先週末、World Cupの日本 vs コートジボワール戦についてコメントしようと思ったのですが、書くことができませんでした。
試合の結果に対して必要以上に落ち込んでいたからです。
本来であれば、何もそこまで落ち込むこともないはずだったのですが、実は当日は東京ドームへ出向き、Public viewで3万人のサポーターの皆さんと一緒に試合の様子を見ました。
さすがに3万人もの人が同じ思いでその場にいると、たとえ本当の試合は異国で行われていたとしても、見ている人達の「気」が作り出す空気というのは相当なものでした。
そういう高揚した空気の中で試合を見て、もしも日本が勝ったのであれば、きっと3万人の作り出すプラスのエネルギーを受けて、充実した気持ちで帰り、翌週も気分よく過ごすことができたことと思います。
しかし、残念な内容・結果に終わってしまったため、3万人分のガッカリ感を体中で受けてしまい、別に自分に直接何か悪いことが起きたわけでもないのに、悲壮感でいっぱいになってしまったのでした。
これがもし、普通に家でTVで観戦していたのであれば、もちろん試合が終わってがっかりはしたと思いますが、そこまで悲壮感でいっぱいにはならなかったのではないかと思います。
試合後は、我々を含めて結構多くの人がそのまま後楽園に流れて、遊んでいったのですが、きっと日本が勝っていたならば、自分を含めて人々の財布のひもはゆるくなり、「勝利祝い」の名義のもとにワンランク上のランチを食べたり、お土産を買ったりと、たくさんのお金が動いたはずだったと思います。
しかし負けた試合を見た後に、いつも以上に出費をする気分にはなれず、せっかくの遊園地でもそれほど遊ばずに帰ってきました。
おそらくその日の後楽園周辺の売り上げは、日本が勝利していたなら実際の当日の売り上げの倍くらいにはなっていたことと思われます。
「サッカーで作物が育つわけではないし、産業が発達するわけでもない。娯楽の延長に過ぎない」という意見を言う人もいますし、それは決して間違ってはいないと思います。
それでもやはり、人間が充実した気持ちになって、日々の生活を楽しみ、また自分の仕事に打ち込む気力を持つといった、気や魂のレベルでの充足のために、こういった世界最高峰のプレーを見て、ボールの行方に一喜一憂して、自国の勝利を喜んで、また明日からのそれぞれの挑戦に向けての活力とする、という流れは悪くないのではないかと思います。
だからやっぱり、日本代表の選手たちには、自分たちの持ち味を十分に出しきって、悔いのない戦いをして、そしてやはり結果につなげて欲しいところです。
そうすることで、見ている我々の活力を作り出すきっかけとなり、「気力」や「充実感」の観点から、生活や産業を振興することにもつながるのだと思います。