25年度第2回戦開催6月8日、於RPMB(レーシングパラダイス町田)

" レッドライン7000 Round2 "

今回は シリーズ正規の三種目セット開催。
即ち 電関NASCAストックカー
 + Revel製SP600キットカー
+ RP77 on Ford vs Ferrari
.. いずれ異なるそのキャラクタは、走らせ方がまるで違う60s多様性の象徴。
(このトシになると変化についてくのが大変、スマホのアプリも疲れるが、
 これだけ走らせ方違うスロットで遊ぶと満腹満足、いや疲労困憊?)
 
ストックカーレースとしては本年3回目だが、前回3月はエクストラ開催。
昔F1でもノンタイトル戦なんてあったし、ご容赦されたし。

 
60s StockCar >
参加者はやや少なかったが、ニューカマーを迎え白熱のバトルが繰り広げられた。
ニューカマー、SB氏の#2インパラとTKZ氏の#21マーキュリー
 
< プラクティス >

本日の設定電圧は10V。オーガナイザージャッジでRd1より0.5V DN、

ストレートでシリを左右に震わせるパワーは抑えられた。

またフリープラクティスで(スポンジタイヤ用)グリップオイル禁止の成果、

シリコンタイヤに油分やスラッジが付着しなくなった。

以前トレッドのカスをカッターやツメでカキ落とした事を考えれば楽になった。
 
それでも今回初参戦の元モデナのチャンプSB氏には、勝手が違ったかも知れない。
グリップしないよ~、電圧弱いトコあるよ~と言いながら周回を重ねていた。
一方、ずっと表彰台キープのTOM氏は、FPを13秒台前半で廻られていたが、Mr.Gripmanを試したトコロ走りやすくなって12秒台に入ったとのこと。
元々、氏の攻め方はグリップ走行に徹しながらタイムを詰めていくタイプ。
シリコンタイヤとMr.Gripmanの相性は良く感じられ、ネガなインプレは全くない。
また、スピードが落ちてきたとの事でモーターのコミュテータ清掃を提案したら、
即 PIT作業に入られた。
 
< レッドライン本番! >
 
(左)ヒート1
  トップゴールはTOM氏フォードギャラクシー、ファステストラップもマーク。
(右)ヒート2
  今回初参加のSB氏インパラがトップでゴール、
  同じくニューマシン参戦のTK氏はレーンアウトでラップ遅れとなったが、
 ヒートファステストをマーク
 

第2ヒート前半コーナー間の短い直線部でのワンショットシーン、

   トップを走るTOM氏ギャラクシーを追うのは、TK氏―SB氏―YS氏。

   パープルメタのYS氏インパラはテールを振る2車に挟まれ走りにくそう。

  だが、こんな楽しい画もフルサイズストックカーならではだろう。

 

ヒート3

マーシャル明けのUS氏がべストラップと本日のファステストラップをマーク。

私のインパラは離される一方でラップダウン。

 

(左)ヒート4
  トップゴールはUS氏プリムス、唯一べストラップ14周をマーク。
(右)ヒート5
  US氏プリムスは、ヒート3からヒート5まで3連続トップゴール。
 
ヒート5の上位3車、US氏プリマス、YS氏マローダー、TK氏マーキュリー
 
最終ヒート7、トップゴールはTOM氏ギャラクシー。
2位に入った私のインパラはファステストにチャレンジ、最終ラップではレーンアウトを喫したが、その前の週でUS氏に続くセカンドファステストタイム。
US氏は前回3月の”Extra REDLINE”に続いての連勝、シリーズファステストも更新。
今日の完璧な走りには脱帽しかない。
 

リザルト ;

 1位 :プリムスヒューリー    TTL67ラップ(US氏)

 2位 :シボレー インパラ        TTL66ラップ(KMY)

 3位 :フォードギャラクシー TTL65ラップ(TOM氏)

Ref. ファステスト; プリムス  :12.17sec.(US氏)

