もう34才のベテランバイク、VX800が
老体でも、乗り手より長生きを考えると、
そろそろ誰か貰い手を探すべきなのかも
知れない。
スズキVX800 電装系①~プラグコード (ameblo.jp)
スズキVX800 電装系②~イグナイタ修理 (ameblo.jp)
今回は、FブレーキOHの忘備録。
↓予め用意した純正OHセット
スペアパーツは用意していたものの、
寒さにかまけてサボっていたのが
罰が当たったのか。
結果から言えばオイルシールが合わず
クリーンUPだけとなった。
先ずは前輪を浮かしてフォークから
キャリパー一式外して..
キャリパーピストンをモミ出し..
オイルシールを交換、
って、径は同じだが幅(厚み)が違う?
ピストンも、径は同じだが厚みが..
仕方ない。ピストンにキズや摩耗もないし
シール廻りを清掃して再組付け。
次にディスクローターを交換する事にした。
昔、純正のピンスライドキャリパーを
対抗ピストンのブレンボに換装するのに、
ローターもφ310リジッドのものから
インナーを作りフローティングのφ320に
してある。
ストックしていたSANSTARのローターは
同一、こっちは大丈夫そう。
未だ見た目キレイだが、厚みは4.17㎜。
使用限度は4.5㎜なので確かに交換時期。
左が使用済、右が5ミリ厚スペックの新品。
実測で 4.93㎜、5ミリを超えないように
研磨仕上しているので当然だろう。
フローティングピンも換えた方が良いが、
手持の新品は厚みが0.5ミリ薄く、ワッシャが
二重に出来ない。
ウェブワッシャ1枚だけでも問題ないが、
物理的に平面とウェブ二枚重ねでやりたい。
そこで、ピン自体摩耗なかったので、高価
軽量ピンは既存のままクリーニングして、
クリップとワッシャだけ新しくした。
取付は30年前のチタンボルトを、封着材は
スズキ指定のスリーボンド1305。
これも30年前、初代VX800の時買ったのが
まだ使える。
パッドは好みのカーボンマックス。ZECOO程
握り始めのギュっとした立上りはないが、
握り込めばグーッとそれなりに効く。
ローターとセットで替えたらフィーリングは
新車、つまりナラシ必要で全然止まらない。
が、ゆっくり40数キロ頻繁にブレーキを
掛けて走り、(念のため)再度バラした。
パッド表面を軽くクリーニング、カド面取り、
ラインも再エア抜きしたら、見違えるような
フィーリングになった。
二代目も約10年10万キロ走ったが、三代目の
コイツも入手してから今年で丁度10年。
いつまで乗れるだろうか。