで締付けているのだが、結局レース中に3回も締め直した。

  (左) パワフルなTOM氏ロータス30、ファステストをマークするがスピンでラップダウン2位にとどまる。

        (右) 第6ヒートはUS氏フェラーリが制し、2位KD氏フェラーリ、続いてTKZ氏シャパラル。

 

 第7ヒートはTKG氏ランボルギーニが制し、2位はKD氏フェラーリ。

  中盤まで先頭を競ったUS氏は最終ラップでコースアウト。

我がフェラーリ250はヒート8、9も調子よい。最終ヒートでもトップ走行中ファステスト11.1x秒台がオンボードにチラと見えた。

だが、後続の赤いクルマと、それが11.20!のタイムも目に入ったので、その後 最後まで横見せず些細な姿勢変化に神経を集中。

(DEADPOOLの頑張っちゃうぞ!じゃないが)そのレーンコンディションで自分としてベストエフォート、何とか初のパーフェクトウィン。

長谷川SWは (次回MINT GPのタミヤクラスには敵いそうもないが)USRRCからのステップUPは成功。

65年のサーキットテストで、ベストセラーのタミヤダイキャストシャーシに負けない性能はフロックではないと実感できた。

ところで、最終ヒート 0.1秒以下のビハインドタイムで迫られた赤いクルマ、最初は勝手にKD氏だとばかり思っていたが、それがTKG氏と分かったのはレース後。

TKG氏のミウラは 第7ヒートを制し 8・9両ヒートは2位、出現した強敵はミドリのパイプシャーシに36Dのコンビネーション。

ミドリ製品は当時から評判良かったが、確か今でもミントホビーでストックあるハズ。

新たな創作意欲がわいてしまうのは私だけではないだろう..。

 

リザルト ;

 1位 :フェラーリ250LM       TTL90ラップ(KMY)

 2位 :フェラーリ275P         TTL84ラップ(US氏)

 3位 : ロータス30               TTL81ラップ(TOM氏)

 

Ref.ファステスト   ; フェラーリ 250LM        : 11.06sec(KMY)

          2nd.ベスト ;  ランボルギーニミウラ    : 11.20sec(TKG氏)

 

番外編:TKZ氏の貴重なコレクション、スカラブMkⅠ(MPC製、当時価格は約5000円!

 

オーガナイザーUS様、エントラント各位の皆様、お疲れさまでした。