        2nd.ベスト ;        インパラ  :12.40sec    (KMY)

     

<60s Revell Kitcar SP600>

(左) TOM’sワークスのブルーフェラーリ250
(中) SZ氏コレクション、手前の250は60年前に組んだものとのこと
(右) SB氏番外コレクション、氏は数台のSP600コレクション持参されたが
(全てシリコンタイヤ)本レースには不参加
 
< メンテナンス >
(左) エンドベル軸受のヒビを薄肉パイプを被せて補強
(中)  左右クリアランス不均等でタイヤがフェンダーにコスっていた。
       スペーサで調整しようかと思ったが、バランスを崩したくないので
      マウントボスを一旦外してタイヤハウス内均等になるよう付け直した。
 
前回はゼッケンもステッカーも間に合わなかった (^^;)
(左) アメリカンらしいデカールを試したが、皆のシブい仕上の雰囲気を壊しそう..
(右) なので星条旗は止めて、とりあえずゼッケンを用意。
 
 (左) 前回レース直前に仕上たスティングレイはホイルキャップなしだった。
         以前、YS氏に頂いたインナーを合わせたら、レベル製ホイルにピッタリ!
         だが、せっかく4個のセット、フロントはフリーホイルにしてる事もあり、
        リヤだけをハンパに使うのをガマン。
 YS様:ありがとうございました。4個セットで別の機会に使わせて頂きます
(右) フロントに似ているプラキットのものをカット&ホール拡大して用意。
 
< プラクティス >
 
2台共クリーンUP&オイリング程度で持込んだのだが、なぜかスピードが出ない。
13秒前半から段々スピード上がり12秒台になったが、それ以上は難しい。
(濃いめのグリスUPが良くなかったのかも知れない)
だが、フリープラクティス途中から、前回優勝されたYS氏フェラーリ250に引っぱっていただき 徐々にタイムUP。
時折11秒代半ばで走られる250GTOにはストレートでもコーナーでも離され、自分は限界を超え軽いレーンアウトを繰り返してしまったが、(ユウキの言うマッスルメモリには程遠いが)お陰で各レーンとの相性やクセをアタマと指先に叩き込めた。
オーバーステア気味のコブラ(COXギヤを2tショートに振ったためか)の場合(コークスクリュー先の凹凸等)暴れてしまうのでいくつかのコーナーではスムースに開けなければいけないが、分かりやすい挙動の範囲。
だが、スティングレイの場合は少々トリッキーでハイリスクハイリターン。
コーナーに入る前にしっかりスピードDNさせたつもりでも少々荒れてるトコだとアタマから抜けてしまう。
ところが、それより速い速度で進入してもブレーキングしたままなら抜けずに、クルっとスムースな回頭動作をする。
― つまり、コーナー直前でブレーキをリリースしてはダメ。
― だが、ブレーキングが長いとスピードを落とし過ぎてしまう。
― 勿論、パーシャルで入っていたのではタイムなど稼げない。
∴ コーナーのギリ手前までガマンして(例えばインフィールドでは)20㎝位前から釦を押しスロットに沿ってフロントが曲がり始めたら釦を離すのがBEST!
 
< SP-600 スタート! >
YS氏に引っぱって頂いたおかげでタイムUPでき、オープニングヒートから12秒を切ってべストラップで廻り、ヒート2ではファステストもマーク。
一方、プラクティスで好調だったYS氏のフェラーリはマーシャルスタート、
明けのヒートではレーンアウトを喫されてラップダウン。

 前回の覇者YS氏250GTO、美しさも速さも最高の仕上り。

    今回はオープニングで躓かれてしまった。

 

(左) ヒート5、トップゴールUS氏、続いてYS氏、TZ氏、全てフェラーリ250GTO
(右) ヒート6、トップから YS氏-US氏-TOM氏、3台共同じく250GTO。

