例えばマジンガーZとか、コンバトラーVとか、ライディーンとか、それまでのロボットもののアニメというのはストーリーが非常に単純で、地球を侵略してくる悪の手から守るために「正義の味方」というフレコミでかっこいいロボットが登場し、悪者を蹴散らすというものだったと思います。
ところが、ガンダムのストーリーというのは、実はただぼんやりTVを見ているだけでは、大人であっても本当には理解できないような複雑なものになっています。
そもそもガンダムの世界観の中では、「正義の味方」とか「悪いやつら」とか、そういう次元の争いではなく、今の地球上であっても実際に起きている「独立戦争」に近いものが物語のベースになっているかと思います。
ストーリーの中で主人公は連邦軍側にいるため、そちらが物語の主導権を握ってはいるものの、実際に人気のある登場人物やモビルスーツはむしろジオン公国側の方が多いような気がします(たぶん登場人物の一番人気はジオン公国側のシャア・アズナブルでしょう)が、それも「どちらが正しいというわけではない」という前提に起因しているかと思います。
したがって、ガンダムのストーリーは、遠い将来似たようなことが現実に起こったとしても不思議ではないようなリアリティを持っているように思います。
そのような状況から、ガンプラに対して土で汚れたような塗装をしたり、塗装が剥げたような塗装をしたりするとより現実的なイメージが強くなるのだと思います。たぶん、マジンガーZなどのプラモデルにそのような塗装をしても、あまりしっくりこないのではないかと思います。
しかし。
今回完成させたこのZガンダムは(あれ、いつの間に作ったんだろう・・・)、ヨゴシ塗装が似合わないような気がしてなりません。


この1/144サイズのZガンダムは、プラモデルとしては本当によく設計されており、ひとつひとつのパーツを組み合わせるたびに、その精度の高さやギミックに感心してしまうのですが、完成させてみると実に「おもちゃ」っぽいですね。。
ただ、それはこのプラモデルが問題なわけではなく、おそらくそもそもZガンダムというもの自体、それまでのモビルスーツと違って「非現実的」な存在だから のような気がするのです。
それまでのモビルスーツは、あまり無駄がない、戦闘機・偵察機として意味のあるデザインであるものが多かったような気がしますが、Zガンダム以上は「いくらなんでもカラフルすぎ」なような気がします。
なので、今、これをヨゴシ塗装するかどうか迷っています・・・
もう一つ、Zガンダムは変形して戦闘機の形になるわけですが、このプラモデルはその変形までしっかり再現できます。
実はそのことがすごく楽しみで、早く完成させてその変形を楽しみたいと思っていました。
それもZガンダムを作ってみたかった一つの大きな理由でした。
「変形」というギミック自体、非現実的だと思いますし、上記の「ガンダムストーリーの魅力」からは矛盾していると思いますが、なんだかんだと言ってもこういうものが好きなのです(笑)
しかし、この変形をするには、いったん手足などをボディから外して、別のパーツなども別途つけて、やっとの思いで戦闘機になります。
・・・ここは、取り外しなしで変形できて欲しかったところですね。(物理的に不可能なのかも知れませんが)
