実に15年以上まともにバットを握っていなかったのですが、ある程度は打てると思っていました。
実はバッティングマシンでのバッティングにだけは、自信がありました。
小学生のころからバッティングセンターに通っており、「ハイスピード」(軟球で130km/h程度)でも普通にミートさせることができていました。
・・なぜ小学生の頃からハイスピードでも対応できていたのか、それは「それしか選択肢がない」という状況が作り出してくれた偶然によるものでした。
そもそも自分が小学生の頃は、周囲はまさに「猫も杓子も野球」といった状態でした。
男子は全員野球チームに所属し、昼休みはソフトか野球、通学時にはみんなグローブをつけて通学するような状況でした。
そんな状況の中、小学3年生の頃、近所にバッティングセンターができました。
当然、周囲の男子はみんなそこに行くようになりました。「バッティングセンターに行かない」ということは「クラスの仲間に所属しない」と宣言するに等しい状態でしたから、当然自分も行きました。
ところが自分の場合はバッティングセンターでバッティングをするには圧倒的に不利な状態でした。
なぜなら、自分は左打ちなのですが、バッティングセンターに行くと大抵どこでもそうなのですが、左打ち用の場所があまりないのです。あったとしてもだいたいハイスピードとかスピードボールとか、そんな選択肢しかないことが多いのが実情です。
そのころ通っていたバッティングセンターもまさにそのパターンで、左用の場所は一つしかなく、そこが「ハイスピード」だけしか対応していなかったのです。
小学3年生に、そんな速い球が打てるはずはありませんでした。打てないどころか、完全に目で追うことも困難でした。
しかし選択肢がそれしかないということで、行くたびに2回くらい(一回20球くらいだったと思います)挑戦し、扇風機のように空回りする日々を送っていました。
一緒に行っていた友達は皆右打ちだったので、スロースピードとかハーフスピードで楽しそうに打っていました。
それは非常につらい日々でした。
しかし、そうやって数か月もハイスピードボールの横でバットを振っていると、さすがに慣れてくるものです。
少しずつ当たるようになってきて、だんだんタイミングの取り方がわかるようになってきました。
そうなると今度は楽しくて、自分から積極的に「今日も行こうよ!」と友達を誘ってバッティングセンターに行くようになっていきました。
さらに、そうしてハイスピードのボールに慣れてくると、実際に小学生のソフトボール大会などで小学生が投げるボールを狙い通りに打つのはそれほど難しいことではなくなっていました。
・・そんな経験から、少なくともバッティングセンターでのバッティングに関してだけは、そこそこ打てる自信があったのでした。
さて、やっと本題に帰るのですが(笑)、先日バッティングセンターで打つ機会を得て、当然自分は打てる、と思って左打席に入りました。最初の1~2球は目慣らしが必要だとしても、すぐに順応できると思ったのです。
ところが。
まったく打てませんでした。
タイミングが全然合いませんでした。
正直、ショックを受けました。
自分の脳の中で「自分の体はこのくらい動く」と思っているレベルと、実際の自分の現在の身体能力との間には、かなりのギャップがあるのでしょう。
しかし、脳を鍛えるためには体を動かすことで効果が上がることが多いと言われています。
脳科学の茂木先生などもそのようにおっしゃっていますが、これは体の各部位と、脳とが密接につながっており、体をイメージ通りに動かそうとトレーニングすることで、直接脳に対して刺激を与えることができるからだと言われています。
だから、脳を鍛えるためにも、もう少し体を鍛えなおす必要があると思いました。
そこで、今年の自分の誕生日のプレゼントにうちのカミさんが買ってくれたものは・・

金属バットでした。
これを使ってまずは素振りから、鍛えなおしたいと思います。