最終ヒート、YS氏とUS氏250GTO同士の争い

 

後で、軸受設計のエキスパートSZ氏からオイルレスメタルは低粘度オイルの方が良い旨アドバイスいただいた。
私のSP600が徐々にスピードUPしたのはルブロイドで溶いたモリペーストが飛び散ったのか、それとも馴染んでコーティング状の薄膜となったのか分からないが、これからはレース前は低粘度オイルにしよう。
 

リザルト ;

 1位 :COBRA/STINGRAY   TTL70ラップ(KMY)

 2位 :フェラーリ250GTO    TTL69ラップ(YS氏)

 3位 :フェラーリ250GTO    TTL67ラップ(US氏)

Ref. ファステスト; COBRA:11.52(KMY)

        2nd.ベスト ;     250GTO :11.87(YS氏)

 

< Ford vs Ferrari 

こちらのクラスは、(私が勝手に)Revell-Pitmanマスターと申したUS氏フォードGTが前回に続き見事なレース運びで優勝。

オープニング以外べストラップ14周マークを続ける精神力、集中力は素晴らしい。

各ヒートの着順だけなら私もUS氏もトップゴール50%とイーブンなのだが、スロットカーの世界では速さをキープしたままコースアウトしない事、ラップダウンしない事が何より大切なのだ。

唯、私の知力体力が及ばないとしても、その日の各レーンコンディションとセッティングや戦略が反映するのはスロットの楽しみのひとつだろう。

 

(左) ヒート4、トップゴールKYM330P3/4、TOM氏GT40MkⅡ、US氏GT40MkⅡ
(右) ヒート5、トップから US氏GT40MkⅡ-TOM氏GT40MkⅡ―YS氏330P4、
最終ヒート6、私は今日一番有利とされた3コース、後方スタートながら2周目にはトップのUS氏GT40に続いてインフィールドを抜ける。
 
ギヤ比の関係か、私の方がストレートエンドで伸びるが、レスポンスが緩慢なピットマンモーターはブレーキの効き初めもタイムラグがある。
何せ、ストレート半ば過ぎにスピードがのってきたとこで(未々これからの感があるのに)ギュッと釦を押し込んでも、そのままス~~ッっと減速感ないまま1~2m以上走ってしまう。
加速の方も、もどかしいのでギヤ比をもっと低くすべきなのかも知れないが、今までのトライした感触ではスピード不足になってしまいかねない。
以前、ギヤ比についてKD氏と同じように悩んでトライした事だが、軽量低抵抗の旧バンプロ製クラウンM0.5は28t30tの上が34t36tしかない。
ピニオンとの組合せで少なくとも32tは欲しいトコロだが、無いものねだりしても仕方ない。機会あれば金属製の当時モノ33tや35tなど試そうかとも思っている。
 

さて、話はドンドン逸れるが、加減速レバーとブレーキだけの単純に思えるスロットカーは操作は、圧倒的なスケールスピードゆえラップカウンターも1000分の1秒。

とても実車のようなワンテンポ置いたような操作では速く走らせられない。

車体制御に反射神経とメンタルな要素が求められるのは言うまでもなく、カフェインの効きも実感してしまうが、それだけでは済まなくなる事もある。

足弱腰弱になりかけてる私なぞ、先月レース中に両足がつってしまいドクターTKG氏に薬を頂戴した。

野球選手みたいなイップス(Yips₌精神的要因から思い通りの動作ができなくなる障害)でなくても、スロットカーは精神力に加え身体力をも要するのだ..

