大型二種免許 一発試験挑戦記①
※この大型二種免許一発試験挑戦記は2017年(平成29年)現在のものです。
今後の法改正などにより試験の流れや手続きの方法等々が変わる場合があります。
また、この試験や手続きの流れは都道府県各試験場ごとに異なる場合があります。このブログは東京都府中試験場での一発試験を記したものです。
※筆者は既に大型一種免許を取得した状態で大型二種免許を受験したためバス型車両を用いた仮免試験は受験しておりません。
また、既に普通二種免許を取得した状態で受験したため取得時講習は受講しておりません。
※普通二種免許 一発試験挑戦記〜プロローグ〜で少しだけ大型二種免許について触れています。こちらも併せてお読みいただけますと幸いです。
2017年(平成29年) 6月某日
試験申請、練習(戸塚自動車学校)
普通二種免許を取得してから約2ヶ月。
ついに長年の目標である大型二種免許の取得に乗り出す。
新学期が始まりなかなか機会が掴めず2ヶ月も経ってしまった。
毎度お馴染み府中試験場で試験の申請。
既に普通二種を取得しているので学科は免除。
視力、深視力検査を終えて予約。
それだけ受ける人が多いのだろう。
すかさず一番早い日にちに予約。
8日先である。その間に練習をしなければならない。
ちなみに私は大型一種免許も既に取得しているので、
バス車両を使った仮免試験(クランク、隘路など)も無く、場内での課題は方向変換、鋭角、後方間隔だけである。
府中では大型一種所持者、大型仮免所持者が受験する本試験でも坂道発進を行うが、採点範囲外である。
なのでたとえエンストしても減点は無し。
4回エンストしたところで試験中止はおろか減点すらないのである。
もちろんあまりにエンスト回数が多いと発進不能と見なされるかもしれないが。
(少なくとも府中と二俣川では本試験でも坂道発進を行うらしい。)
受験票を受け取り、試験場を後にして、
そのまま神奈川県の戸塚自動車学校へ。
中型一種の時からお世話になっている非公認の自動車教習所(練習場)である。
大型一種と大型二種では試験車がトラックとバスという大差があるのはもちろんだが、
それ以前に二種免許というのは正真正銘プロの免許である。
一種では最低限の安全確認、車両感覚、技能さえあればはっきり言って免許は取れてしまう。
しかし二種はそうはいかない。
二種免許とはお金を頂いて目的地まで乗客を安全快適迅速に運ぶことができる証明である。
そのためにはより高度な危険予測、乗り心地、運転の円滑さが求められる。
そのためにはしっかりと車両感覚を身体に叩き込む必要がある。
いくら一種を持っているからと言って、初心者丸出しな運転や、悪い癖のついた運転では当然二種免許は取れない。
そのため戸塚自動車学校でしっかりとバスの車両感覚と二種の走りを練習することにする。
だがそれが良い。
ここを最後に利用してから半年以上経過しており教習生証の有効期限が切れているので再度入校手続き。
バスの校内練習5時限パックを申し込む。
パックで申し込めば入校金4,000円(当時)は免除。
早速バスに1時間だけ乗ることにした。
時間が来ていよいよバスに乗車。
今回はいすゞのキュービック。
フィンガーシフトだった。
一番最初の時間はひたすら外周をぐるぐる周回する。
トラックに比べて前輪の位置が自分よりかなり後ろにあるので、ハンドルを切るタイミングが想像以上に難しい。
最初のうちは指導員のおっちゃんに
「(ハンドル切るのが)早い、早いよー」
と言われっぱなしだった。
キュービックのフィンガーシフトも最初は戸惑った。
変速操作をしてからギアが入るまで軽くシフトレバーを押さえたままにするのはいいのだが、何せこの車はノブが軽すぎて操作してる気がしない。(笑)
走りだしてからおよそ10分、ようやくコツが掴めてきた。
時々右回り左回りをチェンジして外周を走り続ける。
おっちゃんももう大丈夫と思ったのか、ずっと雑談。
初日は外周だけで終了。
問題なしと判断して頂いたようで、バスで路上練習に出れるようになるハンコを頂いた。(教習生証に押してもらう。)
