モータースポーツを趣味にすると、いくらくらいお金がかかるか? | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

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日常感じた心の世界に通じることや脳の働きに関することを書きながら、PCや携帯やプログラミングなどの技術的なことなども書いていこうと思います。

先日、趣味について考えていたことを記事にし、以下のようなコメントを書きました。

・お金が必要以上にかからないこと (モータースポーツみたいな趣味ですと、初期投資額も高く、さらに湯水のようにお金がかかる、というかかけたくなると思います)

しかし上記のコメントは、モータースポーツに参加することがどのくらいお金のかかることなのか、現実的な数字を明確にせずに書いてしまったので、実際にのところどのくらいかかるものかについて、実体験を交えつつ、概算して見たいと思います。

自分の実体験というのは、それこそウン十年前に、SP125というクラスのバイクのレースの練習走行に参加していたことがありました。
SP125というのは、排気量125ccの市販車のバイクをベースに改造して参戦するクラスでした。
ちなみに生粋のレースマシンをベースに参戦するクラスはRC125というクラスでした。

SP125は公道を走れる市販車をベースに、ウインカーなどの保安部品を全部はずして、エンジンも手を入れて、おおよそ原型をとどめていないような状態にして参戦するのですが、125ccは250ccなどに比べて当然車両も安いので、参加者が多くて激戦区でした。

それで、一回の練習走行にどのくらいお金がかかるかということですが、主な費用は、スポーツ走行(練習走行)参加料、消耗部品費(主にタイヤとガソリン)、そしてサーキットまでの交通費です。
なお、サーキットで走行するためにはライセンスを取得する必要があります。これは筑波サーキットの場合、入会金6000円くらい、年会費1万円くらいでした。

スポーツ走行参加費用は、20分単位で計上され、バイクのクラスによって変わってきますがSP125で確か20分で2000円くらいだったと思います。

問題はタイヤ代で、走り方にもよりますが、スポーツ走行2、3時間でかなりボロボロになってしまったりするので、やはり3回くらいスポーツ走行に参加したら交換かな。。というペースで考えると、一回の平均コストは安くとも1万円くらいかと思います。
実際のレースへの参加を前提に、タイムを詰めるのであれば、タイヤをケチケチすることはできないので、毎回3万円強くらいかかってしまうと思います。

また、マシンには手を入れない前提と書きましたが、現実には結構頻繁にマシンをバラして、調整していかなければならず、また機械にかける負担が高いため、エンジンをはじめそこらじゅう傷んでしまうので、交換部品が毎回のようにあり、また、どうせならよりタイムの出る仕様にしたいのでよりよい部品を選びたくなるものなので・・冷静に考えるととんでもない金額になっていたりします。

さらにサーキットまでの移動手段も問題になりました。
SPクラス(市販車改造クラス)であっても、もはや公道を自走できる状態ではありませんでしたので、トランスポーター(ライトバン)が必要でした。
これをレンタカーで借りると一日5千円くらいはかかると思いますし、所有するとなると車検や税金、駐車場代も含めて大きな負担になると思います。

・・そう考えると、安く見積もっても、一日のスポーツ走行参加で4~5万はかかると思います。
それを、「趣味」というからには最低でも月に一回以上はやりたくなると思いますし、車両もすぐに傷みますのでお金がかかり、初期投資も含めてやぱり年間100万以上かかってくるかなと思われます。

また、もしも「レースにエントリーしたいな・・」などと思ってしまったら、必要経費は跳ね上がります。
そもそも予備予選を通過できるレベルに持っていくだけでも、車両には高級車が買えてしまいそうな投資が必要になり、まめにスポーツ走行に参加して練習しなければ土俵にさえ立てませんので、100万円はすぐに溶けてしまうと思います。


上記はウン十年前の話をベースに書いておりますが、今ではどうなのだろうと思い、筑波サーキットのサイトを見てみました。

すると、今では125ccクラスというのはないのですね。
250cc以上からなのだそうで、結構排気量の大きいバイクのレースが盛んなようです。

基本的にバイクも4輪車も、排気量が大きくなればなるほどお金がかかるようになりますので、今はさらにお金がかかりそうな気がします。

もちろんバイクの基本性能は昔の比ではないでしょうから、ノーマルに近い状態でもタイムは出るかも知れませんが、全体のレベルが上がっているので、今のレベルでそれなりにサーキットを走るにはやはりそれなりの出費が必要になると思います。


しかし、それでも、参加するからにはある程度のレベルまで行きたくなるのが人間の性だと思います。
スポーツ走行に参加して、「自分のペースで走ればいいや」と思って走っていると、同じベースの車両なのに別次元のスピードで消えてゆく人たちに目を奪われると思います。
そして、自分もそんな風に走ってみたいと思わずにはいられなくなったりするかと思います。
そうなってしまったら。。


ちなみに、なんで自分がウン十年前にSP125でサーキットを走ることになったのか、ですが、原因は、当時普通に購入した250ccのバイクでした。
ツーリングや軽い足として手ごろな250ccのバイクを購入したつもりだったのですが、その時購入したバイクはRGV250ガンマという、当時では公道を走る中型バイクとしてはほぼ最速のバイクを買ってしまいました。

ところが、そのバイク、普通に公道を走っていても全然アクセルを開けられないのです。
制限速度のある日本の公道では、そのバイクの性能が発揮されることはなかったのです。
それで、「このバイクで思いっきりアクセルを開けて走れる場所は、サーキットしかない」と勝手に思い込み、筑波サーキットの「ファミリー走行」に参加しました。

ところが。
サーキットでそのノーマルの250ccのバイクを走らせてみると、全然速くないのです。
SP125なんかのほうが、ずっとずっと速いのです。
今にして思えば、あれは自分が下手だったからであって、もっと練習して無駄を省いていけば、RGV250ガンマならばそこそこ様になっていたはずなのですが。。
それで、「サーキットを走るならやっぱりサーキットに合わせてチューニングしたバイクでなければダメだ」と思い込み、もっとも安価でかつ中古車としてのタマ数も多かったSP125用に手を出したのでした。

・・幸い、当時の所持金以上の投資をするほど(つまり借金をしてタイヤを買うなどの)度胸はなく、何回もサーキットに通わず終わってしまったのですが、おそらくあれが、自分がかかわってきた世界?の中で最もお金のかかる世界だったのではないかと思っています。

したがって、再びモータースポーツに参加することを趣味にすることは、たぶんもうないと思います。