父は実家(田舎)で一人暮らしをしていました。
一人暮らしにはちょっと広すぎる、7DK? に住んでいました。
もともとは40年ほど前に父が購入した建て売りの戸建て住宅で、当時は平屋の3DKでしたが後に2階を増設し、2階に4部屋作ったため7DKとなったのした。
現在の状態は、40年間特にリフォーム等もしていなかったのでかなり古くなっていました。
トイレが汲み取り式ということもあり、そのまま他人に貸したり、売りに出したりといったことはかなり難しいと思われる状態です。
なお、自分には兄弟はおらず、母も3年半前に他界しているため、その家は自動的に自分の名義に変更しなければならないことになっており、現在も行政書士に依頼して名義変更の手続き中です。
しかしながら自分は既にマンションを購入しており、また自分の将来の人生の方向性についていくつかの可能性を検討しても、その家に住むことはほぼ選択肢にはない状態です。
したがって、以前は、もしもこの先父が亡くなって住む人がいなくなったら、なるべく早く家を取り壊して土地として売るのが最も無難な選択肢だと思っていました。
もしもその家を維持し続ける場合、まず固定資産税を負担しなければなりませんし(田舎とはいえ意外と安くありません)、電気・ガス・水道は使えるようにしておく必要がありますから、その基本料金は毎月負担することになります。
そして時々は掃除などのために訪れる必要があるでしょうから、その交通費だけでも一回で数万円になります。
そう考えると、ざっくり年間10万円前後の負担になると思われるため、無計画に維持し続けるべきではないと考えられます。
しかしながら、実際に今回のように自分が家を相続しなければならなくなってみると、、事はそう簡単ではありません。
お坊様もおっしゃっていましたが、「家」のように人間の生活の拠点になる場所には、やはり人間の思い入れのようなものが詰まっているため、取り壊したりする際には必ず供養を行うべきであるということでした。
お坊様のおっしゃる宗教観を100%鵜呑みにしなかったとしても、「家」という存在に人間の思いがしみつくといったことはやはり少なからずあるのではないかと思います。
そしてなにより、「その家に住んでいた両親が二人ともいなくなってしまった、さあ物理的に不要になったから即処分しよう」というような機械的な考え方で、両親の思い出の詰まった建築物を取り壊してしまうことに対して抵抗感があります。
また、最近知ったのですが、うちのその実家の手前にある家も、以前はおばあさんが一人暮らしをしていたのですが、既に10年以上前に亡くなっており、今は誰も住んでいないのですが、その家を相続した息子さんがいまだに取り壊す気になれず、年に何回かきている状態なのだそうです。
今の考えとしては、父の三回忌(二年後)までは家を維持しようと思っています。
三回忌までは、法事の際に親戚のみなさんに集まっていただく拠点としても家が残っていた方がいいでしょうし、父もきっと三回忌くらいまではせめて家を残してほしいと思っているような気がします。
三回忌が終わったところで、再度家をどうするかしっかり検討するということで、しばらくは対応したいと思います。