【ドグウとハニワ】
最近ですね……。土偶と埴輪がなんかごちゃ混ぜになっている気がするのですよ……。
明確に違うものです!
というわけで、今回はその違いについて。
〈土偶〉
縄文時代に作られたもので、
基本、人の形をしています。
もっというと、だいたいが女性だろうと思われています。
使い道→出産とか、たぶんそういう生命に関するようなときに使う呪術的なアレ
って感じでしょうか。
意図的に(足など一部を)壊されたようなものもあり、身代り的な感じで使われていたともいわれています。
国宝土偶5点、
「縄文のビーナス」
「仮面の女神」
「縄文の女神」
「合掌土偶」
「中空土偶」
は必見。
後はもちろん、「遮光器土偶」と、太陽の塔のモデルともいわれる「ハート形土偶」ですね。かわいいですよ( *´艸`)
〈埴輪〉
古墳時代(縄文時代よりもっと後。縄文→弥生→古墳)に作られたもので、
土管型(円筒埴輪)と、人や馬、その他動物や家などの形をしたもの(形象埴輪)があります。
使い道→土管型:古墳の土留め、人とか:死後の世界のお友達
古墳は身分の高い人のお墓です。
初期のころ(初期というか、弥生?)では、偉い人が亡くなった時、死後の世界でも寂しくないように、何人もの奴隷や付き人が生き埋めにされたとかされなかったとか(諸説あり)。
殉死ってやつですな。
でも、嫌じゃん。
土で作ったお人形で勘弁して。
あ、お墓が荒らされないように、武装した埴輪も置いておくね。
あ、人間だけだとつまんないか。馬とか鶏のお人形も入れとくね。
そうだ、生きていた時に住んでいたおうちの形をしたやつも入れておくね。
って感じで作られたのが埴輪。(ざっくりいうと、です。)
そんなわけで、土偶と埴輪は違うものなのです!
ではまた(^^)/
わらび