分島花音さん作品「luminescence Q.E.D.」夢と希望と愛憎劇 | サブエーテルの風に吹かれて

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シンガーソングライター且つチェロ・ボーカリストの分島花音さんは、前述の3rdアルバム「ツキナミ」で初のセルフ・プロデュースを行い。

トータルアルバムとしての完成度が非常に高く、独特な世界観で素晴らしい作品でした。

そして、次作の4thアルバム「luminescence Q.E.D.」が、これまた素晴らしく。

「ツキナミ」のイメージを引きずる事無く、新たな世界観を構築。

バンド編成にもこだわりが強くなり、ジャズやミュージカル調の音楽にチャレンジされております。

アルバムを通して聴き込んだのイメージは、夢と希望と愛憎劇。

オープニング曲Unbalance by Meは、夢と希望が詰まっており、分島花音さんの曲も歌詞も歌声も素晴らしく。

 

あなたが泣けるように

あなたが笑えるように

あなたの今日がもっとドラマチックになるように

 

青い獣

憧れがテーマで日々が終わっちゃう前に

追いかけて二頭手なずけたい

 

いやいや、本当に素晴らしい。

青い獣は「青春」の比喩表現との事ですが、獣は仕留めるものと思いきや、獣を二頭手なずけたい、との歌詞の感性にシビれます。

仕留めるよりも、手なずける方が、より高度なスキルが必要ですから。

獣は仕留めるものだと思っていたヤツ(←ワタクシメ)は、それに気づかなかったので、この歌詞を読んで驚かされたのであります。

しかも、二頭も手なずけたい、だなんて。

欲張りだな(笑)。