ちなみに今回は5時限校内パックを申し込んでいるが、追加料金を払えば路上に出ることもできる。
この日の一週間後に1日4時限まとめて予約を入れた。
公認校ではないのでこんな予約の取り方もできる。1日で5時限乗っていく人も珍しくはないそうだ。
一週間後、再度戸塚自動車学校へ。
いよいよ本格的な試験対策の練習である。
2回目は軽く外周を流した後、まず最初に方向変換。
大型二種の場合、方向変換のポケットと交差する道幅は5mと一種の6mより1m狭い。
一種の試験車(トラック)がおおむね12mなのに対し二種のバスは11m。
ホイールベースも短くなるぶん狭くなるのは当然だが、ハンドルを切るタイミングが難しいバスに取って1m狭くなるのはやはりデカい。
トラックは方向変換の際、頭をポケットの逆側に振って入れる人が多いと思うが、バスの場合は真っ直ぐ(ポケットに対して直角)のほうがいいと感じた。
慣れればそこまで難しくはない。
なお、方向変換の代わりに縦列駐車を行う場合があるが、東京府中試験場では縦列駐車は行わず方向変換のみ。なので練習は省略。
続いて鋭角カーブの通過。
V字型のカーブを3回以内の切り返しで通過する二種特有の課題である。(けん引二種、大特二種を除く)
普通二種の時も地味に鋭角には苦労させられたが、やはり大型となるとかなり難しそうに見える。
実際難しい。
普通車とは違いミラーで前輪後輪が全て見えるので動かしやすくはなるが、車両が大きいぶん縁石とタイヤの距離が目視で掴みずらい。
ただ、逆に言えば普通車だとミラーではタイヤを見ることはまずできないし、窓を開けたとしてもなかなか目視はしづらい。
その点バスだとミラーで前輪も含め見ることができるので、普通車よりやりやすく感じた。
しかしやりやすいとは言え、難しいことには変わりない。
正しい通過の仕方をすると、運転席は完全に縁石を飛び越えている。
だが前輪はまだまだ縁石と距離がある。
運転席から前輪までの距離が非常に長く感じる。
※写真はあくまで運転席が縁石を飛び越えるというイメージです
3回ほど繰り返し、なんとかコツを掴む。
私は2回の切り返しで通過する方法をメインとした。
ちなみに、東京府中試験場では鋭角は右から進入する左カーブしか行わない。
しかし、同じ東京都でも平成29年4月から技能試験が再開された鮫洲試験場では、左進入の右鋭角カーブもあるとのこと。
鮫洲で受ける予定はないので右進入の練習のみ。
鋭角と方向変換を重点的に、時々坂道発進。
採点範囲外だがきちんとできるようにしとくに越したことはない。
バスは車重が重いため、普段トラックに乗っており、なおかつ坂道発進補助装置を常用してる人がつまづくことが多いらしい。
こうした場内の練習を2時間こなした。
本日の予約があと2時間分残っているが、
これに追加料金を払って路上に出ることにする。
ちなみにロッドシフト。
もちろん府中の試験コースを走ることはできないので、すぐ近くの二俣川の試験コースをひたすら走る。
三ツ境駅周辺や二俣川周辺はとにかく坂道が多く、地味に緊張する。
採点範囲外でも坂道発進を行うのはこのためなのだろうか。
車両感覚を密に確認しながらひたすら走る。
途中何度か目標停止の練習。駐車禁止、制限速度の標識や案内板のポールや電柱を目標物にしてバスの中扉に合わせて停めるというもの。
路端と車両を平行にしつつ距離は30cm以内。
当然難しい。が、府中は停まる寸前に後方をチラ見OKとのこと。
二俣川は一切後ろを見てはダメらしい。なので実際試験で使う目標物近でガードレールなどに過去の一発戦士たちがテープ等で目印をつけている。
コツとしてはきちんと路端に寄せた状態で、中扉の手前の窓の中央に目標物が来た状態で停めるとぴったりだった。
これはもちろん人によって体格が違うぶん、
見えかたに差が出てくるのであくまでも目安。
指導員のおっちゃんに試験についていろいろなことを教えて頂きつつ、雑談も交えながら2時間みっちりと走った。
これで5時間パックを全て消化。
正直自信があるとは言い切れないが、なんとか形にはなるだろう。






