実は自分は、アルコールにあまり強くありません。
特に日本酒には弱く、これまで日本酒に手を出して普通に済んだ記憶はあまりありませんでした。
しかし先日、お酒の酔い具合というのはアルコールの度数や飲酒量ばかりに依存するのではなく、どういう気持ちで飲んだかによるものであると思った出来事がありました。
その日は、平日の火曜日、しかも夜8時まで多数のミーティングに参加しており、内容的にも緊迫するものが多く、さらに言えば前の日の月曜日の夜、というか火曜日の早朝のAM1時から電話会議に参加しており、結構疲れていました。
また、ここ数か月は毎週、月・水・金は深夜1時から2時まで電話会議、木曜日は12時から電話会議があり、火曜日以外は24時間仕事のことを考え続けているような状態でした。
そのような状況の中、たまたま、夜8時のミーティングが終わった時点でエレベーターに向かうところまで一緒だった二人の方が、「軽く一杯飲んでいきませんか?」と誘ってくださり(そういうシチュエーションは基本的に皆無です)、たまたま深夜の電話会議のない火曜日だったこともあり、またその二人は自分の中では特別な二人だったので、行くことにしました。
その二人がなぜ特別か、ということですが、二人は仕事の面でも人間的にも圧倒的に各上の人たちなのですが、幸い、部署の壁を越えた形でその二人と一緒に仕事をすることが多く、日々彼らから学んでおり、大切にしたい関係であると思っているからです。
二人とも、時には夜通し仕事をせざるを得ないこともあるような忙しい人たちですが、お酒を飲む余裕はきっちり作っているようで、自分自身をあまり犠牲にしないであの激務をこなしているのもすごいところです。
それで二人ともかなり飲むようで、ビールの大ジョッキを開けた後その日のおすすめということで掲載されていた7種類くらいの日本酒を結局全部注文してしまい、全部3人で飲んだのですが、その摂取量は自分にとっては完全に許容量を超えていました。
しかしながら、その二人との話は最高に楽しいものでした。
また、多分3人の会話量はちょうど同じくらいで、とてもバランスのいい会話だったと思います。
仕事の話や家族の話といったオーソドックスなところから始まって、どうやって英語を学んだのかとか、どうやってプログラミングを学んだのかといった話も大いに盛り上がり、はたまた古いPCの話やバンドの話など、自分のツボである話も盛り上がり、時計も見ないで話し続けて気が付いたらラストオーダー、という感じでした。
あまりに話が楽しかったので、どんどん出てくる日本酒を止める気持ちにもならず、同じようなペースで飲んでいたので、「ああ、これは後でまずいかも・・」と最初は思っていたのですが、時間がたっても全然気持ち悪くならないし(いつも日本酒を数杯飲むと、まず気持ち悪くなり、立てない感じになります)、思考が鈍くなる感覚もなく、普通に飲み続けられました。
その後1時間強の通勤電車でずっと立っていても酔いが回ることもなく、また二日酔いになることもなく、普通に翌日の仕事に臨むことができたのでした。
その様子を見ていたカミさんが「いいお酒を飲んだんだね」と言ってくれていましたが、まさしくそうだったのだと思います。
いいお酒とはつまり、心も体も喜ぶようなお酒であり、それはアルコールの度数や摂取量とは必ずしも比例しない、一緒に飲んだメンバーや環境、そしてその時の自分の気持ちなどに依存する部分が大きいのでしょうね。