ドカベン ドリームトーナメント編 26巻 | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

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今回は、準決勝第二試合のホークス vs 京都ウォーリアーズ 戦の決着から、決勝戦の直前までが描かれていましたが、ものすごく胸が高鳴る瞬間がありました。

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それは、あの武蔵坊選手が、スターズに入団するかも知れないという議論が展開された、ということです。

実は、いよいよ始まる最後の試合、 東京スターズ vs 京都ウォーリアーズ に対して、始まる前からちょっと期待できない感じが漂っていました。
それはなぜかというと、主人公の山田太郎選手が、左腕をケガしていてベストではないということで、決勝戦では全力を出し切れないはずであるということがわかっていたからです。

最後の試合ということで、読者の誰もが名勝負を期待していると思いますが、そんなときに主人公がケガでは拍子抜けでした。

しかし、それでも、もしも武蔵坊選手が加入して、4番を打ってくれるというなら(それで最後の打席は代打でドカベン、という流れであれば)、ファンも納得するのではないかと思いました。

何といっても、武蔵坊選手はドカベンキャラクターすべての中で、最強の選手という位置づけになっている(明訓高校を唯一破ったチームの要)ので、彼がもう一度バッターボックスに立つ姿は、ドカベンファンならば誰もが見たいところではないかと思います。

しかし残念ながら、それは無いようで、すでに土井垣監督もそれはないと言っていましたし、武蔵坊選手自身試合当日に東北へ帰ってしまったようですので、さすがにその夢の打席はなさそうです。

ただ、どちらかというと、唯一勝てなかった武蔵坊選手とプロで再戦して、今度は勝つ、という流れのほうがしっくり来たかもしれないのですが。。そうなるには、仲良くなりすぎましたね。


武蔵坊選手はともかく、他にまだ、今後 未登場の選手が登場するのでしょうか?

思いつく限り、まだ登場していないキャラクターで、この決勝戦に登場しても不思議ではない選手というと、何といっても元紫義塾高校のキャプテンだった近藤選手と、同じ出身で160キロ台をコンスタントに投げる超剛速球投手・壬生狂四郎選手がいると思います。

しかし、とりあえず近藤選手は出ないような気がします。
なぜなら、彼は典型的なリーダー肌の大人物であり、監督の指示で行動するキャラクターとしては描きにくいとおもわれるためです。

一方、壬生狂四郎選手はあるかも知れないと思っています。
たぶんあの中西球道選手を上回る剛速球投手だと思いますが、彼の投球をもう一度見てみたいというファンもいるのではないでしょうか。

それ以外は。。。さすがにもう無いのではないかと思います。


最後にもう一つ、この26巻で興味深かったのは、山田太郎選手と結婚した彩子さんが、おじいちゃんと一緒に暮らしている様子が描かれたことでした。

これまで、結婚後に彩子夫人の様子が描写されることは、自分が見落としていないとすれば、ただの一度もなかったはずです。

もっとも、山田太郎選手がそもそもなぜ彩子さんと結婚することになったのか、に関しては個人的には不満でした。
というのも、山田太郎選手の恋話に関しては過去に2回ほど出ていたのですが、そのいずれもが、実にうやむやに終わっていたからです。
終わっていた、というより、終わりの話がなく、もともとそんな話はなかったといっても不思議ではないような扱いになってしまっていたことが不満です。

もう少し詳細に言いますと、
一回目は、高校2年の秋の関東大会の頃の話でした。
終生のライバルといってもいい存在であった、東郷学園の小林真司投手の妹さんが、山田太郎選手のことを真剣に愛している、という描写がたしかコミックの43~44巻くらいで出てくるのですが、彼女こそ、ふさわしい相手だったと思います。
小林投手の妹という因縁からも、物語へのかかわり方(間接的にですが、白新戦の勝利にも貢献したと思います)からも、その真剣さからも、容姿からも、ベストだったのではないかと思います。。
しかし、本人が「今のままの自分では太郎さんと向き合うことはできない」と言って、自分を鍛えるために留学していってしまったのですが、それっきりになってしまいました。

2回目は、プロ野球編の西武ライオンズ時代に、自らが打ったホームランの打球が当たってしまった女性・遥さんと親しくなり、お互いまんざらではない感じに進展していったのですが、これもなぜか、いつの間にか出てこなくなり、うやむやになってしまいました。

それらのうやむやが解消されることのないまま、なぜか幼稚園の先生だった彩子さんに交際を申し込んで普通に結婚という流れになったのですが、とにかく先の二人のことが全然終結していない状態だったため、すっきりしない展開だったと思います。

それでも、今回の、彩子夫人がおじいちゃんと二人で長屋で暮らして待っている姿を見る限り、とてもいい人みたいですね。


話は戻って決勝戦ですが、雨で一日延びたことで、山田太郎選手の肩もかなり良くなったようで、ほぼベストな状態で対戦することになりそうで、よかったです。

次の27巻で、そのドカベン最後の試合となる決勝戦がプレイボールとなるはずです。
お互いスタメンは誰なのか、気になりますね。。