【今も昔もおまじない】
さて、今回は、愛するあの方を夢に見るため、奈良時代に行われていた「おまじない」をご紹介します。
それは、
パジャマ(寝間着)の袖を折るって寝るか、パジャマを裏返してきて寝ること。
そうすれば、愛する人が夢に出たり、愛する人の夢に自分が出られたりするんですって。
お試しあれ。
人間のおまじない好きは、いつでも同じです。
恋に関係することなら、なおさらです。
辛い恋を忘れたいなら、浜辺に行きましょう。
そして、二枚貝の片方がないものや、一枚貝を見つけて、拾って持ち帰りましょう。
そうすれば、その恋を、忘れることができるとか。
※「でもやっぱり忘れられないじゃないの!」っていうのが、和歌の世界ではお決まりのパターンでございますが……。
それから、愛する人に会える兆しだって気になります。
眉毛が、かゆかったり、くしゃみが出たり、腰ひもがほどけたりしたら、それはあの人が来てくれる予告なんです。
しかも、
わざと眉毛掻いたり、わざとくしゃみしたり、わざと腰ひもをほどいたりしてもOK。
「いやー、君に会いたくて仕方ないよ! 君さ、今さ、眉毛掻いてるでしょ。あ、くしゃみしてるのかな? とにかく会いたいよー(*´Д`)」
という歌もあります。
……
奈良時代の皆様、ポジティブすぎませんか。
というわけで。
皆さんも、今日はパジャマの袖を折って寝てみてはいかがですか?
※効果は保証しません。効かないじゃないかというクレームはどうぞ奈良時代の方にお願いします。
ではまた(^^)/
わらび