父の直接の死因は「尿毒症」と診断されました。
これは、腎臓の機能が低下することで血液内の毒素を尿にして外に出すことが困難になる症状のようです。
父は、何年か前から腎臓の機能が弱くなっているという診断を受けており、今年中には人工透析を開始しなくてはならないだろうということで医師と話を進めていました。
自分も一度、医師が家族と直接話をしておきたいといわれて、父と一緒に病院で話を聞いたことがありました。今年の5月くらいの話でした。
ただもちろん、それですぐに死に至るほど悪かったわけではなく、そろそろ人工透析を開始できるように手首の血管を太くするなどの手術を始めましょうか、という相談を医師としていた状況でした。
実際の生活も、少なくとも周囲から見る限り全く今までと変わらず普通に生活しており、亡くなるわずか一週間前に携帯電話のバッテリーを新品に交換していたくらいですから、本人もまさか自分が間もなくあの世へ行くとは全く思っていなかったはずです。
それではどうして家で自分では起き上がれない状態で倒れていたのか、ということですが、その日はひどく暑い日で、10月にもかかわらずまるで真夏のような暑さの日でした。
緊急入院して最初に医師から受けた説明では「極度の脱水症状が確認できる」ということでしたので、倒れた直接の原因は脱水だった可能性が高いと思われます。
脱水状態を改善するためにすぐに点滴が始まり、そのときは少し元気になったように見えたのですが、そのとき上記の腎臓の機能の低下により体の対応力が著しく低下していたようです。
その段階では血圧が上80くらいしかなかったため、血液を綺麗にするといった対処ができないので、昇圧剤で血圧をあげたりといった調整を試みてもらいましたが、結局そういった調整に体力がついてこない状態となってしまいました。
その後、白血球の数が極端に少なくなり、免疫力が著しく落ちたところで一気に容体が悪くなっていったのですが、医師の話では抵抗力が弱まっているところに感染症を併発した可能性が高いとのことでした。
そのあとは先の記事にも書いたようにどんどん血圧が下がり、上50台となって、呼吸もどんどん弱くなり、見ている数時間の間に意識のあった状態から危篤、心肺停止となってしまいました。
一般的に「尿毒症」という病気で直接死に至るというように認識されることは少ないように思います。自分も父のことがあるまでは、直接死に至る病気だとは思っていませんでした。
しかしながら、やはり人間は血液で栄養を運んだり毒素を腎臓に回して排出したりすることで生きていますので、血液から毒素を出すことができないのは死に至る問題と考えるべきでした。