幼児の時代から卒業することになります。
さて、その感慨深さを書いていたら止まらなくなるのでここには書きませんが、この6年間で、一般的な観点で最も驚いたのは「幼児を取り巻く環境は、自分が幼児だった時代と全く変わっていない」ということです。
例えばおもちゃです。
これだけ技術が進歩し、日常我々が使用するものも大きく変わっている状況なので、当然幼児のおもちゃも当時とは全く異なる、根底から違っているものになっていると思っていました。
しかし、いい意味で、何も変わっていませんでした。
積み木やブロック、手押し車といった、定番のおもちゃはもちろん、子供向けの雑誌(いまだと「テレビくん」等)の構成や付録のレベルも全く同じです。
以下のような、またがって自分の足で動かすくるまのおもちゃがうちにありますが、形やギミックはともかく、自分でまたがれるタイプのくるまのおもちゃを幼児期に持っていた人は少なくないと思います。
違いは、電子音を鳴らしたりはできなかったこと、飛行機のように変形するギミックはなかったことですが、そういった技術レベルの違いはもちろんあるとは言え、本質的にこのタイプのおもちゃから子供が学ぶものは変わらないと思います。

ひらがなを覚えるのに、おふろの壁にはるタイプの五十音表を使っていますが、これも昔と何も変わっていないと思います。昔はお風呂に貼れるものはあまりなかったかも知れませんが、本質的には同じものだと思います。

おばあちゃんが買ってくれたピアノのおもちゃも同様です。
自分も、ピアノのおもちゃをもっていました。ただ、それは半音上がった(下がった)音つまり鍵盤の黒い部分がないものだったので、あまり実際の曲を弾けませんでしたが、結構遊んだ記憶があります。

そして何と言っても、ヒーローもののおもちゃも、本質的な方向性は何も変わっていない、ということです。
うちの子が持っている、デラックス版のロボットのおもちゃは、幼児の身長の3分の2近くあって、幼児から見たら大迫力のはずです。
自分が幼児だった頃も、マジンガーZの巨大なおもちゃがあって、友達は持っていて、うらやましくてしょうがなかったものでしたが、あれは今にして思えば、今のデラックス版のロボットと同じくらいのサイズだったはずです。

もちろん、うちの子がもっとも遊んでいる、仮面ライダーの変身ベルトも、自分が子供の頃からあり、これをつけて変身のポーズをとるのが最高の瞬間であることも、全く変わっていません。

・・もちろん、おもちゃの素材がいいものになったとか、小さなおもちゃでも電子音が出るようになったとか、技術的な進歩は確実に反映されていると思いますが、本質的なおもちゃの役割りや遊ばれ方、子供が学ぶものは何も変わっていませんでした。
結局、幼児教育における「教育の幹」みたいなものは長い期間変わっておらず、かなり成熟されている世界である、ということになるかと思います。
確立された幼児教育、これも人間が長い時間をかけて積み重ねて作ってきた、歴史の賜物なのでしょうね。