 

さて冒頭に ”走らせ方がまるで違う60s多様性の象徴” などと申したが、

レベルSP600がスタンダードとしたら、こちらは異相異端のカスタムカー。

言わずと知れたSP600キットは、タミヤのインライン、ダイキャストとA型シャーシが65-66年ベストセラーとなる前、最も人気があり当時の選手権にも使われていた。

そのSP600とメーカーは同じレベル製だが、こちらは強度も剛性も低いラダーフレームにマグもブラシも剥き出しのピットマン製レベルOEM5極モーター。

実車では単気筒よりツイン、マルチの方がスムースに高回転まで廻るのは言うまでもないが、モーターの場合は逆に3極の方が回転の上りが速く、5極や7極はピックアップは遅くなる。

考えてみれば、SN一対の磁界の中でローター1回転するのに極数が多ければ、マグワイヤーを流れる電流のインピーダンスも増えるのだから、トルキーでスムースになるだろうが速く回転できる訳がない。

そして指先でシャフトを摘まんで廻してみればマブチみたいなコッキング感はなく、それがそのままブレーキの違いのイメージ、即ち急加速急減速に向かないものだ。

(同じ多極モーターでも、大型のカツミやケムトロン等電関用は、大トルクと短絡時の発電磁界によるブレーキ作用は重い車体に向いているがゆえ60年代ストックカーに使われていた)

軽量ボディとシャーシに60s香りのする精密モーターの組合せ”F vs F” は、今までのビンテージスロットカーとは違い、良くも悪くも新鮮な感覚であることには違いない。

矛盾に聞こえるかもしれないが、ゆったり廻るがゆえに繊細な操作が求められる。

動いてナンボのスロットカーだが走らせてみて初めて分かる事もある..。

能書きが長くなってしまったが、今回も自分にとって新しい発見があったのは最終ヒート6でのファステストチャレンジ。

2周目以降、トップを走行するUS氏のGT40に追いついたが、330Pの加速レスポンスが悪いので抜きづらいな、と思っていた3周目、

US氏が ”先に行きますか?”とインフィールドの短い直線でスッと引いてくれた。

なんとジャントルな!

これで 前をトロトロ走る訳に行かないし、2ラップDN喫してる身にはファステストも狙う欲が出てきてしまった。

ストレートエンド3m前のブレーキングポイントの間合いを詰める。

3.9m.. 2.8m.. 2.7m.. 確かに僅かに伸びるが、もう恐怖しかない。

減速しきれないので、怖くってブレーキリリースが遅くなる一方。

車体は持ちこたえているが、入ってからのテールスライドも大きい。

コーナー中程まで左中指は釦押しっぱなしになってしまうが、未だイケる。

.. 2.6m、ガイドはスロットに残ってくれたが、一瞬イン側が浮いてしまった!

もうだめだ、安全マージン削ってこんなリスクを取ってもさしてタイムUPしない。

勿論、ストレートエンドだけでなくインフィールドも攻めた。

コーナーに入ってからの全開ポイントを徐々に早めて行ったら、ひとつ気が付いた。

アンダーブリッジのコーナー前で勿論ブレーキは掛けるのだが、交差下に入って車体が見えなくなったら即全開で大丈夫!

そして次のコーナーも一瞬のブレーキング後は即全開。

SP600でこんなコトやったらエイペックス(実車と違いコーナー中程)で転覆モノだろう。

..とドンドン詰めていき、連続ファステストタイム。

コースアウトしたトコでタイムアウト、即ち最終ラップでファステスト更新。

レース後もタフなUS氏に鑑み自分は疲労困憊、まだまだ修業が足りない..。

 

唯、昨年このクラスで TKG氏がマークした11.79を更新でき、いつもの足つりもブレーキ釦担当のばね指も発症なく済んだ。

本日不参加のTKG氏に頂いた 芍薬甘草湯の御蔭様と感謝したい。

 

リザルト ;

 1位 :Ford GT40               TTL69ラップ(US氏)

 2位 :Ferrari 330P3/4     TTL68ラップ(KMY)

 3位 :Ford GT40               TTL65ラップ(TK氏)

Ref.ファステスト   ; 330P3/4 : 11.65sec(KMY)

          2nd.ベスト ;  Ford GT   :11.92sec(US氏)

 

n.B.: 2025.06.15 訂正