仕事柄、営業ではないが80%は中国国内の出張。
老体にはかなりのハードワーク。
帰宅してからの缶ビールに、この真空管アンプは欠かせないものとなっている。
自分がメイン居住としている中国の深センは亞熱帯から熱帯の海洋性気候に属していることもあり、1年を通じて湿度が高く、夏場は高温高湿でかなり過酷な気候。
今ではどこでも嫌われる愛煙家でもあり(^_^;)
1年中、リビングの窓は開放状態でエアコンは未使用。
リビングがあまり広くないことから夏場で真空管アンプを使用するとリビングがサウナ状態となる。
そこで、夏場はこのアンプを使用している。。
プリはNaimのNAC152 パワーもNaimのNAP200を使用したプリメインアンプ。
Naim プリNAC152 パワーNAP200のプリメインアンプ 05 | 中国生活 from shenzhen (ameblo.jp)
ブラシーボが強いのだが自分ではかなり気に入っている。
昨年完成したのだが、1ヶ月も立たないうち電子ボリュームの動作がおかしい。時々反応しなくなる時がある。
リモコンでは問題ないことから、そのまま使用していたが、今回修理を思い立った。
パネル部分を取り外す。
写真取るのを忘れたのでNETからダウンロードした。
両サイドにプッシュSW付きロータリーエンコーダがついており
リモコンの受光部からの信号と、ロータリーエンコーダの信号を
この基板で処理している。
音量変更は左の基板で片ch10個のリレーを切り替える方式。
入力切替は右の基板で行っている。
この写真も、チューニング前の写真を引用。
リモコンは問題なく動作するので、ロータリーエンコーダから
ICまでが原因。再現率は30%くらいなので、はんだ付けかロータリーエンコーダの不具合しか考えられない。
結果から、プッシュSW付きロータリーエンコーダの不具合。
本来はALPSのEC11であるが、C国製の互換品
摺動子、左側の3端子のうち右側がやや変形している。
これNGでは !?
接触部分が黒く酸化している。
これは、NGでしょう !?
ギヤ部分を加圧しているバネ。
問題なし。
回転ギヤ部分
電極の黒い傷のような箇所は酸化していた!!
ギア部分の拡大
粘着異物!!
大きな凹傷で接触不安定
左側深い傷->バリあり!!
NETで見ると、こんな状態はもってのほからしい。
【自キ】ロータリーエンコーダ研究 - 25KEYS
久々に見る低レベルな部品。
仕事柄、中国の電気関係の工場ではあるが、北は長春から南西は南宁まで、概ね700社を訪問し製造現場を確認している。
そこで、このレベルの部品は、どのような環境で作られているのかは概ね想像できる。
NETで交換部品を探したが、サイズ25mmがボトルネックとなる。25mmはかなり少ない。
さらに先端はDタイプが多く、ここで使用されているギザギザのスプリットシャフトは、さらに少ない。
本命のALPS製など購入不可。
購入できる選択肢は「昇威」という広東省のメーカーのみ。
調べると広東省東莞にある会社のようで英語名は「Soundwell」。
SONYのグリーンパートナー、SAMSUNGのEco-Partnerの認証を受けているので、そこそこのレベルがあるかも。
他社のシャフト長10-20mmまでは1RMB/pcs 20JPYと
安い部品ではあるが、25mmは10RMB/pcs 200JPYと高い。
--日本のAmazonを見ても25mmの選択肢は少なく1600JPY
もする!
仕方なく購入した。
今後、再故障の可能性もあるので2pcs買っておく。
交換後、動作は問題なく修理完了。
感触がやや違う、回転させてノッチが軽くなった。
スムーズな感覚といえばいいのか?
マウスホイール同等の軽さで、安っぽっくなった感じもする。
そんなこともあり本体のボリュームはなるべく使わないようにしよう。どうしても使う場合は、摺動子が変形しないように、優しく回して使えば壊れないかも。
---この対応は何か少し違うような気がするでも無いが、、。