冒険家になるという夢 | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

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日常感じた心の世界に通じることや脳の働きに関することを書きながら、PCや携帯やプログラミングなどの技術的なことなども書いていこうと思います。

うちの子が、卒園式の時にみんなの前で「将来は冒険家になりたいです」と言いました。

もちろん、深い根拠があって冒険家という職業?を選んだわけではなく、おそらくはTVのアニメのヒーローの延長でそのように感覚的に思っているのだと思われますが、しかしながら、「夢がある」「憧れがある」「なりたいものがある」という子供の気持ちは貴重だと思います。

そこで、具体的に「冒険家」とはどういう職業なのか、考察してみました。

まず第一に、現在、なれるなれないは別として、存在する職種として、一般的に「冒険家」という職業はないかと思います。

比べて言いますと、「大リーガー」とか、「宇宙飛行士」とか、「首相」といった職業は、もちろんそう簡単になれるものではないとはいえ、職業として存在すると思います。

ところが「冒険家」となると、いわゆる「自称・冒険家」は現在も多数いらっしゃると思いますが、職業という形での冒険家は、通常聞かないと思います。

ただ、昔は冒険家と呼ばれる人達が実際に存在し、しかも実績を残されていました。
たとえばコロンブスやマゼランといった偉人は、誰が見ても「冒険家」だったはずです。
ただ、それは、まだ地球上に未知の大陸があったり、そもそも地球というものがどうなっているのかわかっていなかったため、そういった冒険家によって発見され、人類の発展に貢献するという機会が存在していたという背景があったからだと思います。

では現在はどうかというと、さすがに海の上に存在する大陸の中で未知の大陸は存在しないと思いますが、実は、地球には未知の部分というのは多々あると言われています。

そういった未知の部分に積極的にアタックし、人類がまだ知らないことを知るために冒険する、という行為は、現代も行われていると思います。

ただ、そういうことを行うのは、基本的には科学者・物理学者といった、学者である場合が多いかと思います。もちろん、学者を中心とした探索チームの中には、先頭を切りこんでいくようなロールの人もいるかも知れませんが、それでもやはり、学者の世界とは切り離せない人たちだと思われます。

つまり、現代の冒険家になるための一つの方法は、学者になること、特に地学や物理学を専攻する学者になることがもっとも近いアプローチになると思います。

・・極めてレベルの高い仕事で、その世界に入れる人はごく少数であると思われます。


別のアプローチで「冒険家」を調べていくと、実は「登山家」が冒険家の代名詞になる場合が多いことがわかります。

例えば、世界初の五大陸最高峰登頂など数多くの偉業を成し遂げられた、植村直己さん。彼は誰が見ても「冒険家」だと思います。

登山家か。。
親としては、心配ですよね。

なんといっても、物理的に一歩間違えるだけで簡単に命を落としてしまう可能性がある世界であり、肉体的に極めて過酷な状況になることの多い世界ですから、毎回心配でたまらないと思います。

ただ、ならば登山家以外ならば安全かといえば、日常生活においても命を落とす可能性は常にあるわけですから、「登山家だけが危険」というように考えるのは正しくないと思われます。

ただ、「職業」という観点から登山家を見た場合、それで生計を立てていける人というのはまさに一握りになるはずです。
よっぽど世間に注目されるような登山家で、スポンサーが多数ついて、しかも書籍やTV出演といった形での収入があるレベルでなければ、登山家としてだけで生計を立てるのは難しいはずです。
それはむしろ、上記の学者になって生計を立てることより可能性としては難しいかも知れないですね。


最後にもう一つのアプローチを考えてみたいと思いますが、冒険家の定義が「未知なる場所や世界を見つけたり解明したりする人」ということであれば、宇宙開発はほぼ例外なく冒険になると思われます。

地球の衛星である月でさえも、いまだに有人探索ができたのは一回だけですし、まさに未知の世界です。

宇宙飛行士は言い方を変えれば冒険家でしょうし、宇宙開発に関係している人たちは、まさに冒険にかかわっているといえるかと思います。

ちなみにNASAで働いている人は1万8千人くらいいるそうで、日本にもNASAのJapan Officeが赤坂にあるそうです。

・・そこに入ることを目指して、まずは東大理2の合格を当面の目標とする、というのが、実は一番現実的な冒険家への道なのかも知れませんね。。
最新の偏差値情報によると、東大理2は偏差値74が目安になっておりますので、全受験者の上位1.5%に食い込むレベル・・うーむ、道険し、ですね。