つれづれにっぽん61 【夢に出てきてくれるかな?】 | つれづれ にっぽん

つれづれ にっぽん

にっぽんの神話を、エッセイ風に書いています。

【夢に出てきてくれるかな?】


やっと、定期テストが終わりました(笑)

 

さてさて。

最近だんだん暑くなってきて、寝苦しくなってきてはいないでしょうか。

今回は、そんな中でも、


「寝るって素敵ね(´▽`*)


と思えるような、少し昔の夢のお話をします。

 

 

皆さんの夢の中に、愛するあの人が出てきてくれたとします。

皆さんは、どう思いますか?

なぜ、あの人が夢に出てきてくれたのでしょうか?

 

 

現代人

「私が、あの人のことをとても強く想っているからね……。そんなにも私は、夢中になってしまっているのね」

 

 

奈良時代の方々

「あの人が私のことを想ってくれているからね! 私の夢に出てくれるほど、私のことを恋い慕ってくれているのね!」

 

 

じゃーん。

これが、万葉集の歌の中ではおなじみの、

名付けて


「わがまま夢パターン」!

 

 

相手が自分のことを想ってくれているから、夢に出てくる。

このパターンが、奈良時代に詠まれた歌の中では多いんです。

※逆のパターン、すなわち「自分が思っているから出る」の方もあります。両方あるんです。

 

 

ですから、

「あなたのことが夢に出たの。私を想ってくれているのね、ありがとう」

という歌もあれば、

 

「君、最近夢に出てきてくれないじゃないか。僕のこと嫌いになった?」

もあり、

 

「あなたのことをずっと想いながら寝たの、どう、あなたの夢に私は出たかしら?」

もあります(笑)

 

 

今日の皆さんの夢に、あの方は出るかしら?

では次回、愛するあの方を夢に見る方法をご紹介!

 

ではまた(^^)/

わらび