小学校のPTA総会に参加しよう | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

日常感じた心の世界に通じることや脳の働きに関することを書きながら、PCや携帯やプログラミングなどの技術的なことなども書いていこうと思います。

一般的に、「小学校のPTA」というものに対してネガティブなイメージを持っている人は少なくないのではないかと思います。

近年のニュースなどでもネガティブな形で取り上げられることが多く、「PTAという物自体必要ないのではないか」といった議論はもはや年度初めの風物詩になりつつある状況かと思います。


自分が小学生だった頃を振り返ってみると、PTAというのは一大権力でした。(というように、子供の自分には写っていました

親の様子を見ても、PTAの活動に対するプライオリティはかなり高く設定されており、完全に強制参加の風潮があったと思います。
PTA会長ともなると、校長先生に近い絶対的な権力と存在感がありまいした。
実際、自分が住んでいた地区でも、古くからそこに住んでいる大地主の家のお母さんが、PTAの会長をしていました。
ロッテンマイヤーさんみたいな感じでしたね。。


それから時代は流れて、上記のように「果たして本当にPTAとは必要な団体なのだろうか」ということが全国的な問題となり、自分は「ああやっぱり、みんなそう思っていたんだな」と思っていました。

ご存知の通り、PTAを設立しなければならない法的根拠はありませんし、また、参加も任意です。
しかしながら、長年、当然のようにやらなければならないものとして定着し続け、もっと言えば、入会申込書みたいなものもなければ退会依頼書みたいなものもないPTAが多いと言われており、子供が入学したらなぜか自動的に入会したことになり、しかも会費も発生するという、冷静に考えると不自然な運営形態になっている場合が多いようです。


・・と、ここまでPTAに対してネガティブなことばかり書いてしまいましたが、上記の情報(自分が子供だった時の印象と、世の中の噂)だけで、本当にPTAという組織を否定するのは正しくないとも思っています。

というのも、そもそもPTAというものが生まれたのは純粋により良い子供の教育環境を提供するためだったはずです。
親(Parents)と先生(Teachers)とを結ぶ(Associate)団体が存在し、それがうまく機能することで、どれほど子供の成長にとってプラスになるかは説明する必要はないと思います。


ただやはり、良くも悪くも任意団体であるため、その運営形態は、学校によってもしくは地域によって、全く違ったものになっている可能性が高いかと思います。

つまり、いいPTAもあれば悪いPTAもあるのではないか、ということです。

そうなると、今自分の子が通っている小学校のPTAがどちらなのか?子供の成長に全面的にプラスな感じのいいPTAなのか、それとも一部の権力者の自己満足団体のような悪いPTAなのかが大変気になります。

もしも本当にそれを知りたいのであれば、実際にその学校のPTAにかかわってその中身を見る以外にないと思います。


ということで、もしかしたら6年間で今回一回限りかも知れませんが、第一回PTA総会に、無理して会社を半休して参加しました

ちなみに参加していたのは、会員数300~400人くらいの学校ですが出席者40名ほどでした。
もちろん、自分以外はすべてお母さま方ばかりです(笑)

さて、総会が時間通りに始まって。。
何と言っても驚いたのは、その「総会」の、会議体としての内容の薄さです。
議案は8号議案まであり、予算案などを含めて重い内容のものが多く、これは軽く2、3時間はかかるのではないかと思っていました。
ところが、総会は40分くらいで終わってしまいました。
しかもその時間のほとんどは、PTA会長のあいさつ(5分くらい)と、校長先生の話(10分くらい)と、異動された先生方の挨拶(全部で15分くらい)でした。

各議案については、それぞれの担当者が、「内容は、お配りした資料に記載されているとおりです。以上。」と言って30秒以内に終わるという、信じられないものでした。なんという形式主義でしょうか。。
日々、会社での会議を設定するにあたって、どういうレベル・役職の人を何人呼んで何十分その人たちの時間を拘束すると、時給換算でいくらかかる・・といったレベルのコスト計算をして、いかに少ない会議数で重要な話し合いをするかを考えている自分としては、正直、目が点になりました。

ただ、校長先生の話はいい話でした。

また、配布資料から読み取った情報ではありますが、PTAの活動にあたって、どれほどの労力を皆様が費やされてきたのかは理解できました。地域と組んでのリサイクル運動、あいさつ運動等の活動をこれだけの組織で実施するのがどれほど大変なことなのかはよくわかります。

・・とりあえず、「PTA総会」にはもう参加しないと思います(笑)
が、その実際の活動については、もう少しその実態を見させていただかないと、うちの小学校のPTAが実際のところどうなのかについてはまだわからないと思います。

もう少し、うちの学校のPTAの実態については、もっと理解できるよう努力したいところです。