つれづれにっぽん64 【ドグウとハニワ】 | つれづれ にっぽん

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にっぽんの神話を、エッセイ風に書いています。

【ドグウとハニワ】


最近ですね……。土偶と埴輪がなんかごちゃ混ぜになっている気がするのですよ……。

 

明確に違うものです!

 

というわけで、今回はその違いについて。

 

 

〈土偶〉

縄文時代に作られたもので、

基本、人の形をしています。

もっというと、だいたいが女性だろうと思われています。

 

使い道→出産とか、たぶんそういう生命に関するようなときに使う呪術的なアレ

 

って感じでしょうか。

意図的に(足など一部を)壊されたようなものもあり、身代り的な感じで使われていたともいわれています。

 

国宝土偶5点、


「縄文のビーナス」

「仮面の女神」

「縄文の女神」

「合掌土偶」

「中空土偶」


は必見。

後はもちろん、「遮光器土偶」と、太陽の塔のモデルともいわれる「ハート形土偶」ですね。かわいいですよ( *´艸`)

 

 

 

〈埴輪〉

古墳時代(縄文時代よりもっと後。縄文→弥生→古墳)に作られたもので、

土管型(円筒埴輪)と、人や馬、その他動物や家などの形をしたもの(形象埴輪)があります。

 

使い道→土管型:古墳の土留め、人とか:死後の世界のお友達

 

古墳は身分の高い人のお墓です。

初期のころ(初期というか、弥生?)では、偉い人が亡くなった時、死後の世界でも寂しくないように、何人もの奴隷や付き人が生き埋めにされたとかされなかったとか(諸説あり)。

殉死ってやつですな。

 

でも、嫌じゃん。

土で作ったお人形で勘弁して。

あ、お墓が荒らされないように、武装した埴輪も置いておくね。

あ、人間だけだとつまんないか。馬とか鶏のお人形も入れとくね。

そうだ、生きていた時に住んでいたおうちの形をしたやつも入れておくね。

 

 

って感じで作られたのが埴輪。(ざっくりいうと、です。)

 

 

 

そんなわけで、土偶と埴輪は違うものなのです!

 

 

ではまた(^^)/

わらび